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2013年2月

2013年2月26日 (火)

東京みくじ巡り/東京ディズニーランド

 東京ディズニーランド入ってすぐのワールドバザール内にペニーアーケードというレトロなゲームセンターがある。このワールドバザールのコンセプトは、「ヴィクトリア様式の建物が軒を連ねる古き良きアメリカの街並み」で、ウォルト・ディズニーが生まれ育った20世紀初頭のアメリカを再現しているらしい。
 そのゲームセンターにフォーチュンカードを出してくれる占いマシーンがある。白髪のババア(いかにも占いしそうな雰囲気)ロボが箱のなかに入っているのだけれど、不気味でオカルティックでどちらかというと占い師というより魔女。ねるねるねるねを練っていそうな感じ。
 その魔女ボックスにお金を入れると、ごちゃごちゃ何か言いながら指を動かして最後にカードが出てくるという仕組み。
 カードは両面仕様で、裏は誕生日、星座、誕生花、誕生石が書かれていて、表に占い結果が。
Disney  「あなたはとても徳の高い人です。あなたは正義の道を選んだのですから、とても幸せになります」
 徳を積まなくても私は違うステージにいるわけか。下々の者とはいるばしょが違くてよ、オホホホ。ということを言っていると、みくじを引いたときに「謙虚になれ」とか言われるわけです。中2病患者かヤンキーみたいに、「好きな言葉は天上天下唯我独尊」と鼻息荒く言ってる訳じゃないんだから少しは大目に見て。
 それにしても、このカードを読む限り、私はすごいかもしれない。だって、「あなたは簡単に人から影響を受ける人ではありません。あなたの友人はあなたを尊敬しています」だよ。カリスマ性の持ち主ってことか。徳が高くて尊敬されるなんて、天部くらいなら入れてもらえそうじゃない。しかも、月島めぐるって「グル」が入っているし。私もそろそろ宗教家の仲間入りかしら。
 最後の最後にはなんと、「そして美しい家がとても好きです。そのうち、そんな素晴らしい家を手にします」。マンゴー畑の寄付!? 私の祇園精舎も夢ではない。

 妄想はそのくらいにして、みくじではなくフォーチュンカードだけれどおもしろい。占いの上には、悪魔と出会ったときのハウツーも載っているし、ラッキーナンバーに至ってはありすぎてMACアドレスのようになっている。内容によっては妄想遊びもできるので、ディズニーランドに行った折には是非どうぞ。(月島めぐる)

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2013年2月25日 (月)

『農業次化がフクシマを救う』登場農家さんのご紹介(8)

『農業6次化がフクシマを救う』(本体1400円+税、大畑太郎著)が2月末に発売されます。

1次産業(農林水産業など)×2次産業(加工など)×3次産業(流通、販売)=6次産業化。

農業を例にとって具体的に示せば

米農家が市場に卸すことなく自身のブランドとしてパッケージし、直接消費者に販売するような方法のこと。

この本では、福島県を拠点として6次化を実践する

24もの農家さんが登場してくれます。

以下、本文より

著者である6次化プランナー・大畑太郎氏の言葉とともに

登場農家さんをご紹介しましょう。

〔ケース8〕

有限会社 でんぱた

 本書で何度も紹介した会社である。シイタケやトマト、ハチミツなども好評だけれども、やはりお米のおいしさに触れないわけにはいかない。
 でんぱたのお米は冷めてもうまいので、おにぎりにも最適だ。適度な粘度があり、米の香りもすばらしい。
 自宅で購入した米が、ご近所や兄弟の家におすそ分けされ、えらく好評だった。おかげでなぜか、私の株まで上がった。
 東京で販売会が行われるのが、ネットでの販売が充実しているのもうれしいポイントだ。「矢祭米」と選りすぐりの新鮮野菜・卵のセットなどは、矢祭町の恵みを味わうのに最適だと思う。
 また、ブルーベリーの木のオーナーも募集している。2012年は個人的にあまりの忙しさで収穫にうかがえなかった。次は絶対に、矢祭町で最高の夏を過ごしたいと思っている。
 自分の木を育ててもらっていることで、ひょんな時に絆を感じることがある。それがなぜかうれしい。

URL:http://denpata.com/

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2013年2月24日 (日)

『農業次化がフクシマを救う』登場農家さんのご紹介(7)

