『農業次化がフクシマを救う』登場農家さんのご紹介(1)
『農業6次化がフクシマを救う』(本体1400円+税、大畑太郎著)が2月末に発売されます。
1次産業(農林水産業など)×2次産業(加工など)×3次産業(流通、販売)=6次産業化。
農業を例にとって具体的に示せば
米農家が市場に卸すことなく自身のブランドとしてパッケージし、直接消費者に販売するような方法のこと。
この本では、福島県を拠点として6次化を実践する
24もの農家さんが登場してくれます。
以下、本文より
著者である6次化プランナー・大畑太郎氏の言葉とともに
登場農家さんをご紹介しましょう。
〔ケース1〕
株式会社 会津畜産
会津地方の名産物「馬刺し」。九州地方の肉のように霜降りではない赤身で、さっぱりとした味わいがある。特に「会津畜産」の馬は、食肉用にしっかりと肥育している全国でも珍しい馬肉だ。
臭みがないのはもちろん、口に入れたときにとろける柔らかさや穏やかな味わいは、馬刺しのイメージを根底から変えていく衝撃がある。
特注配合飼料や牧草、圧偏大麦などを各馬の状態に合わせて与え、最高の時期を職人が見極めて、この肉をつくりだすという。
今年はNHK大河ドラマ『八重の桜』に合わせ、会津名物「ソースカツ丼」の名店との協力で「ソース馬肉カツ丼」もつくった。福島の復興にも力を入れるイオンハートグループとは、ミルフィール状の「丼」も完成させた。桜肉を八重に包んだ、まさに「八重の桜」は、全国のイオンハート直営店でも食べられる。
会津で最も衝撃を受けた食べ物のひとつ。ネットで注文できるのもうれしい。
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