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2013年5月29日 (水)

今日!鈴木宗男さん講演会、渋谷区立勤労福祉会館にて

2013年5月29日(水)、渋谷区立勤労福祉会館にて

鈴木宗男さんの講演会

「3年3ヵ月の民主党政権の総括と

安倍・自民党政権のゆくえ」

が、開催されます。

以下、主催のマスコミ市民フォーラムHPより転載です。

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鈴木 宗男さん講演会

3年3ヶ月の民主党政権の総括と

安倍・自民党政権のゆくえ

2013年5月29日(水)
PM6:30~8:30
渋谷区立勤労福祉会館
資料代1000円

主催:NPO法人マスコミ市民フォーラム

会場の座席数に限りがございますので参加御希望の方は
下記へご連絡下さい。

TEL: 03-3497-8333 FAX: 03-5414-5382

MAIL: masukomi-shimin@nifty.com

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2013年5月28日 (火)

明日!鈴木宗男さん講演会、渋谷区立勤労福祉会館にて

2013年5月29日(水)、渋谷区立勤労福祉会館にて

鈴木宗男さんの講演会

「3年3ヵ月の民主党政権の総括と

安倍・自民党政権のゆくえ」

が、開催されます。

以下、主催のマスコミ市民フォーラムHPより転載です。

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鈴木 宗男さん講演会

3年3ヶ月の民主党政権の総括と

安倍・自民党政権のゆくえ

2013年5月29日(水)
PM6:30~8:30
渋谷区立勤労福祉会館
資料代1000円

主催:NPO法人マスコミ市民フォーラム

会場の座席数に限りがございますので参加御希望の方は
下記へご連絡下さい。

TEL: 03-3497-8333 FAX: 03-5414-5382

MAIL: masukomi-shimin@nifty.com

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2011年5月22日 (日)

原発事故を予言した『原発暴走列島』

5月14日付『東奥日報』の「天地人」欄で「話題の『予言の書』」として鎌田慧著『原発暴走列島』が紹介された(http://www.toonippo.co.jp/tenchijin/ten2011/ten20110514.html

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2011年4月14日 (木)

鎌田慧の現代を斬る/第149回 新刊『原発暴走列島』ダイジェスト

 2011年3月11日に発生した東日本大震災は、およそ3万人の死者と行方不明者をだし、一時は40万人を超える避難民を生みだした。歴史に残る大災害となったのだが、自然災害だけで済まない、「原発震災」だった。
 マグニチュード9.0の巨大地震は、38メートル以上の大津波を引き起こし、東北を中心とする太平洋岸の原発を直撃、とりわけ東京電力福島第一原発の4基に壊滅的なダメージをあたえた。津波によって、外部電源が遮断される「全交流電源喪失(ステーション・ブラックアウト)」の非常事態となり、緊急炉心冷却システムが不能となった。
 幸いなことに、5号炉、6号炉は、地震前から定期点検で停止中だった。

 1号炉、3号炉、2号炉とあたかも時限爆弾のように、日を置いて原子炉建屋が、水素爆発によって破壊され、鉄骨がむき出しになった。4月1日現在、1~3号炉は、原子炉、使用済み核燃料プールともに外部からの大量注水によって、辛うじて冷却がつづけられ、どうにか過熱が抑えられており、定期点検中のため核燃料棒が原子炉内になかった4号炉も貯蔵プールに大量の水を注いで燃料棒の過熱を防いでいる状態だ。
 つまり、4基同時に空中および海中に、高濃度の放射性物質を垂れ流す最悪のシナリオが、現在も進行中である。

 とくに1~3号炉の状態がひどい。1、3号炉は燃料棒は水から露出して溶融した疑いが強く、2号炉にいたっては炉心が熱で溶け出す炉心溶融が起きているようだ。原子炉圧力容器、その外側の格納容器、遮蔽壁、分厚いコンクリート壁の建屋の防護があっても、放射性物質が外界へ洩れ出して、地下水、海水、大気を高濃度に汚染しつづけている。米・スリーマイル島事故以上、旧ソ連・チェルノブイリ事故に匹敵する大事故である。

 3月30日、東京電力の勝俣恒久会長は、事故後、病気で倒れた清水正孝社長に代わって記者会見をおこない、1~4号機を廃炉にすると発表した。回収不能な放射能だけを残す、最悪の撤退である。

