東京みくじ巡り/皆中稲荷神社
新大久保も百人町まで行くと韓流の風がおとなしくなる。いったい何が百人もいるのやらと思いながら皆中稲荷神社へ行ってきた。日曜の正午過ぎに行ったにもかかわらず参拝客が少なめで好印象。
最近は賭け事や宝くじ、投資に御利益のあるパワースポットとして人気のようで、初詣の期間は大行列で行けたものではないらしい。正月は空気が澱んでいそうだ。当たりくじを引きたいならその辺りは外した方がよさそう。
みくじは100円で量産型のもの。お金関係に強いパワスポなので、ラッキーナンバーが書いてあるタイプだったら嬉しかったが違った。みくじもたくさん引いていると、外見を見ただけでわかるようになってくる。だからこそ風変わりなみくじを見るとわくわくしてしまう。なので今回は残念な気分。
お守りは自社の売り(御利益)とリンクさせて売り出し(授与)ているが、みくじに関しては手を抜いている場合が多い。商売魂(本気)を出している神社はみくじの種類や数にもこだわっている。
せっかく売りがあるのだから吉数(ロトやナンバーズ用に最適)や方角、金運の項目を入れ込んだものにしたら売上げがかなりアップするのではないだろうか。「相場」という項目はあるがそれだけでは物足りない。貪欲に商売したってバチは当たらないよ。
本題のみくじだが、運勢は末吉。末吉ならば悪いことが書かれていても精神的ダメージは少ない。みくじの内容は信じないけれど、お金出して嫌なこと書いてあったらむかついてしまう。
注目ポイントは、運勢欄の「決して色に溺れ不義の行をしないで正しく一心に辛抱するがよいです」だろうか。 色に溺れる……。悪い男に捕まり骨抜きにされ私生活が崩壊というのはよく聞く話。ホストにはまって風呂に沈んだり、ヒモを飼って貢いだあげく逃げられ残ったのは借金だけ、みたいな。
共依存に陥っている両親を見て育った人や心が弱っている時ほど、ダメ男に引っ掛かたり恋愛に依存してしまうのはよくあること。神様にいわれなくても色に溺れることのばかばかしさはわかっているつもりだ。どうせ不義の行いをするのであれば、溺れるのではなく溺れさせたい。ダメ男に捕まって後悔するんじゃなくて、私に引っかっかったことを後悔させたい。貢ぐのではなく貢がせる。どうせ女が稼げる金なんてたかがしれているんだから、稼げるやつに稼がいでもらったほうがいい。
それができないならばおとなしく辛抱したほうが幸せに近づける。無理に男に接近して泣くくらいなら、修道女のように祈りの生活をしている方が幸福度が高まるのではないかと。いやー、神様のいうことは正しいです。
あぁ、金運に効く神社なのに、男女の営みについて改めて考えさせられてしまうとは……。裏御利益として「縁結び」も入れると参拝客がもっと増えるかも?(月島めぐる)
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