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2012年1月25日 (水)

元サイテイ車掌の田舎日記/新年明けて、友を想う

○月×日

 んだ。
 友だちがいないのだ。
 年賀状が元日に届くのは日本の古くからの習わしなのか、自分でも元日に貰えば嬉しいくせに、おれが殆どの年賀状を書き始めるのは元日からなのだ。
 それは、前年から「明けまして……」と書く気にはどうしてもなれないからで、元日に届かない失礼を承知の上で年が明けてから正しく書いている。だいたいが鏡開き辺りに書き終えるのだが、そんなに長くかかるのは、印刷はしないで一枚一枚をヘタクソな字で結構長々と書くのがおれの習わしだからだ。
 その内容といえば、やはり冬の近況などになってしまうのだが、止むことのない雪だの、猛吹雪だのは、酒田に戻りもう丸二年近くにもなったので、すっかり慣れてしまい、これが当たり前だと思うようになってしまったので、近況といってもなぁ~と、今年はちょっと困ってしまったが、「もう何もかも慣れました」と書いて一件落着。
 酒田の人は朝起きるとまず玄関の雪かきをする。で、出勤すると今度はまた会社の雪かきがあり本当にご苦労様で大変だと思う。おれといったら、雪かきとは無縁で、食っちゃ寝の冬眠状態のためか、実は、あれよあれよと体重が5キロも増えてしまっていた。だからかコートを着れば雪だるまのようにコロコロパンパンで、鏡を見れば、顔も最近とみに老けたような気がしてウンザリしているのだ。といいつつ、しょっちゅう鏡ばかり見ているのは、こうした老化もそのうち慣れるだろうし、見飽きる前に見たところでどうにもならないことに気付くはずだと思っているからだ。と書いておきながら、今はまだ気付きたくないのだ!? ナニ、健康でありさえすれば顔や体型などもうどうでもいいよと自分では思うが、皆はどう考えているのだろう。
 今日はいきなりいってしまうが、そんなことを話せる友だちがいない。おれの身近な人といったら親戚のじいさんばあさんぐらいで、人との交流は酒田に来てずっとそうしてきた。おれには同年代の友だちが本当にいないのだ。
 高校の担任も嘆かれていたが、二百数十人いる学年で若死した人が30人近くいるというのは聞いたことがないと。
 そうなのだ。おれの親しい同級生や幼馴染は6人も亡くなってしまっているのだ。トミオ、三弥、ぜんじ、ジロー、はるき、こういち。6人の名前を今呼んでも誰一人と応えてくれない。いつか会えると楽しみにしていたのに。
 そのいつかとは退職して田舎に戻ってきた今に他ならない。おれの友だちはもう酒田を後にして東京などに出て行ってしまった何人かしかいない。このことは来る前から分かってはいたが、実際直面すると、やっぱりさみしい。辛く感じる。ふるさとに酒を酌み交わす同級生や会いたいと思う幼馴染みが誰一人といないなんて、そんなのありか? 信じられないよ、それはないよな。
 それにしても、あまりにも不条理すぎる。皆若くして逝ってしまって。慢心になっていたからか。人間ドックもやっていなかったのかもしれない。おれも会社でやらされたのが切っ掛けで毎年受診するようになったのだからエラソーにはいえないが、今は大丈夫でもいつ何時どうなるかは分からない。
 さて、昨日までは大相撲ばかり見ていた。中継は3時からなので、その前に風呂を済ませたりと変な生活だった。5時を過ぎた後半戦は晩酌をしながらとチト優雅に。
 12日目に早々と優勝を決めた杷瑠都は良かった。インタビューの最後にカメラ目線でちゃめっ気たっぷりにアイコンタクトをとったユーモアといい、盤石なパワーもさることながら、千秋楽では負けたがその笑顔は実にさわやかだった。
 ちなみに、おれのひいきは雅山、鶴竜、隆の山だが、今から大阪での春場所が待ち遠しい。
 話がそれたが、こんな日常を語り合える友だちがいないのはさみしいということで。
 今年もよろしくお願いします。では、また。(斎藤典雄)

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