●すべては想定内

 東京電力など、電力会社にちかい原発推進派の御用学者たちは、福島原発の事故について「想定外だ」と開き直っている。想定外の津波によって非常用ディーゼル発電機が水没し、想定外にすべての冷却系の電源を失ったと。しかし、これがウソでしかない。
 反原発の常識となっていたのは、津波の引き起こす引き潮によって、取水口から水が入らなくなり、緊急炉心冷却装置が機能しなくなる、という不安である。ところが電力会社は、「安全だ」の一本槍で検討さえしなかった。

 福島第一原発とおなじゼネラル・エレクトリック(GE)の沸騰水型原子炉について、すでに30年前から、米国の研究機関、オークリッジ国立研究所が、すべての電源が失われたケースをシミュレーションしていたことを、3月31日の朝日新聞があきらかにしている。非常用バッテリーの使用可能時間こそ2時間ほど短いが、この想定では8時間後に「核燃料が露出」、10時間後に「燃料棒が溶けはじめ」、13時間半後には「格納容器損傷」となる。福島原発では、全交流電源喪失から24時間後に水素爆発が起こっていた。
 この記事には、原子力安全研究協会の松浦祥次郎理事長(元原子力安全委員長)の「何もかもダメになるといった状況は考えなくてもいいという暗黙の了解があった。隕石の直撃など、何でもかんでも対応できるかと言ったらそれは無理だ」とひらき直ったコメントが付されている。
 米国でおこなわれるシミュレーションさえ、隕石の直撃とおなじ程度の「想定」だった。この程度の「科学性」で「フェイルセーフで何重もの安全策を講じているから絶対に安全だ」と強弁してきたのだ。

 高濃度の汚染水が原子炉から吹き出し海への汚染が深刻化している。これも予想されていたことだ。原発内にはパイプが何キロとはしっている。地震で揺さぶられた配管すべてが健全だとは考えられない。地震による配管の破損は、技術者がずっと指摘しつづけてきたことだ。
 原子炉を冷やしつづけるために、大量の水をかけたため、高濃度の放射性廃棄物に汚染された水が屋内ばかりか、屋外にあふれ、ついにそれを放出することにした。海洋汚染が現実化した。

●労働者の被曝に支えられている原発

 3月24日、3人の労働者が高濃度に汚染された地下水の中で作業していて、水たまりで被曝したと報じられた。長靴を履かされていなかった。原発は労働者の被曝によって成立している産業である。事故があってもなくても、定期点検や炉心のメンテナンスなどで、大量の労働者が被曝していく。原発イコール被曝なのだ。被曝が原因でガンや白血病などに冒され、病気に斃れたり、死んでいった人たちの遺族が、たまに裁判を起こすが、因果関係がハッキリしない、と拒絶され、労災の認定すらされない。63年から原子力発電がおこなわれているのに、労災認定されたのは、これまで10人程度という少なさである。

 原発の労働環境は、きわめて差別的なことでも知られている。東京電力のエリート社員がいて、その下にIHIや東芝などのプラントメーカーが控える。その下の「協力会社」の労働者たちが、危険な末端仕事をすべて請け負っている。
 震災での被曝では、アラームが鳴ったのに、故障だと思って仕事をつづけていたとして問題になった。しかしアラームを無視するのは日常茶飯事である。個人線量計を付けていたら仕事にならないからと外す人も少なくない。だからこそ、人数分の線量計が揃っていなくても問題にならなかったのである。
 たまたま事故があったから記事になったが、原発の労働者はそうした劣悪な労働環境にずっと置かれてきた。そのあまりのひどさに、原発を辞めたあと、反対運動をはじめる人がでるようになって、内部の労働者の状況が少しずつわかるようになってきた。

 かつては名簿にない労働者が働いていたり、名前を変えて被曝線量に関係なく働いたりと、健康管理の甘さがなん度も問題になっている。原発労働者は被曝線量が多くなって管理区域内に入れなくなれば仕事を失う。だから生活のために被曝を許容してきた。
 福島の事故で労働者の被曝の上限を100ミリシーベルトから250ミリシーベルトにいきなり引き上げた。前は危険だといっておいて、今度は許容する。生身の人間が被曝する、という生命の重みがいっさい感じられない数字の操作だ。
 労働者の被曝線量を調べると、社員の数値が減っているのがわかる。また被曝労働者はどんどん増えている。これは老朽化にともなう大型機器の交換やひび割れの検査、ボルト替えなどが、頻繁におこなわれているからだ。