『農業6次化がフクシマを救う』(本体1400円+税、大畑太郎著)が2月末に発売されます。

1次産業(農林水産業など)×2次産業(加工など)×3次産業(流通、販売)=6次産業化。

農業を例にとって具体的に示せば

米農家が市場に卸すことなく自身のブランドとしてパッケージし、直接消費者に販売するような方法のこと。

この本では、福島県を拠点として6次化を実践する

24もの農家さんが登場してくれます。

以下、本文より

著者である6次化プランナー・大畑太郎氏の言葉とともに

登場農家さんをご紹介しましょう。

〔ケース7〕

菱沼農園

 桃やリンゴ、サクランボと、どれも商品のレベルが高い。希少品種も扱っているので、贈答用にも最高だ。
 とにかく果樹の「気持ち」を知り尽くしている人である。どんな実がなるのか、いかなる味なのかが分かり、しっかりと木のフォローをする。これだけ丁寧に手がけてもらえれば、おいしくなるに違いない。
 とにかく農業が好きで、おいしさを愛しているのが、話の端々から伝わってくる。農業が好きだから目いっぱい手をかける。マズイものが許せないから、最高品質になるよう努力を惜しまない。
 桃とリンゴをいただいた。やはり普段東京で買うものとは、比べるのも申し訳ないぐらいおいしかった。12年夏は個人的に忙しすぎて、希少品種の桃を注文できなかった。13年こそは「究極の桃」を買いたいと思っている。正直、風評被害がなければ、品薄になるのが怖くて書籍で紹介できなかったかもしれない。それぐらい高品質な果物である。

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2013年2月23日 (土)

『農業次化がフクシマを救う』登場農家さんのご紹介(6)

『農業6次化がフクシマを救う』(本体1400円+税、大畑太郎著)が2月末に発売されます。

1次産業(農林水産業など)×2次産業(加工など)×3次産業(流通、販売)=6次産業化。

農業を例にとって具体的に示せば

米農家が市場に卸すことなく自身のブランドとしてパッケージし、直接消費者に販売するような方法のこと。

この本では、福島県を拠点として6次化を実践する

24もの農家さんが登場してくれます。

以下、本文より

著者である6次化プランナー・大畑太郎氏の言葉とともに

登場農家さんをご紹介しましょう。

〔ケース6〕

株式会社 エガワコントラクター

 ナツハゼやサフラン、野菜など、さまざまな農作物を栽培している。特に安定生産の難しいナツハゼは、健康にも良いとされ注目の作物といえる。
 現在、商品開発が進んでおり、近日中にはその全容が明らかになる。ジュースなどの試作品が非常においしく、紙面で十分その味をお伝えできないのが残念だ。
 野菜も業務用などが主体で、まだ小売りの対応が完全に整っているわけではない。ただナツハゼの商品化や小売りシステムが完成したら、ウェブなどでも紹介していく予定だ。
 福島で6次化プランナーとして働いてきて、江川代表の経営理念には感動させられた。
 経営を維持しながら、従業員の幸福を追い求めている点だ。こうした農業生産法人が増えてくれば、もっと日本人も幸福に暮らせるだろうとすら感じている。
 会うたびに元気をいただける方であり、その理念とともに作物が全国に広がればいいなと夢想する。

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2013年2月22日 (金)

『農業次化がフクシマを救う』登場農家さんのご紹介(5)

『農業6次化がフクシマを救う』(本体1400円+税、大畑太郎著)が2月末に発売されます。

1次産業(農林水産業など)×2次産業(加工など)×3次産業(流通、販売)=6次産業化。

農業を例にとって具体的に示せば

米農家が市場に卸すことなく自身のブランドとしてパッケージし、直接消費者に販売するような方法のこと。

この本では、福島県を拠点として6次化を実践する

24もの農家さんが登場してくれます。

以下、本文より

著者である6次化プランナー・大畑太郎氏の言葉とともに

登場農家さんをご紹介しましょう。

〔ケース5〕

民宿 神田荘

 スキー合宿などスポーツを中心とした民宿で、お客様から好評の自家生産米を販売したら、そこから人気に火が付いたという、なかなか変わった経緯を持つ。白米9kgが2900円という抑えた価格も人気の要因のひとつだ
 しかも、会津地方のお米はおいしい。猪苗代町のお米が直販で人気であったりもする。この価格で、会津のうまい米を食べられるのは驚きだ。
 もうひとつの目玉は、自家栽培のにんにくを燻製にした「黒にんにく」だ。大量に生産しているわけではないにも関わらず、食べた人からの評判はいいようだ。
 また、猪苗代磐梯高原の大自然を満喫できる体験学習もできる。田植えや稲刈り、もちつきなどの体験は、都会に住んでいるとなかなかできない。もともと民宿が主催するグリーンツーリズムなので、食事と宿泊も万全の状態だ。
 猪苗代町は景色も美しい。磐梯山を眺めながら散歩するのも楽しい。ぜひ、さまざまな自然の恵みを満喫してほしい。

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2013年2月21日 (木)

『農業次化がフクシマを救う』登場農家さんのご紹介(4)

