東京みくじ巡り/帝釈天(前編)
フーテンの寅さんが産湯をつかった柴又帝釈天(題経寺)へ行ってきた。東京都葛飾区にある日蓮宗系の寺。
なんとなく境内が広いイメージがあったけれど、規模はそれほど大きくなく全体的に茶色い。外から見ただけだと渋い寺にしか見えないが、彫刻ギャラリー(有料)にある法華経説話の木彫は繊細なのに迫りくる立体感が見事で一見の価値あり。庭園は枯山水ではなく日本庭園で落ち着いた雰囲気に癒される。
本題のおみくじ。観光地だからなのか、それともお布施を確実に得るためなのか定かではないが、なんと6種類もあった。最多か!?
今回は前編後編あわせて、そのうち4つを紹介。
まずはオーソドックスなみくじ棒タイプ。この棒っていつも菜箸を使ってるんじゃないかと思ってるんだが、違うよね。
上部に漢文が載っている。授業じゃないけどレ点や数字をつけたくなる。「こころに迷いがあるときは天に通じない。迷いがなくなれば自然とよい方向にいく」ってことだが、当然だよね。でも悩んでいるときって、そのことばかりに気持ちがいって、他のことがおろそかになって結果うまくいかなくなることが多い。冷静なときにこういう言葉を聞いて覚えておくと後々助けられることがあるから侮れない。
もう一つが変わり種。扇子の形をしている。たまに見かけるけど変化系って引くの楽しい。 開いてびっくり大吉! 久しぶりの大当たりでうれしい。内容もあたりかな。京都にある地主神社で恋みくじを引いたときは中学生であったのもあるけど、大吉なのに悪いことしか書いていなくて泣きそうになったのを思い出す。
みくじには何種類かあって、だいたいが①御製(レアだけどね)②確言③アドバイス系のどれかに当てはまる。この扇子は③なんだけれども、よく読むと悩み相談をされたときに言うような言葉が並んでいる。
「出会い:一つ一つの出会いを大切にすれば吉」一期一会。出会った人を大切にするのは生きていく上でもかなり重要。
「金運:義理での、お金の貸し借りは禁物です」金の貸し借りはトラブルの元、貸すならあげるつもりで貸せとよく言うよね。
他にも「マンネリにならぬよう工夫すればよりよい関係が築けるでしょう」と男女間の恋愛指南もしてくれる。マンネリが元で浮気してトラブルってよく聞く話。
各寺社のみくじの種類を知って、アドバイスが欲しいとき、ただ吉凶を知りたいときにわけて利用するのもいいかも。(月島めぐる)
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