 11年4月現在、原発の暴発を防ぐために、必死で働いている下請労働者が英雄化され、国中が「頑張れ、頑張れ」と応援している。自分たちの健康のために、犠牲になる。特攻隊の論理だが、しかし彼らの将来の健康はどうなるのか。彼らも家族をかかえた父親であったり、将来性のある若者だったりする。原発がなければ被曝することなく、健康に生きられる人たちなのだ。

●地獄へ行く感じ

 ここで76年夏に取材し、『ガラスの檻の中で』(国際商業出版)として出版した福島第一原発のルポルタージュの一部を抜粋しておきたい。
 事故の隠蔽、労働者の被曝、障がい児の出産、原発周辺の汚染など、炉心溶融事故に至るまで、福島第一原発は、あらゆる矛盾を隠して操業しつづけてきた。その東電の体質は、このときから35年たっても、変わっていない。
 この報告を読んで下されば、どうして東電が福島原発のような大事故を引き起こしたのかわかるはずだ。また、なるべく事実を隠蔽し、住民の安全を考えることなく、自らは安全な場所で経済的な利益を追求する会社の姿勢も理解してもらえる、と思う。東電のどうしようもなさはそのころからのことである。

 ―― ※ ―― ※ ―― ※ ―― ※ ―― 

 科学技術の枠をつくして建造されているはずの原発が、それほど簡単に放射線を漏出するものだろうか。中で働いたことのある人たちと話してみても、信じられないような話ばかり続くのだ。いま、浪江町に建設が予定されている東北電力の原発に反対している、棚塩原発反対同盟の舛倉隆委員長は、72年9月に9日間ほど第1号炉で働いたことがある。
     ※     ※
「自然にも放射能があるというけど衣服にはつかないだろう。中で働いていると作業衣について、ポケット線量計が反応するし、床にもずいぶんたまっているんだ。坐り込んだりすると、メーターがふっきれるほど反応するんだ。便所へ行くんだっていちいち着換えて手と足を突っこむ測定器で測って、それから100メートルも離れたところまで行く。中にはシャワー室があっても、便所がないのはどういうことなのか。男は手でつまむから危いのだろうか。管理区域といったって、壁がある訳ではなし、黄色い線が引かれているだけ。そんないいかげんなもんさ。でも、働いているものは、中のことはなんにもいえないんだ。なんか話、すると、誰がその話をいったか、すぐたどられてクビにされてしまうし、やめたって、連れて行ってくれた人の迷惑になるから、やっぱりなんにもいえない」
     ※     ※
 また、ある人はこう言う。
「防護服をつけて、重い扉を引いて入ると、まるで地獄へ行くみたいでイヤだね。作業衣も、道具もなんにも外に出せない、ということはそれだけ汚染されているってことだ。あっちこっちでは蒸気が漏れているし、体内放射線がふえると、“もうこなくていい”といわれてクビになる。あとの補償はなんにもない。白血球がふえたり減ったりするのも、気持ちが悪いもんだ。前は温排水口の堤防で釣りさせていたのが、最近禁止したのもやはり怪しいとにらんでいるんだ」
     ※     ※
 ある孫請け業者だった人はこう言う。パイプ工事で入っていたのだが、作業員を掃除などに強制的に引っぱられるので、もう数年前にやめている。働いている人が、嫌がって行かないからだ、と言う。
「パイプの工事には、普通、伸縮自在の継ぎ手をつかうもんだ。熱によってパイプが膨張するからね。鉄道の線路に隙間があるのと同じことだ。ところが、原発内のパイプにはこれを使わないんだよね。継ぎ手がないから、亀裂が入って当り前だよ。検査だって長いパイプを全部通してやると、かならずどっからか洩れるもんだから、一部分だけに抑えてやってしまうんだ。初めはうるさくて大変だろうと思ったけど、行ってみたらどうってことはない、ばったりばったり(行きあたりばったり)でいいんだ。蒸気洩れなんかある訳だよ。設計ミスなのか、配管しているとパイプ同士がぶつかったりする。そのたびに、設計変更してエレべーション(高低)をつけるんだ、こっちはパイプの量が増えてカネになるからいいけれど。原発のことはよく知らないけど、付帯工事の様子を見るとなんかおかしいから、このへんで逃げようってんで、やめたんだ。50~60人の溶接屋の会社で、2人の子供が歯が飛び出てしまって、会社のカネで治療に行ってるという話も聞いたしね。働いている奴はモルモット代わりなのさ」

