東京みくじ巡り/増上寺
大門駅を出て少し歩くとあるのが増上寺。そこを抜けて階段を上がれば見えてくる東京タワー。都会のど真ん中にある大きなこの寺は1393年に創建された浄土宗の寺で、徳川家の菩提寺という歴史の長い寺である。
境内はとても広くお弁当を持ってベンチで食べると気持ちよさそう。寺というと敷居が高いというか、神社より気軽にいける度が低い。浅草寺クラスになれば、寺というよりは観光地と化しているから気楽だけれど、中規模クラス以下になるとどうしても行きづらい。仏教ブームも起こってきているので、駆け込み寺としての役割が復活してほしいところ。
ここで引いたのは福物いりみくじ。少々割高だけどおまけつきのおかげで得した気分になれるのがいい。しかし、私はこれ系のみくじで欲しいと思ったものを引いた試しがない。だいたいカエル。そんなに私の元へ帰ってきたいのがいるのか。なんだ、元彼か!? 復縁は願ってないぞ。たまには大黒様とか恵比寿様とかの「なんとなくレア」感を煽ってくれるものが欲しい。いつもと違う変わったものがほしーの(古いギャグ)。
そんな子どものような願いを阿弥陀如来(増上寺のご本尊)が聞き届けてくれたのか、今まで聞いたことのない変わったものが出てきた。
その名も「鷽鳥(うそとり)」。
私が嘘つきだからじゃないよ。一年のよくないことを吉と取り替える「うそ替え神事」で使われるうそ鳥が木に止まっているところを表したもので、幸運の守り神として親しまれているらしい。いやー、縁起物っていっぱいありますね。
木に止まっている形を表しているとあるが、これは2羽がお互いに向き合ってるのか、それとも1羽が正面向いているのかわからない。なんかコウモリが羽を閉じている姿に見えなくもない。よくわからないけど幸運を招いてくれるなら形はなんでもいいや。次回は是非とも福銭に茄子かお多福を引きたい。
一緒についてくるみくじは両面印刷で、片面が英語表記になっている。英語といっても表の日本語を訳しただけなので意味はすぐにわかる。
運勢は「Fairly Good」(小吉)。Fairlyは「まずまず」と「かなり」という意味があるけど、「まずまずよい」ということなんでしょう。その証拠に内容あんまりよくないし。唯一良さそうなのが、「Birth:Easy to birth」。安産なのは嬉しいけど妊娠してないから関係ない。まぁ、「Study:Work hard, or you won't be successful」とお説教を食らったので、英語面を隅から隅まで読んで英語力アップさせたいと思います。
もしかして私の願いを聞き届けたのではなくて、おみくじに対する阿弥陀如来からの精一杯のフォローとして鷽鳥を引かせたんだったりして。(月島めぐる)
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