『農業6次化がフクシマを救う』(本体1400円+税、大畑太郎著)が2月末に発売されます。

1次産業(農林水産業など)×2次産業(加工など)×3次産業(流通、販売)=6次産業化。

農業を例にとって具体的に示せば

米農家が市場に卸すことなく自身のブランドとしてパッケージし、直接消費者に販売するような方法のこと。

この本では、福島県を拠点として6次化を実践する

24もの農家さんが登場してくれます。

以下、本文より

著者である6次化プランナー・大畑太郎氏の言葉とともに

登場農家さんをご紹介しましょう。

〔ケース4〕

有限会社 ハニー松本養蜂舎

 主力商品となる栃の木のハチミツは日本でしか育たない。5月中旬から採取が始まる。会津の山の麓からスタートし、開花時期に合わせてミツバチとともに山を登っていく。
 日本全国を移動しなくても、高低差による開花時期のズレによって蜜を集められる。移動のストレスがほとんどないため、ミツバチも健康だ。
 きちんと収穫できるのは、約5年に一度という「コシアブラの蜜」や強い香りを持つ「そばの蜜」など希少なハチミツがあるのも注目だ。
 加工品もヒット商品が多い。
 世界最古の酒「はちみつ酒」を、日本酒の発酵技術を活用して日本で初めてつくり上げた「美禄の森」と「花織」。日本一大きな梅として会津名産の「高田梅」のハチミツ煮などがおいしい。
 とにかくリピーターが多い農家である。ハチミツはもちろん様々な加工品がすてきだ。特に高田梅のハチミツ煮は、おいしすぎて一気に食べ過ぎた経験が……。

URL:http://matsumoto38.com/

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2013年2月20日 (水)

『農業次化がフクシマを救う』登場農家さんのご紹介(3)

『農業6次化がフクシマを救う』(本体1400円+税、大畑太郎著)が2月末に発売されます。

1次産業(農林水産業など)×2次産業(加工など)×3次産業(流通、販売)=6次産業化。

農業を例にとって具体的に示せば

米農家が市場に卸すことなく自身のブランドとしてパッケージし、直接消費者に販売するような方法のこと。

この本では、福島県を拠点として6次化を実践する

24もの農家さんが登場してくれます。

以下、本文より

著者である6次化プランナー・大畑太郎氏の言葉とともに

登場農家さんをご紹介しましょう。

〔ケース3〕

有限会社 水野谷鶏卵店

 昔から卵ごはんが大好きだった。卵に醤油をかけて混ぜて、おいしいごはんにかけるだけ。どうして、こんなシンプルな料理がうまいのか分からないが、毎日食べても飽きがこない。
 この卵かけごはんに、水野谷鶏卵店の黒鶏卵があれば言うことなし。まず黄身の味が濃い。卵のふくよかな香りが、口に入れた途端に広がってくる。ここの卵とくらべると、スーパーで売っている卵が薄味に思えて仕方ない。遠方から卵を買いに来る人がいるというのも納得だ。
 黒鶏は、オランダが原産地のネラという品種であり、日本ではあまり知られていないため、飼育している農場も多くはない。また卵を産む数が少ないという生産者には厳しい特徴もある。ただし味は世界的にも認められている。
 もともとキジとの交配種ということもあり、肉のおいしさも知る人ぞ知る。ただいま加工品をも開発中だ。
 卵や肉は電話やファクスで注文できる。インターネットで商品を見てみてほしい

URL:http://www.mizunoya-keiran.com/

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2013年2月19日 (火)

『農業次化がフクシマを救う』登場農家さんのご紹介(2)

『農業6次化がフクシマを救う』(本体1400円+税、大畑太郎著)が2月末に発売されます。

1次産業(農林水産業など)×2次産業(加工など)×3次産業(流通、販売)=6次産業化。

農業を例にとって具体的に示せば

米農家が市場に卸すことなく自身のブランドとしてパッケージし、直接消費者に販売するような方法のこと。

この本では、福島県を拠点として6次化を実践する

24もの農家さんが登場してくれます。

以下、本文より

著者である6次化プランナー・大畑太郎氏の言葉とともに

登場農家さんをご紹介しましょう。

〔ケース2〕

株式会社 感謝農園平井

 もともと果樹園で柿の栽培をして、6次化商品として完成したのは味噌。ご近所に配っていて好評だった商品だ。自社の農園で育てた米と大豆からつくる。昔ながらの製法で手づくりした味噌は、全国百貨店のバイヤーもうならせるほどの味わいだ。パッケージや値段など、販売までにクリアする課題が多く、まだ百貨店での取り扱いはないながら、今後を期待させる反応は得た。
 近隣住民からは相変わらず好評で、東京では考えられないほどの量で注文がくる。ただ、商店などへの販路はこれからの課題となっているため、現状では「幻の味噌」のような状態になっている。今後も自社の果物や野菜でつくった商品を開発していくという。
 農園のある桑折町は、花でまちおこしをしようとしている。桜の木のオーナー制度などもあり、開花に合わせたお祭りなども行われてきた。福島市からそれほど遠くないので、春のお花見をかねて桑折町を訪ねるのも面白い

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2013年2月18日 (月)

『農業次化がフクシマを救う』登場農家さんのご紹介(1)

