東京みくじ巡り/亀戸天神社
総武線錦糸町駅と亀戸駅の中間地点あたりにある亀戸天神社へ行ってきた。どちらの駅から行っても同じくらいの距離で敷地内はとても広い。藤の花が有名で、毎年藤まつりが行われているらしい。
祭神は菅原道真(菅公)と祖神であるアメノホヒノミコト。菅公といえば歌人というより怨霊伝説のが有名なのだろうか。それとも学問の神だろうか。怨霊というと無念の死や憤死(実際どれくらいの率で憤って死ぬのだろうか。そして、どれくらい怒ると死ぬのしら)して、その御霊が何かを起こす。科学が発達していないその時代において天変地異や疫病が流行って、それが怨霊のせいだからと考えるのは仕方ないとはいえ、つくづく考えてみると言いがかりだよね。
さて、おみくじは2種類。1枚めは両面印刷で紅白という組み合わせ。なんだかおめでたい気分になる。運勢は吉。「目上の人のひきたてにより思いがけぬ幸福があります 心を引き立て奮発して一心につとめなさい」と、私にとって目上の人って誰なのだろうか。私はフリーなのでここは編集者というところかしら。きちんと締め切りに間に合わせて書きまくればいいのだろう……と思ったら、「けれどあまり勢にまかせて心におごり生ずると災いあり」だと。『私は書ける!』なんて思って企画持ち込みすぎるとパンクするということか。奮発するのはいいけど勢いづきすぎるなって、ほどほどにしろといってほしい。神は回りくどい。
個別の運勢は、「願い事 他人の助けにより早く成功します」。自力でやろうとせず、人の力も借りなさいと言ってくれているんだろう。今度からはいろいろと頼ろう! 「失せ物 物のかげにあり」。だいたい探しものをしていてないとき、プリントの裏やテレビのやカバンの裏などにありますね。現在マフラーをなくしていて探しているが、どこかの影に隠れているのだろうか。
2枚めの菅公みくじは大吉。こちらにも目上の人の助けを受けて喜事があると書いてある。なかなか目上の人に心あたりがないので、誰によって事が起こるのか楽しみなところだ。
この中で気になるのは、「病気 精神の安定第一」。そうですね。健全な精神は健全な肉体に宿るわけですから、精神を安定させることで、一つ目の「病気 思わず早く治る」につながるのだろう。病は気からとはよく言ったものだ。
「待人 たよりなし 来る」。ノーアポイントメントで来るの!? 困る。突然来られても心の準備も整っていないし、部屋片付いてないし、美容院にも行かなきゃならないのに~。うちにくるらしい待人よ、来るときはアポイントメントを取ってからにしてください。
みくじを見ていると、指定の用紙サイズの中に数種の内容を盛り込んでいるので、フォントサイズによっては短くなる。だからこそテンポよくわかりやすく感じるのだろうし、なんとなく「そうなのかも」と思わさされる。運勢によって、「○○するが吉」というの目にするが、1枚めの「恋愛 ちょっと待ちなさい」は、みくじの言葉遣いで行くと「少々待つが吉」となりそうだが、この場合、待っても好転しないということなのだろうか。しかも、命令口調の内容はめずらしいので、今現在の私の恋愛は先行きが悪いのだろう。神に言われてやめるのはポリシーに反するが、やめることにする。
みくじは書き方によって、内容の重要度や優先度がそうとう変わる。次回からは、言葉遣いにも注視しながらみくじを見ていこうと思う。加えて、先が吉なのか凶なのかしっかり見極める目を養うことも、みくじウォッチを続けていくのに大事なことなのかもしれない。(月島めぐる)
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