●奇形児出産の噂

 歩き回っているうちに、東電で働いている労働者の家庭に小頭症の赤子が生まれた、という話をきいた。3年ほど前にひとり、そして76年2月にひとり。両方ともに、脳が欠落していて死産だった、という。私は、なにかの本で見た広島での、ホルマリンづけの胎児の写真を思い浮かべた。もしそれが本当だとしたら、放射線汚染による遺伝の証拠になる。福島第一原発第1号炉が運転開始されてすでに5年になる。やがてこの辺り一帯に14基もの原発が軒をならべるようにして稼働することに対する、自然からの重大な警告なのかも知れない。
 私は、まず、ある人の紹介で病院の事務長に会った。さきに様子を探ってみることにしたのである。が、その人は底抜けの好人物なのかどうか、私が電話するとすぐ、東電に対して、こういう人が取材に行くからよろしく、と電話を入れてくれていたのだった。
     ※     ※
 病院へ訪ねて行くこと自体、私はかなりこだわっていた。あとからなにか迷惑がかかっては、と思ったのだが、彼は全然かまわない、と強く言った。院長が留守だったためか、院長室に通され、応接セットで向かい合って私はたずねた。
「この病院では、かなりの数の奇形児が生まれているとのことですが」
「いいえ、そんなことは聞いたこともありません」
 私は小頭症以外にも、いろんな症状の奇形児出産の噂を聞いてきていた。産婦人科の医者を紹介してもらうことにした。ちょうど昼前で、診療は一段落ついているようだった。
 私が聞いたのは、単なるうわさというより、かなり確かな情報だったのだ。が、それ以上深くは突っ込めないのである。岩本議員が議会でつるし上げられたように、否定されれば、証明する手段は、情報提供者を表面に出すしかないのである。それに因果関係の証明、という難問題も残る。

この原稿のPDFは→「1104.pdf」をダウンロード

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2011年4月13日 (水)

鎌田慧新刊『原発暴走列島』電子書籍版出来!

原発問題を問い続けて30年以上。鎌田慧さんの新刊が待望の電子書籍で登場です。http://www.shinanobook.com/genre/book/792

『原発列島を歩く』『六ヶ所村の記録』など名ルポルタージュを著した筆者が今回の東日本大震災を踏まえての緊急出版。内容は既に当ブログで紹介している通り。

第1章   大震災が切り裂いた安全神話
第2章   FUKUSHIMA'76 夏
第3章 悪魔の選択プルサーマル
第4章 生かされなかったJCO臨界の教訓
第5章 東電の発表はウソだらけ
第6章 すでに破綻していた原発政策

読み応え十分ななか、とくに驚かされるのが2章。今から30年以上前に福島第一原発を取材した内容が載っています。そこで筆者が見聞きした内容はまさに今の黙示録。1976年の原稿の最後は

 ある日、テレビが金切り声をあげる。
「○○原発に重大な事故が発生しました。全員退避して下さい」
 が、光も、音も、臭いも、なにもない。見えない放射能だけが確実にあなたを襲う。

だ。ぜひご一読下さい

URL    http://www.shinanobook.com/genre/book/792

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2010年12月13日 (月)

【塩山芳明】漫画表現への都条例改悪による弾圧の本質は、納税者いじめにこそあり。"青少年保護”を錦の御旗に、公金をしゃぶり尽くそうとする裏金ハレンチ役人の腐臭まみれの魔手から、打出の小槌をただちに奪い返せ!!

 荻太編集長から、“性愛描く漫画 都条例議論大詰め”なるリードの、『朝日新聞』12月7日付け紙面のコピーを渡される。12月13日の都議会総務委員会で最大会派の民主党の賛成により、可決が確実視されている、”親馬鹿慎太郎漫画弾圧条例”をめぐる記事だ(本会議での議決は15日)。岡雄一郎記者の署名入り。都議会で前回(6月)に否決された条例との相違、条例の歴史的推移等が優等生風に要領良くまとめられているが、一番のポイントが欠落。青少年犯罪は増えてるどころか確実に減少している今、何ら緊急性のない言論・表現の弾圧条例が、執拗に提出され続ける事の政治的背景だ。

 ズバリそれに回答しているのが、同一グループ発行の、『週刊朝日』12月17日号での保坂展人の記事、「ファッショ石原慎太郎知事が画策するマンガ規制条例可決?の愚」だ。国会の質問王として知られる、元衆議院議員の貧相なオッサンだが、官僚に舐められ続けた怒りは未だ覚めやらぬ模様で、策動の本質をピントピッタリで把握(「国会の質問王 保坂展人前衆議院議員が現場を歩く」の、連載第11回目)。長いが引用する。

