『農業次化がフクシマを救う』登場農家さんのご紹介(2)
『農業6次化がフクシマを救う』(本体1400円+税、大畑太郎著)が2月末に発売されます。
1次産業(農林水産業など)×2次産業(加工など)×3次産業(流通、販売)=6次産業化。
農業を例にとって具体的に示せば
米農家が市場に卸すことなく自身のブランドとしてパッケージし、直接消費者に販売するような方法のこと。
この本では、福島県を拠点として6次化を実践する
24もの農家さんが登場してくれます。
以下、本文より
著者である6次化プランナー・大畑太郎氏の言葉とともに
登場農家さんをご紹介しましょう。
〔ケース2〕
株式会社 感謝農園平井
もともと果樹園で柿の栽培をして、6次化商品として完成したのは味噌。ご近所に配っていて好評だった商品だ。自社の農園で育てた米と大豆からつくる。昔ながらの製法で手づくりした味噌は、全国百貨店のバイヤーもうならせるほどの味わいだ。パッケージや値段など、販売までにクリアする課題が多く、まだ百貨店での取り扱いはないながら、今後を期待させる反応は得た。
近隣住民からは相変わらず好評で、東京では考えられないほどの量で注文がくる。ただ、商店などへの販路はこれからの課題となっているため、現状では「幻の味噌」のような状態になっている。今後も自社の果物や野菜でつくった商品を開発していくという。
農園のある桑折町は、花でまちおこしをしようとしている。桜の木のオーナー制度などもあり、開花に合わせたお祭りなども行われてきた。福島市からそれほど遠くないので、春のお花見をかねて桑折町を訪ねるのも面白い。
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