« 元乙女のゲーム日記/ときめきメモリアルGirl's Side Premium 3rd Story ② | トップページ | ●ホームレス自らを語る 第113回 高血圧で路上生活に(前編)/藤川健次さん(60歳) »

2012年5月 6日 (日)

元サイテイ車掌の田舎日記/それは若葉だけだよ

○月×日

 んだ。
 「兎追いし」だったのだ。
 興味はないが、唱歌や童謡の数は多い。
 すぐに思い浮かぶだけでも、時期的に「春が来た」や「春の小川」、「故郷(ふるさと)」「七つの子」「背くらべ」「雀の学校」と、他にもまだある。
 学校での音楽の授業などは適当に受けていたのに、これらの歌は今でも大体は空で歌うことが出来る。
 あの頃は歌の意味も分からずにただ口ずさんでいただけだったが、「な~んだ、そうだったのか」と今頃になって漸く意味が分かったものもある。
 その中の一つが、日本では子どもからお年寄りまで最も親しまれている(と思う)「故郷」だ。故郷の山や川で遊んだ思い出を歌ったものだが、おれには「兎追いし」と「兎美味し」のどっちが正しいのかずっと分からないでいたのだった。兎は獲ったことはないが、小鮒はよく釣って美味しく食べていたので「美味し」の方だろうとも思って歌っていた。ま、おれにはどっちでもよかったんだけどね。
 それが最近になって「追いし」だと分かった。それは震災の被災地でよく歌われていたからだ。でもね、明治、大正という時代背景からして、食としての「美味し」でもいいような気がするんだけど。
 また、「チイチイパッパ」の「雀の学校」で思い出したのだが、「むちを振り振り」は先生による体罰の歌では勿論ない。むちは「教鞭をとる」の「鞭」だというのは高校の頃に分かったが、反抗的だったおれはこの歌をふざけてよく歌っていた。「無知を振り振り」と連想しながら嫌いだった先生への当てつけとしてだ。
 おバカな話はこの辺で止めよう。それにしても子どもの頃に覚えた歌は一生忘れないものだ。勉強の方は殆ど忘れているというのに。子どもの頃に衝撃を受けた歌は一生を決定するといっても過言ではないように思う。何も歌に限ったことではないが、現にそのような理由で歌手などになった人は世界中にも大勢いる。
 人々に強烈なインパクトを与える、例えば本と歌を比べれば、本は活字を追うという労力がいる。が、歌は黙っていても聴こえてくる。能動ではなく受動でいいから手っ取り早い。
 世間では驚くニュースがあったり痛ましい事故があったりと一喜一憂する毎日だが、おれの中には不正確なことや不十分なことが蔓延しているのだと気付く。最近ではそれを正していくことや新しいことを吸収するにもその力が失せてきたように思う。
 ぐんぐんと成長しているのは若葉だけだよ。不一。(斎藤典雄)

|

« 元乙女のゲーム日記/ときめきメモリアルGirl's Side Premium 3rd Story ② | トップページ | ●ホームレス自らを語る 第113回 高血圧で路上生活に(前編)/藤川健次さん(60歳) »

サイテイ車掌のJR日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122338/54605366

この記事へのトラックバック一覧です: 元サイテイ車掌の田舎日記/それは若葉だけだよ:

« 元乙女のゲーム日記/ときめきメモリアルGirl's Side Premium 3rd Story ② | トップページ | ●ホームレス自らを語る 第113回 高血圧で路上生活に(前編)/藤川健次さん(60歳) »