『農業6次化がフクシマを救う』(本体1400円+税、大畑太郎著)が2月末に発売されます。

1次産業(農林水産業など)×2次産業(加工など)×3次産業(流通、販売)=6次産業化。

農業を例にとって具体的に示せば

米農家が市場に卸すことなく自身のブランドとしてパッケージし、直接消費者に販売するような方法のこと。

この本では、福島県を拠点として6次化を実践する

24もの農家さんが登場してくれます。

以下、本文より

著者である6次化プランナー・大畑太郎氏の言葉とともに

登場農家さんをご紹介しましょう。

〔ケース1〕

株式会社 会津畜産

 会津地方の名産物「馬刺し」。九州地方の肉のように霜降りではない赤身で、さっぱりとした味わいがある。特に「会津畜産」の馬は、食肉用にしっかりと肥育している全国でも珍しい馬肉だ。
 臭みがないのはもちろん、口に入れたときにとろける柔らかさや穏やかな味わいは、馬刺しのイメージを根底から変えていく衝撃がある。
 特注配合飼料や牧草、圧偏大麦などを各馬の状態に合わせて与え、最高の時期を職人が見極めて、この肉をつくりだすという。
 今年はNHK大河ドラマ『八重の桜』に合わせ、会津名物「ソースカツ丼」の名店との協力で「ソース馬肉カツ丼」もつくった。福島の復興にも力を入れるイオンハートグループとは、ミルフィール状の「丼」も完成させた。桜肉を八重に包んだ、まさに「八重の桜」は、全国のイオンハート直営店でも食べられる。
 会津で最も衝撃を受けた食べ物のひとつ。ネットで注文できるのもうれしい。

URL:http://www.aizu-chikusan.com/

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2013年2月17日 (日)

寺門興隆を読む/2013年2月号

志茂田景樹、伊藤比呂美というものすごく豪華なゲスト執筆者を迎えている『寺門興隆』2月号、さっそくみだしを見てみよう。

養父養子住職訴訟/宗派の人件費/寺院墓地利権訴訟/動物供養課税判決/叙勲住職/宗教文化士認定試験/震災寺院公的支援/猫のいる涅槃図/寺族退職金/死者の行方

「人件費」「退職金」と、寺が抱える人にまつわるお金の話が2つも。以前、寺院の所得(?)格差が広がっていることが頻繁に記事にされた時期があったが、やっぱり逼迫しているのか。そんな心配をしながらも「歳出に締める人件費と管理費の割合は適正か」という記事をめくってみると、すごい。貴重な資料として後世に残した方がよいデータが目に飛び込んできた。なんと、計13宗派の人件費と一般会計の割合が事細かにまとめてある。予算額や災害対策費、宗議会費の割合までが赤裸々に記されている。ちなみに平成24年度の総予算額が最も大きいのは真宗大谷派。さすが、日本で最も信者の多い宗派。

ハードな記事を読んだ後は「宗教文化士認定試験」が気になる。昨年の11月で第三回目が終了したこの試験、日本宗教学会と「宗教と社会」学会が立ち上げたらしい。51問全問題と回答が掲載されている。難しい。特に外国の宗教のことが。51問、大まじめに解いてみたが正答率は半分程度で、きっと私は落ちるに違いない。コプト教徒やバハイ教のことなど、知らなければならないことが多いことが分かった。勉強せねば。

2つの記事を熟読した後は「涅槃図に猫がいるいない説法」で心をなごませる。猫は魔性のものなどとされ、涅槃図に画かれていることは珍しいという。しかし日本のそこかしこに、猫が描き加えられた涅槃図が存在するという。それは果たして何故なのか。読み進めていくと納得の結論。

ほかにも「豆まきは危険だという声にお寺は」「ワンコイン修行で寺興しに成果あり」など、惹きつけられる記事が今月も多かった。来月は大震災に、どう触れるか。(小松)

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2013年2月16日 (土)

仏像彼氏★ミステリアス系が好きなあなたにおすすめの3体

仏像はやってますね。
今までは仏像なんて年寄りくさいものだと思ってたけど、なんかこのごろ気になってきちゃったかも……という方もいるでしょう。でもいっぱいあるからどれ見ていいかわかんなぁい! という初心者BUTSUZOU★ガールの方々に、好きな男性タイプ別におすすめ仏像をセレクトしみました。

今回は、「ミステリアス系」が好きなあなた。

「ミステリアス」というと近づきにくいオーラを放っているというか、謎や秘密が多い人につけられる形容詞ですね。
 オープンな性格の人は近づきやすく仲良くなりやすい反面、情報を求めなくても相手が開示してくれるから「知りたい欲求」が勝手に解消されて恋の相手としてはつまらない。「相手のことをたくさん知りたい、理解したい。だから私は、ミステリアスな男性が好きなの!」というあなたにおすすめの仏像はこちら。

①阿修羅像
阿修羅というと帝釈天と戦い続けている神。戦闘神ということで、私が持っているリボルテックタケヤの阿修羅像(いわゆるフィギュアです)の顔は、鬼のような形相をしていて「まさに」という感じです。
しかし、「阿修羅」と聞いて思い浮かべるのは、興福寺の阿修羅像。
スレンダーなボディに三面六臂のあの姿。眉間に皺を寄せた顔は何かを訴えているように感じます。仮に下痢気味で腹痛の絶頂にいるとしても、苦悶でなく阿修羅のような涼しい表情をしていたらときめきませんか(それで粗相をされても世話はしませんが)。顔から漂うミステリアスな雰囲気を好む方に大変おすすめです。
蛇足ですが、右の顔は萩原流行に、左の顔は中居君に見えました。あなたは誰に見えますか。

