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2013年7月 9日 (火)

東京みくじ巡り 番外編/箱根神社

 みくじ研究家として見学必須の展示が行われているという情報をもらったので、箱根神社へ行ってきた。
 箱根神社は関東の山岳信仰の一大霊場で修験道と深く関わりがある。箱根といえば温泉や保養所のイメージが強いかもしれないが、私の中では「箱根=山」。峠道の連続カーブなんて頭文字Dを思い出させる。山道だから馬力のないコンパクトカーで行くと高確率で煽られるから注意が必要。
 雨がしとしと降る中、90段くらいある階段を登ると巨大な茅の輪が。行った日は夏越の大祓の日だったらしい。人型の紙に穢れをつけて茅の輪をくぐればオッケーなんだけど、生理中の女性はくぐってよいものなのかと疑問がわいた。くぐった瞬間に生理痛が軽減されたりしてね。
 参拝したあとはみくじ。七福神みくじもあったが、ここでなくても引けるのでパス。箱根神社と書かれたみくじと九頭竜みくじを引いた。
 たまには中吉が欲しいなぁ~、なんて思いながら適当に取ったらなんと中吉。あいかわらずの引きのよさに自分が怖くなるよ。内容も結構いいし。
 「これまで幸福だったのは神と祖先のおかげなので、それに感謝してまわりに親切にして尽くせば、よそに嵐が来ても自分のところに被害来ないし幸せいっぱいになるよ」ということです。私が幸運体質なのは自分の徳が高いからだと思ってたけど、どうやら神様と先祖が後ろから手を回していたからだったらしい。神様は置いておくとしても、祖先は農民なのでどう考えても強運を持っているとは思えない。肝心の守備も鍬や鎌や千歯こきだろうしあまり強そうには……。武士あたりなら鎧甲に刀で屈強そうだし、呪術系なら呪文あるから結界張ってくれてそうだけど、うーん。まぁ、私が幸運であり続けられるなら誰のおかげでもいいや。
Hakone1  個別の運勢は、「失物 必ず出る 早く探せ」「恋愛 思うだけでは駄目」「相場 買え 大利あり」が現実的かつ断定的なので好き。必ず出るって予言の域だよ。しかも早く探せと命令してるし。よっぽど自信があるんだね。ついでに相場も買えという指示で、ここの神様はバフェットやジム・ロジャースと並ぶ伝説の投資家なのだろうか。いや、なんでも見通す神なのだからこちらのが格上か。よし、イスラエルの株を買おう!あと恋愛も、思っているだけの片思いではなく、行動して勝ちに行けと応援してくれている。
 もしかして、アタックしてうまくいくかなんてわからない賭なんだから、「思っているだけ」でなく積極的に「買い」に走れば「大利(付き合える)がある」ということ? アタックしないと!
Hakone2  もう一枚の九頭竜みくじは大吉。こちらは神頼みをしなさいばかりで説得力に欠ける。唯一気になったのが、「失物 出るが 役に立たない」。役に立たないなら出てこなくていい。そもそもなくしている時点で役に立たないものなんじゃないかと。
 裏面に神の教えという説教が載っていて、あまりのありがたいお言葉に「はは~」と神道なのに五体投地したくなってしまった。「我々は飯を食って服着てわがままをいうために生まれたわけではなく、平和な世の中をつくるために神様が生んでくださったのだ」と、私たちが生まれた意味を教えてくれているんですよ。でもオチが、「この信仰をもって一生を働き続けましょう」。私の夢はセミリタイアして南国でだらだら暮らすことなんだけどね。国外脱出して引きこもりニートになるのが夢なんだけど、神様は私の堕落した夢を見越して警告してきたのだろうか。余計なお世話だ。
 まだデータがそろっていないので断言できないが、白黒のよくある御神籤やみくじと書かれているものは、枠が小さいぶん文言が短く、短くなることで具体的かつ断定口調となるので現実的なアドバイス率が高い傾向があると感じる。具体的でわかりやすい内容のものが欲しいなら小さめのみくじを引いた方が良いと思われる。
 参拝を済ませたあと宝物殿で行われている「おみくじの信仰と歴史」という企画展示を見てきた。ここではみくじの歴史説明、各地のみくじ展示、祭器具の展示がされている。開催期間は7月19日まで、もしかしたら延期するかもしれないといっていた。
 展示の中心は全国67社(数え間違えていなければ)のみくじで、よく見ると神社の名前を変えているだけで、何度か引いたことのある「よく見るタイプ」のみくじが多かった。それでもおもしろいものもあって水晶の根付けがついてるもの、だるま、馬、鯉、鹿などの置物がついたもの、恋に特化したみくじなど工夫を凝らしているみくじもあった。
 展示室内はそんなに広くないが、全国のみくじを一度で見ることができ、さらに古代から続く占い(神事)に使われる道具もいくつか展示されているので、みくじ愛好家の方にはぜひ足を運んでもらいたい。(月島めぐる)

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