 “この条例の陣頭指揮をとる、都青少年・治安対策本部についても、「出版物の規制を、警視庁の出向者が加わった部署が担うのはおかしい。かつて青少年条例は生活文化局の所管でした。少なくとも、治安組織から条例の所管を外し、別の部局に配置換えすべきです」(長岡氏)/ちなみに、現在、都青少年・治安対策本部長を勤める倉田潤氏は、06年に公職選挙法違反の架空調書をデッチあげた志布志(しぶし)事件(03年)が発覚した際に、鹿児島県警本部長を務め「自白の強要はなかった」と答弁していた人物だ”。(注釈・談話に登場する長岡氏とは、62年福島県生まれのフリーライターで、元『新文化』記者の長岡義幸。出版物に対する国家権力の干渉の歴史への造詣が深い。姿勢も官憲の御用聞きに等しい出版業界の自主規制ブローカー、清水英夫などとは異なり、原則的で腰が座っている。近刊の平凡社新書『マンガはなぜ規制されるのか』は、関係者や問題に興味ある人は必読の書だ)

Nagaoka  判検交流なる素人にもわかる愚行の果てに、裁判での有罪率99%以上なる、世界的恥さらしの醜態に陥ったのは知っての通り(なら全国の裁判所は全部廃止、“公正で清潔な検事様”に司法も全面的に任せろ。世界初のニ権分立に伴い、日本国赤字財政の大幅好転間違いなし!)。都庁も警視庁と類した交流を始め、結果的にかつての青少年健全育成課は、仰々しい現在の名前に名称変更した頃から、裏金警察官僚の植民地と化した(無論この動きは99年の、親馬鹿エセ右翼チンピラフーテン爺さん、石原慎太郎の都知事就任と連動)。天下り役人がする事は、どの分野でも昔から相場が。右上がりの予算確保だ。無修整映像が自宅でタダで見物出来る時代に、本植民地では公費で毎月エロ本を数百種類は買っている。呆れ果てた景色!即廃止すべき部署筆頭なのは、おしめを引きずる赤ちゃんにもわかる。

 しかしそれでは、かつて無辜の鹿児島県民に暴力的に罪を着せた上、議会では厚顔にも偽証答弁を行い、ばれても逮捕はなく免職にもされず、平然と高給(裏金付き)を盗み続け、都に天下った(出向も含む)ハレンチ漢共は大いに困る。そこでひねり出したのが、思想信条に無関係に俗受けする、眼に見えない究極の公共事業だ。“青少年の健全育成”、あるいは“児童保護”は、連中には予算確保を保証する上での、永遠の打出の小槌なのだ(公安部門での“テロ防止”に当たる)。猥褻場面を“不等に賛美・誇張して漫画化している”と役人が勝手に規定出来れば、警察や検察他の(彼等には当然な)裏金にケチをつけるような、反抗的納税者はことごとく別件逮捕可能だ。徐々に条例を強化すれば、理想的官僚独裁社会が実現すると、窃盗役人共は真面目に考えている(白面で!)。

 昨年始めだったと思う。筆者担当の隔月コンビニ漫画誌、『本当にあった禁断愛』(業界唯一の近親相姦専門漫画誌!)に、都条例の悪書指定が。今は成年マーク付き雑誌ほとんどなので(付けてると指定されない。同時にコンビニでは全く扱ってくれない)、久々の体験。本来出頭義務はないが、版元(一水社)の顔を立て、都庁の治安なんだらかんだら本部にアバタ面を出す(2年振りくらい)。驚いたのは職員の態度がでかくなってた点。まるで容疑者扱い。一般社会人に白い眼で見られるのは仕方ないが(業界入り前までは筆者も同様だった。エロ本は暴力団が作ってると、今でも信じてる人も)、民間に比べて給料がべラボーに高いからって、威張んじゃねえよ裏金まみれの警官もどきが!!(一応、態度には極力出さず)

 中でもいかにも粗暴で知性のカケラも感じられない、M・Tなる係長の対応には呆れ果てた。規定内脳味噌量が大幅不足中のこのゲス野郎、担当職員が審議会に候補雑誌を諮問、指定決定に至るプロセスに触れた所、いきなり大声でわめき出した。「決定するのは石原慎太郎知事です!」「それは建て前でしょう。確かに書類上はそうでも、実質は審議会が決める訳で…」「そ…そうじゃありません!ちち…知事が全部決めるんです!!」「じゃあ審議会は何で存在するのよ?」「ちょっと参考にするだけです!」脇の職員がウンザリ顔。職場の鼻つまみ者らしいが、幹部の受けは別かも。