②菩薩半跏思惟像
上野国立博物館の法隆寺館にいくとたくさん見られます。何かを考えいる姿ってミステリアスに見えませんか。「あの人は何を考えているの。知りたいわ !」と思わされます。もし下衆なことだとしても、もし夕飯のことだとしても、ポーズがあるだけで違います。たいしたことなければないほど姿勢が重要です。自分が低俗だと思っている人ほど思惟ポーズを試して欲しいです。
ロダンのあの像に心惹かれるあなたにおすすめ。

③秘仏
ミステリアス界のドン、仏像界のイルミナティです。なんせ普段は見ることができません。毎月決まった日に公開されるものから、何十年に一回、さらには絶対に見ることができない仏像まで。なかなか見れないものほど謎が深まり知りたい欲が高まりますが、あまりにも隠されすぎると逆に謎ばかりで魅力半減。先日、7年に一度しか開帳されない秘仏を見たのですが、なんとなくがっかりしてしまいました。どこまで見せるか、どこまで隠すか、という線引きはとても難しいです。
上で紹介した2像は、顔や仕草ですが、秘仏は存在そのものがミステリアス。惜しげもなく見せている谷間より、かがんだときにちらりと見えるバストの方が何倍もありがたいように、他の女性が知らない一面を自分だけが見つけたときのあの快感は、ミステリアスな男性に恋する醍醐味でもあります。
ただのミステリアスに興味がない、徹底した秘密主義者が好きなあなたにおすすめの仏像です。(神田愛)

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2013年2月13日 (水)

池田大作より他に神はなし/第36回 漬け物にもならないひん曲がったヘッポコきゅうりが、一丁前の台詞を並べてんじゃねえよ。即刻“ふくよかなキリスト”の足元に土下座せよ!

 神保町の「書泉グランデ」4階で実に腹立たしい思いを。同階は精神世界や宗教・歴史・哲学を主とするフロアーだ。透明エレベーターを降りた踊り場に、各種出版物の宣伝材料類を置く骨組みラックが。ふっと見ればその8割が、日顕一派以上の極悪邪教習団・幸福の科学関連のパンフで占拠されている! こ…こんなハレンチ行為が白昼許されていいのか!?(夜でも言語道断だが…)会員がここで組織買いをしてくれるため、店側も文句を言えないのか? 言論・表現の自由の読者への橋渡し役たる書店人には、より毅然たる対応を求めたい(『聖教新聞』のバックナンバーこそが一番ふさわしい)。連中の狂気の中身をうかがわんと、周囲に誰も居ないのを確認、1冊抜き取りさっとバッグに隠す(池田名誉会長の弟子仲間に見られたら、恥ずかしくて聖橋から神田川に身投げするしかない)。

2  『ザ・伝導』Vol.193。下劣で薄汚い最低センスの表紙には、“ココロのチカラで難病克服!”と大きく。駆け出しインチキ邪教集団らしい古典的手管だ。金集めだけが目的の、哲学・思想・芸術性を欠いた連中の、一番手っとり早い“急ぎ働き”(池波正太郎の『鬼平犯科帳』にしばしば登場。無計画で殺人もいとわぬ盗人集団の手口の呼称)には吐き気が。冒頭でOの字(フルネームを書くと筆者の心、及び『記録』の画面が汚れるので、以下全てこう表記)が、“強い思念を持てば病気は治る”他の超ヨタ話を。その舌の根も乾かぬうちに、“たばこを一日に百本も吸っていながら、「肺ガンを直してください」と祈るのでは、虫がいいのでは”とか、コレステロール値を下げるためには運動もだとか、三流健康雑誌並の説教を開陳。宗教者としての誇り・知性・美学・指導力はゼロどころかコンマ以下。おまけに人相が、市場に出せないヘッポコきゅうりに酷似。漬け物に回しても舌が腐るに違いない。

 内容はお馴染みのパターン。雲水修業とやらで高次脳機能障害を乗り越えた、Kさんが写真入りで登場(パンフでは実名)。Kさん、人相こそOの字より遥かに立派なるものの、カメラマンの撮影技術は劣悪で威厳不足。師、つまり池田名誉会長の森山大道と篠山紀信をミックス、更に福島菊次郎をふりかけにしたような、高度な写真技術の芸術性を想起、ふふんと鼻笑い(Kさんには申し訳ないが)。くも膜下出血で命拾いした初老男としては、他人事ではない病だ。低劣なレイアウトの文章を眼を閉じて、いや閉じては読めないので、半開きにして苦痛に耐えて速読。

