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2012年7月20日 (金)

OL財布事情の近年史/第87回 ITバブルのピークでOLの副業にも変化が(前編)

連載「OL財布事情の近年史」は、2013年12月に単行本『女と金~OL財布事情の近年史~』として発売されます。

各年代のOL像を、イラストを交えて解説する辛酸なめ子さんのプチ時評つき。辛酸さんには、カバーイラストも描いていただきました。

エピローグには最新の女性誌お財布事情が書き下ろされ、女性誌創刊号の画像50数点を掲載。30年ぶんの「OLの財布の中身」が一気に見える本となりました。

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 エビちゃん現象がピークだった2006年、日本社会のメインストリームでは、ITバブルがピークだった。ライブドア、楽天、村上ファンドなどの大企業買収劇、ヒルズ族、ビットバレー、ドットコム長者、など強烈だが痛い記憶である。エビかわ服は、渋谷の起業家やヒルズのITセレブとの合コンという需要があったわけですね。この頃、ほしのあき、安めぐみなど巨乳だけど癒し系、みたいな女性タレントの人気が上昇し『週刊プレイボーイ』は「微熟女」なんて命名していた(2006年3月号)。いかにもIT社長や若手コンサルが好きそうである(偏見)。
 
 そんな表出している現象はともかく、ITが一般人の生活に急速に浸透し始めたのがこの頃である。携帯は通話とメール、PCは仕事とネットサーフィン、といった使い方から、ブログ、SNS、ネットオークション、アフィリエイトなど新しいウェブとのつきあいが始まった。総務省の調査によると、ブログ登録者は2005年3月に335万人だったのが、2006年3月に868万人、SNSは同111万人から716万人と一気に利用者が増えている。ココログ、楽天、mixi、ヤフオク、そんなものがふつうのOLの生活にも入り込んだ。『JJbis』2006年4月号の記事「〈ミクシィ見たよ~〉が合い言葉」、確かにそういう会話も人間関係も新しく生まれ、日常を大きく変えていった。

 この頃の女性誌マネー記事を見ると、こぞってネット系財テクに食いついている。『週刊女性』2005年7月26日号「インターネットでガッポリ稼ごう」では、「9800円のブライス人形が6万円に!」「自分で作ったバッグが3800円で売れました」とまだ普及し始めた頃は眉唾的な印象だ。だがだんだんこの流れにのってきてあらゆる年代の雑誌が食指を動かしている。(つづく)(神谷巻尾)

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