 ナチス党唯一の青年組織、ヒトラー・ユーゲントは戦前、日本を公式訪問して“帝国の友邦”として大歓迎を受けた(靖国神社にも参拝、都民の大群衆が「ハイル・ヒトラー!」のポーズで応えた)。大元帥・天皇裕仁以下の大日本帝国を参戦させるための、既にソ連戦線で行き詰まっていた第三帝国による、博打的大プロパガンダであった(結果は皆様御存知!)。M・Tを観察、「こういう“慎太郎ユーゲント”みたいなウスラ馬鹿が、都庁ではでかいツラしてんだろう」との懸念を抱いたが、悪い予感は適中した。

 裏金警察の植民地と化す以前から、確かに都条例の運用は問題だらけ。大手版元の出版物は特別扱い、中小の少部数刊行物のみに指定していた例はその筆頭だ。ただ、30年以上関わって来た者として正直に言うなら、わずかな救いも。以前の青少年健全育生課時代は、担当職員(2~3年で交代)が本当に恥ずかしそうに仕事をこなしてた事だ。愛想いい者も尊大な糞野郎もいたが、誰もが“馬鹿げた仕事ですが、これも生活のためです”と、黙って全身で語っていた。検閲官まがいの仕事をしていれば、並の知性と羞恥心ある人間はそうなる。役人先導の小手先仕事で、子供の不良化が本当に防げるのならば、児童相談所も警察も裁判所も少年院も要らない。

 今は違う。自分達のブルジョア生活を永遠に安定させるための、公共事業(観念的箱モノ)の予算執行をしているのだ。青少年の健全育成・児童保護の建て前さえあれば、ほとんどの党派は反対しない。記者クラブ大マスコミは、公金取材体制を保証さえすれば、後から黙ってついて来る。更なる都条例強化の果てには、小型書店がほぼ滅亡した今、立ち入り権を持つ各コンビニチェーンも、都青少年・治安対策本部職員の有望な天下り先になると目論んでる(福岡県でで県警が、暴力団問題で繰り返してコンビニにケチをつけてるのも、本来の目的はコレ)。

 思い上がった官僚から公金を自由に引き出せる、打ち出の小槌を取り上げるのは政治家の職務だ。しかし“国民生活第一”から“役人生活第一”に舵を切った馬菅直人に、そんな基本的仕事が出来ようはずもない(だから足元の都議団も、トンデモ条例に早々に賛成した)。40近いプータロー豚児、源太郎は親のコネで見事に政策秘書に就職したし(年収1千万!)、愚妻“出しゃばり伸子”も、毎夜の豪華外食で御満悦の酒と薔薇の日々。後はお役人様のごきげんを取りながら、私財蓄財に励むのみ(貯金2億の福島瑞穂なんかに負けるか!俺は総理だ3億だ!!)。

 つまり、再度、再々度の都条例改悪が既に用意されていると考えるべきだ。更に今回の漫画弾圧条例は、検察&大マスコミによる、一連の小沢一郎フレームアップ報道の延長線上にあると捉える必要が。でないと冒頭で触れた朝日の岡雄一郎記者の記事のように、上っ面だけなぜた無意味なモノに。保守とか革新ではなく、官僚あるいは納税者のどちらの側に立つかという、単純だが基本的選択からこそ、連中の打出の小槌を奪い返す可能性と手段が(小沢は既に小槌に手を掛けた。それゆえ無法な反撃に遭っている)。

 ただ筆者はもう飽きたよこの問題には。34年も悩まされ続けたら誰でもそうなる。未だ現役ゆえに弱音を吐きたくないが、昔話はいくらでもするけど、実践的反対運動はヤンガーゼネレーションに任せるって。最後に『本当にあった禁断愛』誌だが、都条例指定後に表現を自粛したら返品が急増、たちまち廃刊に。大幅減収になり、約20年働いてくれた右腕も解雇せざるを得なくなる。1年チョイ前の話。先日久しぶりに彼に再会、近況を尋ねると、結局仕事は見つからず、知り合いの植木職人の仕事を時々手伝ってると。ブルジョア裏金役人の狂った民業圧迫が、どれだけこの大不況に油を注いでいる事か!出版業界は長い不況に喘いでいるが、今後は“慎太郎不況”がこれに加わるのだ。負けられませんが! 