 “…医学的には回復は絶望的でした。しかし、幸福の科学の信者だった母は、「信仰によって必ず治る!」と信じ、祈りました。僕の枕の下には幸福の科学の根本教典『仏説・正心法語』を置き、病室では「正心法語」のCDをエンドレスでかけ、祈り続けたのです”(12ページ)

 結局は記憶障害や左手に麻痺が残るが、「五体満足で退院できるなんて、本当に奇跡ですよ」と医者が言ったとか。別に奇跡でも何でもないよ。イカれたエンドレステープを聞かされずに済み、医者もよっぽどうれしかったゆえのお愛想だ。結局はOの字のDVDを観たり、怪しさ極まる雲水修業(13ヵ月!)で何度目かの奇跡の回復を遂げ(1年経てば病状も変化して当然)、今は信仰の傍ら農業にいそしむ日々と。めでたいが、こういう思い込み過剰な個人的妄想が、無数の宗教被害者を再生産するのだ。アトピーも治ったと狂喜してるが、うちの娘も埼玉から群馬に転居するなり完治した。プラス面は全部信仰のお陰、マイナス面は信仰不足のせいという、二者択一思考の奴隷になった人間は、邪教教団にはもはや呼吸をするATMだ。

1 “ふくよかなるキリスト”と呼ぶ人も無数にいる名誉会長(地域によってはマホメット、お釈迦様と変化する)。確かに男の顔は履歴書だ。100円ショップの漬け物にもならない、ヘッポコきゅうりと比較する自体が喜劇だが(漬け物さん御免なさい!)、伏したる名誉会長の怒濤の進撃は相変わらずだ。『池田大作全集』は第146巻目が刊行されるし(さいとう・たかおの『ゴルゴ13』も、横山まさみちの『やる気まんまん』も顔色なし!)、著作の海外出版は41か国語、1400点に達したと。

Oの字よ、盛んに師のスタイルを猿真似しているが、イボ蛙が無理に牛と競って腹をふくらませても、むなしく自爆するのみと心得よ。それが怖いのなら1日も早く、名誉会長の足元に這いつくばる事だ。過去の数々の罪悪ゆえに、我ら師弟共戦に生きる弟子仲間との“民衆絶対勝利の舞”には、もちろん加われないだろうが。(塩山芳明)
 

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2013年2月12日 (火)

東京みくじ巡り/増上寺

 大門駅を出て少し歩くとあるのが増上寺。そこを抜けて階段を上がれば見えてくる東京タワー。都会のど真ん中にある大きなこの寺は1393年に創建された浄土宗の寺で、徳川家の菩提寺という歴史の長い寺である。
 境内はとても広くお弁当を持ってベンチで食べると気持ちよさそう。寺というと敷居が高いというか、神社より気軽にいける度が低い。浅草寺クラスになれば、寺というよりは観光地と化しているから気楽だけれど、中規模クラス以下になるとどうしても行きづらい。仏教ブームも起こってきているので、駆け込み寺としての役割が復活してほしいところ。

 ここで引いたのは福物いりみくじ。少々割高だけどおまけつきのおかげで得した気分になれるのがいい。しかし、私はこれ系のみくじで欲しいと思ったものを引いた試しがない。だいたいカエル。そんなに私の元へ帰ってきたいのがいるのか。なんだ、元彼か!? 復縁は願ってないぞ。たまには大黒様とか恵比寿様とかの「なんとなくレア」感を煽ってくれるものが欲しい。いつもと違う変わったものがほしーの(古いギャグ)。
 そんな子どものような願いを阿弥陀如来(増上寺のご本尊)が聞き届けてくれたのか、今まで聞いたことのない変わったものが出てきた。
 その名も「鷽鳥(うそとり)」。
 私が嘘つきだからじゃないよ。一年のよくないことを吉と取り替える「うそ替え神事」で使われるうそ鳥が木に止まっているところを表したもので、幸運の守り神として親しまれているらしい。いやー、縁起物っていっぱいありますね。
 木に止まっている形を表しているとあるが、これは2羽がお互いに向き合ってるのか、それとも1羽が正面向いているのかわからない。なんかコウモリが羽を閉じている姿に見えなくもない。よくわからないけど幸運を招いてくれるなら形はなんでもいいや。次回は是非とも福銭に茄子かお多福を引きたい。
 
Zoujouji  一緒についてくるみくじは両面印刷で、片面が英語表記になっている。英語といっても表の日本語を訳しただけなので意味はすぐにわかる。
 運勢は「Fairly Good」(小吉)。Fairlyは「まずまず」と「かなり」という意味があるけど、「まずまずよい」ということなんでしょう。その証拠に内容あんまりよくないし。唯一良さそうなのが、「Birth:Easy to birth」。安産なのは嬉しいけど妊娠してないから関係ない。まぁ、「Study:Work hard, or you won't be successful」とお説教を食らったので、英語面を隅から隅まで読んで英語力アップさせたいと思います。

 もしかして私の願いを聞き届けたのではなくて、おみくじに対する阿弥陀如来からの精一杯のフォローとして鷽鳥を引かせたんだったりして。(月島めぐる)

