昨年末、12月27日の夜行に乗って、3泊2日弾丸一人旅を敢行しましたin新潟!
事の始まりは去年のクリスマス、九星気学に明るい父の知人に会ったこと。今後の星回りと運勢について伺ったんです。恋愛とか結婚とか仕事とか、色々なこと教えていただいたんだけれども、最後に「あ、そうだよ、旅行行っておいで…!」と唐突に言われたの。「すぐ行ける?」というから、「あぁ、行けますよ、じゃぁ1月とか2月とかかな?」って返答したら、「うん、年末に行こう…!」というわけ。どーん…!(年内って、今日12月25日じゃないの、しかも明日と明後日はアストラさんでお仕事って決まってるから、実質4日しかないじゃん年内!!!)と、驚くよりもきょとんとしてしまった私。
旅における約束事は二2つ。
1. 自宅から北に方位を取り、さらに北の正中線から左右7度ずつ、計14度の範囲内に行くこと
2. 温泉に入りながら雪を観て、頭を冷やすこと
引越ではなく短期的に良い方位に行くことは、祐気取りと言うみたいですね。いずれにせよ、自分にとって良い方位に赴き、良い気を身にまとって来るのが目的みたい。
その方位に行って、頭を冷やしてよく考えてこい、というお達しなのでした。
ちなみに、方位取りでの吉方の開きは、通常30度あるようですが、今回は14度と指定されました。その方がより良い気を取り入れられるのかしら。
それからすぐに、「行かなきゃ!!!」と準備開始ですよ!といっても、まずはその範囲に当てはまる場所を探さなきゃ行けないわけ。ここで活躍するのが「方位チェッカー」。自宅の位置を設定しておくと、目的地が自宅からどの方角の何度に位置するか、一発で教えてくれるんです!すごい!
まず始めに考えたのは、栃木は日光のあたり。中禅寺湖とかあってね。東照宮とかね。いいじゃんいいじゃん、と温泉を調べていると、今度は群馬の栃木寄り県境辺りもOKらしい。あらあら、それもいいじゃないと温泉を調べてたんだけど、方位取りでは、遠ければ遠いほど、期間も長ければ長いほどいいらしく、それじゃ、新潟に行っちゃおう!ということで、新潟に決定。早速夜行列車を予約。ムーンライトえちご!新宿発!
…これが、26日のこと。
27日、アストラ大掃除の日(28日が年内最後の「可燃ゴミ」の回収日だったからなんだけど、私はカレンダーに堂々と「可焼ゴミ」と書きました。奥山さんと奥津さんが大爆笑してた。どーん!)。新潟歴4年という輝かしい経歴を持つ社員さんに、新潟名所・名物を、バッチリ教えていただいて、電車の出る新宿へ。GAPに立ち寄り、半額のさらに20%オフでダウンコート(ロング)をゲットし、ついに23:20、ムーンライトえちごは、新潟に向けて旅だったのでありました。
ここからは正直いろんな事がありすぎて、何を話して良いのやら…。と、いうことで、時系列を追って箇条書きでいきます。ブログなのに…。笑 書きたくなったらつらつら書きます!
【12月28日/1日目】
1. 新潟駅到着 5:00am前
2. することがないのでとりあえず待合室にて待機
3. からの、万代橋(奥山さんのオススメ!)
早朝6時の万代橋。この後日本海に向かって、しばらく海沿いをお散歩しました。
4. タリーズでほっこり、のち、観光協会を訪ねる am9:00
5. 観光協会窓口で、地図を見ながら行き先検討。候補地は「五頭温泉」「月岡温泉」「きりん山温泉」!
※ ちなみにそれぞれの温泉地は、北の中心から五頭温泉→約359度、月岡温泉→約360度、きりん山温泉→約3度でばっちり!
でも、きりん山温泉はなぜか最初「14度」と出たので、まずは五頭温泉か月岡に向かおうと思って、とりあえず電車に。降りたい駅で降りたらいいやということで出発。観光協会の皆様、今更ですがありがとうございました。「や、そこは北の正中線から14度でダメなんですよ」とかわけ分からなかったですよね…笑。
6. なんとなく水原駅に到着。何もない!バスもない!温泉まで歩いたら2時間くらい!どうしよう!