■塩山芳明…雑誌版『記録』にて『奇書発掘』を連載。エロ漫画編集者。著書に『出版奈落の断末魔~エロ漫画の黄金時代』(アストラ)、『嫌われ者の記』『現代エロ漫画』(共に一水社・絶版)、『出版業界最底辺日記』(ちくま文庫)、『東京の暴れん坊』(右文書院)がある。

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■送料は290円です。
■同封の振替用紙にてお振り込み下さい。(振替料金無料)

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2010年5月14日 (金)

シンポジューム「どうした!民主党政権」ゲスト:竹村正義氏、山口二郎氏

マスコミ市民フォーラム主催のシンポジュームが、来る5月28日に開催されます。

政権交代後、1秒も目が離せない日本の政治について

豪華ゲスト・武村正義、山口二郎両氏が語ります。

■■■■■■■■■

マスコミ市民フォーラム 春季公開 シンポジューム

政権交代から8ヵ月

5.28   どうした!  民主党政権

Takemura_2  武村 正義 さん (元新党さきがけ代表・元官房長官)
「連立政権の経験から、民主党政権をどう見るか」

 細川連立政権、「自・社・さ」政権、それぞれを通して内閣の中心的な役割を果たしてこられた武村正義さんから、現在の民主党(連立)政権の政権運営や政策を分析していただきます。また政治のあるべき姿、民主党の進むべき道についても、アドバイスしていただけると思います。豊富な政治経験から湧き出る有意義なお話の中から、参議院選挙以降の政界の動きも展望できるはずです。どうぞご期待ください。
      

Yamaguchi_2  山口  二郎   さん (北海道大学大学院教授)
「民主党政権は立ち直れるか!?」

 山口二郎さんは、民主党が野党であった時代から、民主党のよきアドバイザーとして政権獲得のために積極的に発言してこられました。思想や理念をもった国家像・「国のかたち」を明確にしたマニフェストを示すべきだと訴えられています。政権を獲得してからの民主党には不十分な気持ちも抱いているようです。私たちが政権交代で期待した原点に、民主党は返れるのでしょうか。辛口で建設的な山口さんのご指摘が伺えることと思います。

と き 5月28日(金)
じかん 午後6時30分 から 8時30分
ところ 渋谷区立 千駄ヶ谷区民会館
(JR原宿駅竹下口 地下鉄明治神宮前駅 下車 徒歩7分)

資料代   500円

● 主催 NPO法人 マスコミ市民フォーラム
● お問い合わせ  03-3497-8333  masukomi-shimin@nifty.com

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2010年5月 5日 (水)

大畑楽歩『三重苦楽』を母の日に

母から子へのメッセージとしても素敵な贈り物になります

ぜひ母の日に

http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%89%E9%87%8D%E8%8B%A6%E6%A5%BD%E2%80%95%E8%84%B3%E6%80%A7%E3%81%BE%E3%81%B2%E3%81%A7%E3%80%81%E6%AF%8D%E3%81%A7%E5%A6%BB-%E5%A4%A7%E7%95%91-%E6%A5%BD%E6%AD%A9/dp/4901203436

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2010年4月28日 (水)

検察審査会「起訴相当」で小沢一郎氏はどうなる

大胆に予測すると1回目の「起訴相当」で検察は近々起訴すると思う。というのも1回目が全員一致と圧倒的で2度目もそうなる可能性が高い。となると

①検察審査会=市民の声で起訴相当となった
②検察が再捜査した結果「新たな証拠はありません。だからやっぱり不起訴です」との結論を出す

③2度目の検審も起訴相当となる
④強制起訴。ただし検察側に検察官は立てない。裁判所が命じた弁護士が検察官役を務める

これがいかに検察にとって不都合かというと

①1度目の起訴相当をはじくと本当は起訴したい(に決まっている)検察側が結果として小沢氏を守る形となる
②2度目の起訴相当が出た段階で検察側は小沢氏捜査で押収した資料などを弁護士へ渡さなければならない。そのなかには検察の起訴便宜主義によって事件化されていない他の政治家などの後ろ暗い形跡もあろう。むろん弁護士には守秘義務があるのでそれらを公にはしないものの特捜部の押収資料という「宝の山」を有罪率99%と煮え湯を飲ませている弁護士側に渡すのは気が引ける

また起訴しても意外と困らない。理由は

①「新たな証拠」は1回目の起訴相当によって起訴するための絶対条件ではない
②検察の捜査だけで無理筋を起訴しようとすれば公判検事からブーイングにさらされる。でも検察審査会の「起訴相当」を受けてならば「市民の声を反映させるのが司法制度改革の一環だから、いいんじゃない(=別に検察の暴走じゃないのだよ)」といなせる

というわけで政局大混乱は間違いなさそうだ(編集長)

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2010年4月19日 (月)

亀田興毅の元トレーナー「亀父」は再評価すべき!