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2013年2月 5日 (火)

新刊『農業6次化がフクシマを救う』予約開始

3月発売の新刊『農業6次化がフクシマを救う』

Amazonでの予約が可能となりました。

もちろん、近隣書店様へのご予約も可能。

予約の際には次の情報を書店様にお知らせください。

::::::::::::::::

書籍名:『農業6次化がフクシマを救う』

出版社:アストラ(電話03-3288-3946)

ISBN:978-4-901203-51-7

3月4日発売予定

::::::::::::::::

福島を、なんとか元気にしたい。

そんな願いが込められた本です。

「作って、加工して、売る」

(1次産業×2次産業×3次産業)

これを実現した農家の成功例がたくさん詰まっています。

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2013年2月 4日 (月)

仏像彼氏★オラオラ系が好きなあなたにぴったりな3体

仏像はやってますね。
今までは仏像なんて年寄りくさいものだと思ってたけど、なんかこのごろ気になってきちゃったかも……という方もいるでしょう。でもいっぱいあるからどれ見ていいかわかんなぁい! という初心者BUTSUZOU★ガールの方々に、好きな男性タイプ別におすすめ仏像をセレクトしみました。

今回は、「オラオラ系」が好きなあなた。

オラオラ系というのは、強引で引っ張ってくれる男性やファッションの系統(悪羅悪羅系)のことを指すそうです。良くいえば男らしく、悪くいえば自分勝手というところでしょうか。
そういうリードしてくれる男らしい人が好きな女性におすすめしたい仏像は以下3体。

①金剛力士像
運慶、快慶で有名な仁王様と呼ばれているアレです。金剛杵を持って悪を叩きのめし守ってくれるといわれています。
阿形像の方が吽形像よりオラオラ度が高いです。憤怒の顔と、オラオラするために必須の無駄な脂肪のない発達した筋肉質の肉体が、いかにもリードして引っ張っていってくれそうな雰囲気です。オラオラ好きでなくても、筋肉フェチの方にもおすすめです。彼の決め台詞は、「俺の女に手を出すやつは金剛杵でぶっ潰す」。

②馬頭観音
あまり聞き慣れないかもしれませんが、悪を砕き煩悩をも食い尽くす超肉食系仏像です。
オラオラといえば、草食男子とは真逆の男性性を全面に出した印象が強く、しかも漢字では「悪羅悪羅」とも書きます。やはりオラオラに悪は、いい意味でも悪いでも大切ということなのでしょう。
鎌倉時代の仏像に取り入れられている躍動感に満ちた写実的表現のおかげで、オラァを超えてグォルァと人造人間セルのような雄叫びをあげていそうな顔になっています。アウトレイジや仁義なき戦いに出てきそうな堅気ではない男性が好きな方におすすめです。

③不動明王
大日如来の命を受け、邪悪や煩悩を破壊し強化する役目を持つ仏像です。プロレス界の破壊王といえば、故橋本真也ですが、密教界の破壊王といえば不動明王。日本人にはなじみ深い仏像の一つでもあるので、奉ってある寺院が多くあります。関東圏では、年末からテレビCMでよく流れる成田山新勝寺が有名です。
個人的な見解として、オラオラ系といってまず思い出す仏像といったら不動明王をおいてほかにはありません。まず不動(動かない)。危機的状況において絶対に逃げ出さない勇敢さ強さを感じます。そして王。キングです。オラオラはファッションや雰囲気からして動物でたとえるとライオン。ライオンといえば百獣の王。わたしのかんがえた、さいきょうのおらおらぶつぞうです。 強い者に惹かれるすべての女性におすすめしたい仏像です。

「仏像」と一口に言っても街角にひっそり奉られているお地蔵様から、決まった年にしか見られない秘仏までたくさんあります。しかも、世の中に1体というわけでなく、仏師の数だけどころか1人で何体も作っていたりするので、ビギナーの方はとりあえず近所にある寺の本尊から入ったほうがいいかもしれません。
仏という尊いものを好きな男性タイプ別に紹介するなんて、まさに今回紹介した3体からぶっ潰されそうではありますが、お気に入りの仏像を見つけたいと思ったときはこういう方法も有効なのでは、と思う次第です。(神田愛)

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2013年2月 3日 (日)

●ホームレス自らを語る 第122回 経験してみないとわからない(前編)/宇野吾郎さん(仮名・62歳)