7. とここで、1日3本、4時間に1本しかないバスが奇跡的に私を迎えに来る。バスは雪原の新潟(大袈裟)を、がたごとがたごと走っていくのでした。ちなみにこの後、ビックリするようなミラクルが連発します。笑
8. 杉村温泉(五頭温泉の一つ)に到着。バスの運転手さんの善意で、一緒に乗っていたおじちゃんに温泉まで連れて行ってもらう。道中、おじいちゃんおばあちゃんが沢山乗ってきたんだけど、皆さん温泉に行くみたいですね。3ヵ所あって、皆それぞれの所で降りていった。温泉まで道案内してくれたおじちゃんは、別れ際に「帰りのバスは12:50だから」と教えてくれた。
9. 温泉に浸かる。久々の温泉。ふふん。
10. 杉村温泉に残ろうか迷ったけど、とりあえずおじちゃんが教えてくれたとおり12:50にバス停に行ったら、なんとビックリ、次のバスは4時間後だった!(ここまでは、もっとバスが沢山は知っていると思っていた)
11. おじちゃんたちと話ながら水原駅まで戻る。次の目的地を考えていたら、月岡に行くには電車をあと3時間待たなきゃ行けない…!ということで、方位が違ってもいいやきりん山行っちゃえ!という結論に。きりん山温泉のある津川駅までに1度乗り換えがあるんだけど、会津若松方面津川行きの電車も1時間に1本以下しかなくて、下手すると数時間乗り換えに時間がかかるんだけど、奇跡的に「乗り換え時間4分」だった!
12. 津川駅到着後、電車の中で目星を付けておいた「雪つばきの宿 古澤屋」に電話を掛ける(車中では電話をかけなかった律儀な私)。女性一人、当日宿泊OK!とのことで、お迎えの車を待つ。
雪の津川駅。標高は100mくらいだけど、山間にあるので新潟市近辺に比べて雪が深かった
13. 温泉到着!…これがまた、古いんです。建物が。お話を伺うと、創業は昭和10年とのこと。くるっとまわすドアノブに、立て付けの悪いドアを見たら、(あらあら大丈夫なのかしら…)と心配になりました。
14. が、部屋の窓からの眺望は見事!まずは一人でほっこり。
目の前を流れるのは阿賀野川。眼前に広がる山々は・・・きりん山ではないみたいでした。笑
15. からの、お風呂!想像を裏切り、お風呂は新しくてキレイ、眺めも最高、泉質も素晴らしく、言うことなしでした!!!
16. 一人で部屋食。これがまたすばらしくて、出てくるものが全部美味しい。飾り付けも見事で、地元のもの、季節のものをしっかり取り合わせ、目も耳も舌も飽きることなく、素敵なお食事を頂きました。特に、自然薯を入れた猪豚の豆乳鍋と、あんきも・鯛の豆腐は絶品だった!ちなみに、旅館の仲居さんは私服ですが、とても丁寧で、行き届いたおもてなしをしてくださって、最高でした。
17. 一眠りして、再度お風呂へ。阿賀野川の水音をBGMに、雪化粧した対岸を見ながら一人物思いに耽りましたとさ。
18. 就寝 0:00am
【12月29日/2日目】
1. 2時、4時、6時とそれぞれ目を覚ましつつ、7時に起床。雪見障子を上げ、窓の外を見ると、そこには朝焼けで淡い朱に染められた山々が。朝からうっとり。
2. ほっこり温泉タイム。広い浴槽を一人占めし、朝食の出る8時ぎりぎりまで、身体を温めました。
3. 食堂にて朝食。これがまた美味しい。朴葉にのった鯖を炭火で焼いてみそを付けていただいたり、厚揚げを炭火で炙ったり、他にも美味しいご飯でまったり朝食を。お腹一杯になったところで、杏仁豆腐を食べてコーヒーを頂きました。
4. 10時のcheck outぎりぎりまで、窓際に座って窓を全開にして、川のせせらぎを聴きながら雄大な山を堪能。始めにお部屋に入ったときは、そんなに良い山だとは思わなかったのに、ここに来て名残惜しくて名残惜しくてたまらなくなった。本当に素晴らしい眺望だった。当日予約だったのにもかかわらず良いお部屋に通していただいて、感謝感謝。
