●サイテイ車掌のJR日記/サイテイJRの車掌日記
○月×日
JR西日本、今度は裏工作発覚、前代未聞の不祥事である。
新聞やテレビでも連日デカデカと報道されていたJR福知山線事故の事故調による漏洩問題だ。
JR西日本の山崎正夫前社長らは事故調に国鉄出身者で古くから付き合いのある先輩がいることをいいことに、何度かの飲食接待という形で接触を繰り返し、事故調での議論の進捗状況や最終報告書案の内容を07年6月の公表前に聞き出していたというもの。
そればかりか、公正中立であるべき事故調の漏洩行為という守秘義務違反も大問題であることは勿論だが、あろうことか、山崎前社長は報告書案の「ATSがあれば事故は防げた」という文言の削除や日勤教育やダイヤ編成に関する部分の修正を要求していたというから、悪質きわまりないというしかない。
で、その委員はナント、その要求に応じてしまうのである。事故調でATS部分の修正を求める発言をしたというのだ。全く聞いて呆れるが、結局は認められず、結果として報告書案は変更されることなく決議されたということだが、それで済むような問題ではない。
調査する側と調査される側のあってはならない癒着である。これでは遺族や負傷者は浮かばれない。そればかりか今でもJRを利用せざるを得ない国民への裏切りでもある。
洗いざらい公表してこそ事故の原因が究明され再発防止につながるのはいうまでもないが、それを隠蔽しようとするとは開いた口が塞がらない。
あれだけ企業体質、企業風土を改革するといっていたにもかかわらず、責任逃れに終始する姿勢は未だに旧態依然なのである。大惨事よりも何よりも自己保身と我が身の行く末が重大なのであり、亡くなられた方々のことなど一切頭にないのだろう。JR西日本が生まれ変わるのは一度解体でもしない限りもはや不可能なのではないか。
また、報道では、接待の際に事故調側は菓子や新幹線の模型などの手土産を受けとったとあったが、本当にそれだけなのか。贈収賄に当たるのではないのか。
それにしても世の中は不正だらけだ。こんな事は氷山の一角なのかもしれない。私達はいったい何を信じていけばいいのか。
ほんとにサイテイだな。ただただ悲しくなるばかりだ。一生懸命やってる西の社員もいい迷惑だろうよ。誰も信じないよ、もう。おまえらなんか!!(斎藤典雄)
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