 私は、亀父を再評価している数少ない日本人かもしれない。ヘタをすると日本でただ一人かも……。

 通称「亀父」、亀田史郎氏は3月27日の王座統一選で、立会人を務めた日本ボクシングコミッション(JBC)の事務局長やレフェリーなどを控え室に呼びつけ、採点がおかしいと怒鳴りつけた。その結果はご存じの通り、セコンドとしての永久追放と亀田ジムの活動停止。亀田兄弟は別々のジムで練習すこととなった。

 この試合で、亀田興毅チャンピオンはポンサクレック・ウォンジョンカム暫定王者に2-0で負けた。判定の点数以上の完敗だったと言ってよい。ジャブで動きを封じられ、ストレートやアッパーをくらい続け、点数が負けていてもインファイトに持ち込む気概させみせなかったチャンプ。試合前、スピードでは亀田選手が上との評価もあったが、スピードでまったくポンサクレックにかなわないことも判明した。
 試合のたびに疑問符がついた興毅選手の実力が、やっとハッキリしたというべきだろう。「我々元ボクサーや現役選手で、彼を本当に強いと思っている人がどれだけいるだろうか」という具志堅用高氏の過去の批判が、いかに的を射たものかがわかる。

 さて、こうした結果を前にしたとき、改めて亀父の指導について考えさせられた。顔を完全に覆うピーカーブースタイルと、体重の乗らないノーモーションのパンチ、打たれ強くするためにひたすらに鍛えたボディー。亀父の考え出した戦術は、世界チャンプを目指すのに向いているわけではない。以前にこのブログでも書いた通り、ピーカーブースタイルはかなり高度なテクニックを要する。そもそもスピードの遅い亀田興毅選手に向くわけがない。
 しかしスピードが遅く、打たれ弱い「グラスジョー」という欠点を抱えた興毅を、何がなんでもチャンピオンにするために方法として、亀父の指導は的確だったのではないだろうか!!

 とにかく打たれ弱い頭を固め、足を止めてカウンターを狙う。出入りの遅い興毅が強い相手にインファイトでしたら一気にKOされる可能性があるが、ピーカーブーのカウンター狙いなら若干でも可能性が出てくる。さらに相手が強くなれば、ピーカーブーのままアウトボクシングに徹して、ノーモーションのパンチで点数を稼ぐ。
 ボクシングとして美しくはないが、持てる才能のすべてを使って勝つことだけに集中すれば、これしか方法がないように思えてくる。
 彼はジャブが出ない。これは亀父の“悪しき教え”とメディアでも叩かれているが、果たして頭のガードを空けるジャブが有効かが疑問だ。ジャブが防御と攻撃の要となり、世界タイトルを戦うにはスピード足りないような気がしてならいからだ。内藤大助選手のように変則的な動きで幻惑する方法もあるが、彼のディフェンス技術はもともと定評があった。その基礎の上に成り立っている方法をマネても、弱点の頭部は守れないだろう。

 そして亀父、最大のファインプレーは、グリーンツダジムから協栄ジムへの移籍だろう。具志堅選手の防衛戦で対戦相手への薬物使用が報じられたジムとしても知られている。
 どんなに強くてもプロモーターに力がないと、なかなかボクシング・チャンピオンになれないことは広く知られている。逆に言えば、駆け引きの妙で王者にたどり着ける可能性もある。その意味では、「力を持った」ジムへの移籍は息子をチャンピオンにする絶対条件だった。
「日本選手と戦わず、本来のフライ級はWBA、WBCとも王者が強いこともあり、1階級下げて空位の王座決定戦に出る。金をかければ、そんなに簡単に世界挑戦できるのか」という、かつての具志堅氏の批判は正しい。しかし、このどんなに批判しても試合自体が無効になるような不正ではないのも事実だ。

 通常、才能の限界を感じたら、トレーナーはチャンプへの夢を見ない。しかし夢を見続け、あらゆる方法を探った結果としての指導なら「亀父恐るべし」である。
 考えてみてほしい。例えば、名トレーナーであるエディ・タウンゼント氏なら、亀田興毅を世界チャンピオンにできただろうか? 
 わからない。でも、おそらくもっと才能豊かな人を指導したのではあるまいか……。(大畑)

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