5. 10時半発の電車に乗るべく、車で津川駅まで送っていただく。ありがとう雪つばきの宿。最高だったぜ。
※実は昨日発見したのだけれど、『雪つばきの宿 古澤屋』は、じゃらんnet 口コミ評価、総合4.8(五つ星満点)で、どこをとっても4.7以下の評価がなかった。40件の口コミも全て読んだけど、まさにその通りですと言わんばかりでした。素晴らしい宿に出会えたことに感謝。ご縁に導かれたのでしょう。あり難やあり難や。
6. 新潟駅へ向けて出発。常磐西線は途中まで阿賀野川に沿って進むのだけれども、それがまた絶景。寒さも忘れて窓を開け、景色を眺めながら帰りました。途中で雪が降ったりして。
鉄橋からぱしゃり。
7. 新潟駅に到着!ただいま新潟!これが、だいたい12時の出来事。さて、ここで問題が。…そう、やることがない!!!!!
今回の旅では、ゆっくり本を読むのも良いなぁと思って、鈴木大拙先生の『禅と日本文化』と世阿弥の『花伝書』を持っていたのだけど、東京にいる時みたいにスタバでずーっと本を読むのはあまりにもったいない…!
8. そんなことを考えながら待合室で考え事をしていると、目の前のホームに電車が。行き先は新発田(月岡に行くなら新発田経由)。あ、良いじゃん、行っちゃえー!ということで、乗車。
9. 奇跡の乗り継ぎ時間0分で、無事月岡駅に到着。…え、何もない?
見たところ何もない。どれくらい行けばどこにたどり着くのか分からない
10. 月岡温泉郷につくまで約4.5㎞、雨の降る雪道を1時間以上歩いたのでした。どどーん。でも、実は歩いている間が私らしくて一番楽しかった!行き当たりばったり、死ななければ何とかなる!とりあえず行ってみて、行ってから考えよう!という、いつものパターンでした。海外でもそんな感じだった私です。
11. お金をおろしに立ち寄ったコンビニの目の前が、月岡温泉観光協会!立ち寄り湯を教えていただいて、まったりお風呂に。
12. 露天風呂にぽちゃり。偶然であった86歳のおばあちゃんとお話ししながら、体の芯まで温まりました。
13. 帰りはバスに乗って新発田まで!そこから電車で新潟にGO!
14. 旅のクライマックスは、河竹鮨!奥山さんオススメのお寿司屋さんです!
まずは白子を食べながら〆張をくいっと。大将に「南蛮えびを入れて、2000円くらいで握ってください!」と言ったら…!ほっぺた落ちるって!父の実家が魚屋なので魚にはうるさい私ですが、本当に美味しかったです。オススメ!最高!
おいしかった・・・この後、ズワイガニの蟹ミソと卵焼きがやってくる
その後、なまこ酢を頂き、さらに偶然一緒になったおじちゃんたちに、焼酎のお湯わりとお刺身の盛り合わせをご馳走になりました!
15. 23時ちょうど発の夜行バスに乗り、一路東京へ。この夜行バス、たったの1900円!
行く度のミラクルに助けられ、思い出深い素敵な新潟一人旅でした。それぞれの場所が魅力的だったのみならず、色々な場所で出会った人たちがとても素敵で、感動の連続でした。人生の先輩たちに教えていただけたことも多く、2012年も頑張ろう!と気持ちを新たにしました。
特に、古澤屋でお世話になった仲居の伊藤さんのおもてなし、お寿司屋さんでお造りをご馳走してくださったおじちゃんのお話は、心にしみいりました。まさに一期一会!まだまだ未熟者の私ですが、これからも頑張ります!
ということで、新年から乱筆長文にて失礼いたしました。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします!
〈雨宮〉
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