1302  横浜市寿町(中区)近くのビルの根方で日向ぼっこをしていた宇野吾郎さん(仮名・62)は、寿町のドヤ(簡易宿泊所)で暮らすようになって、5~6年になるという。
「ドヤの部屋は2.5~3畳ほどの広さで、布団とテレビがついている。トイレ、台所、シャワーは共同。シャワーはコインシャワーで、200円で7分間使えるが少しせわしないんで、オレはいつも300円で11分間のコースを利用している。宿泊料金は1泊2200円で前払い。支払い方法は当日払い、5日払い、10日払い、1ヵ月払いとある。ただ、1ヵ月分先払いしても割引きがあるわけじゃないけどな」
 宇野さんもなるべく1ヶ月払いをしていると語る。こうしたドヤ街で暮らしていくには、先々まで寝起きする場所が確保されている安心感が大きいようだ。
 さて、その宇野さんの来歴を聞いていこう。生まれは福岡県柳川市。柳川といえば掘割の発達した水郷の町、北原白秋を生んだ町として知られる。
「古い建物も多く残っていて、なかなかきれいな町だよ。オレが生まれたのは、昭和25(1950)年。男ばかり5人兄弟の末っ子に生まれた。末っ子だったから、みんなに可愛いがられて育ったのを覚えている。あの頃の子どもは勉強なんかしないで、仲間と遊びまわるばかりだったな」
 宇野さんの父親は駄菓子の仲卸し業を営んでいた。といっても、店舗を構えるのではなく、卸し業者から仕入れた駄菓子を自転車に積んで、近在の駄菓子屋に卸してまわる仕事である。決して裕福とはいえない生活環境だったようだ。
「地元の小学校から中学校を出て、高校は県立の商業高校に進んだ。そこで商業簿記3級と珠算(ソロバン)2級の資格を取った。高校を卒業して、大手楽器メーカーの営業所に就職した」
 ところが、宇野さんは人生初の職場を、1ヵ月あまりで辞めてしまう。
「仕事が営業だったんだ。17、18歳のガキが飛び込みでいって、いきなり『楽器を買ってください』とやっても売れるわけがないよね。楽器は安くないだろう。とてもオレ向きの職場じゃないと思って辞めたわけだ」
 その就職に応じたとき営業職の募集であることはわかっていたはずだが、社会経験のない少年にはそれがどんな内容の仕事なのか思いが及ばなかったようだ。
「まあ、どんな仕事も中に入って経験してみないと、本当のところはわからないよ。その仕事がやれるかやれないか、できるかできないか、外から見てたってわからない。やってみてはじめてわかるんだ」
 その後、いくつも仕事を替えて得た宇野さんの仕事観である。

 楽器メーカーの営業職を辞めた宇野さんは、心機一転して陸上自衛隊に入隊する。
「自衛隊に入ったのは、自分の肉体がきびしい訓練にどこまで耐えられるのか試してみたかったんだ。これも経験してみないとわからないからね。陸上自衛隊の大村駐屯地(長崎県)の普通科連隊に入隊した。昔の陸軍の歩兵になったわけだ。訓練はきびしかったよ。半端じゃない。重装備での行軍とか、深夜、非常呼集で叩き起こされたりとかね。でも、オレはそれに耐えた」
 宇野さんは2年間の訓練に耐えて満期除隊をした。きびしい訓練に耐えたことで、大きな自信になったという。
 除隊後、四国に渡り高松市(香川県)の讃岐うどん店に就職する。うどんの出前が仕事であった。
「その出前の仕事をしながら、自衛隊でも普通科連隊よりもっときびしい訓練に耐えられるだろうかと考えるようになったんだ。それで関東の部隊で揉まれてみようと、四街道(千葉県)にあった陸上自衛隊下志津駐屯地に入隊した」
 宇野さんが配属になったのは、高射隊という高射砲を扱う部隊だった。ときに22歳のときのことだ。
「高射隊でオレが担当したのはコンピュータ係だった。敵機の飛行高度、方位、速度などを入力して、我が方の高射砲の方位、角度を計算して、砲弾発射のタイミングを決めるのが仕事だ。結構むずかしい仕事だった。入隊して最初の3ヵ月は横須賀(神奈川県)、さらに善通寺(香川県)で3ヵ月の教育を受けて、下志津に配属になった」
 この間、宇野さんはこの仕事に疑問をもつうになったという。
「こんな仕事がほんとうに必要なんだろうか、これはオレがやるべき仕事なのだろうか。そんなことを考えるようになった。敵を殺すか、敵に殺されるかの世界だからさ。徐々に怖くなるというか、とてもやっていられないような気がしてきてね。それで除隊を申し出て辞めてしまった。二度目の自衛隊は9ヵ月間いただけだったね」
 自衛隊を辞めた宇野さんは東京に出て、警備会社でガードマンの仕事に就く。しかし、この仕事も水に合わなかったようで、数ヵ月でやめてしまう。
「次に就職したのが、同じ都内の運送会社。仕事は事務職で、経理担当になった。高校時代に取った商業簿記と珠算の資格が生かせたわけだ。だから、この会社では30代まで長く働くことになる。会社の近くのアパートの部屋を借りて、毎日真面目に通ったんだ」
 折りから、結婚適齢期を迎えた宇野さんだったが、結婚はしなかった。結婚はしなかったが、生涯つき合う女性には事欠かなかったそうだ。
「結婚を考えた女もいなくはなかったけど、養っていく自信がなくてね。どうしても踏ん切りがつけられなかったんだ」
そう述懐する宇野さんだ。(つづく)(神戸幸夫)

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