池田大作より他に神はなし/第26回 ゲーテ・黒澤明・池田大作。天才のみが到達した栄光とその孤独の中身に、凡人が浅はかにも想像を駆使してみたが…!?
世の中、訳のわからない事が多すぎる。民主党政権になってその傾向がより極端に。その1。福島県の双葉町他の8町村が、原発事故で“世界最大の被害者”を自称するギャグ(12月3日にいわき市で総決起集会が)。今まで補助金漬けでウハウハだった連中が一転、レイプ被害に遭った処女並の振る舞い。鉄面皮!(ブリキの処女膜?)住民移転も積極的に推進せず、徴税権確保と自らの年収維持第一だった、ゴロツキ公務員どもの画策?良く納税者を前にシラフで寝言が吐ける(業者贈答の焼酎でもあおってた?)。
その2。東電社員への賞与の支給。中国戦線での細菌戦で有名な、石井四郎中将率いる731部隊員へ、国民栄誉賞を授けるがごとし(池田名誉会長への世界からの、300を超える崇高な栄誉に比べれば天国と地獄!)。その3。NHKの受信料(正しくは”職員年収1000万円台維持税”)未払い者への訴訟。”電波の送りつけ商法”で、平均年収1000万以上を確保している、背広姿の地回り組織の狂乱行為。年収200~300万で生活する庶民への恫喝行為が、司法の御墨付きでなされる異常性(一時の武富士そっくり!)。日本は世界一の放射能テロ国家だが、国民は東電やNHK幹部への容赦のない復讐テロを実行しない限り、世界人民の笑い者だ。両社のガラス窓1つ割られないのは、国辱的光景だ。
そんな心がすさんだ時は、名誉会長の詩集のページをめくる。『詩集 広宣抄』(聖教新聞社’87)は、”日本のゲーテ”としてあまねく世界に知られる名誉会長が、フランス・イタリア・イギリス・ドイツ・カナダ、そして福岡の同志・一般の人々に向けて発した、20世紀後半を代表する世界水準の詩集だ(谷川俊太郎や荒川洋治レベルの、島国規模の詩人と混同しないで欲しい)。巻末には「母の詩集」までが収録。総アート紙・ハードカバーで保存性も抜群。森山大道と並ぶ日本を代表するカメラマンとして、欧州各地でもカリスマ的人気の、名誉会長の前衛的写真技術にも幾度も酔える(総カラー)。
一行一行がすべて素晴らしいが、中でも名誉会長がその地に立ち、感動の余り発したであろう、次のような部分が特に好きだ。“おお 福岡!/火の国公布の源流にして…”(10ページ)“おお マロニエの/白き花咲く文化の国・フランス…”(35ページ)“ルネサンス!/おお ルネサンス!”(62ページ)“おお 女王の国を走りゆく/澄んだ瞳(ひとみ)の広宣の勇者たちよ…”(112ページ)“おお ゲーテ!/光線のごとき直観(ちょっかん)の響(ひび)き…”(122ページ)“おお ナイアガラよ!/偉大なる瀑布(ばくふ)よ!…”(140ページ)”おお カナダの友よ/新しき時代の…”(157ページ)
現代詩にありがちな小手先の観念的テクニック、安っぽい絵葉書風の自己陶酔じみた押し売り、安易な重複表現がここには一切ない。細菌、いや最近惜しくも亡くなられた、公明党の元幹事長・冬柴鉄三先生がいみじくも喝破されたように、“20世紀の天才”のみが到達した、人類の叡智が素朴にゴロリと横たわっている。凡人はダイヤモンドの光沢のような言語魔術に、ただ翻弄されるしか術がない。中でも“時代を超えた詩友”、ゲーテと現世で対話するかのような構成の、次の部分には文豪同士で同時代を生きられなかった、名誉会長の無念と孤独感が漂っている。
“彼は 万象(ばんしょう)の奥に目を向ける/究極(きゅうきょく)の運動原因を /人間の生命と生命の根底で/統(す)べている何ものかを/凝視(ぎょうし)し続けたのだ”(123ページ)
文豪ゲーテを“彼”呼ばわりして、これほど自然な説得力を持つ人間が世界に何人いようか? かつて金権政治家・田中角栄は名誉会長を陰で、ハレンチにも“法華経を唱えるヒトラー”呼ばわりしたと。ゲーテのゲの字も知らない、成り上がり政治家の無知をあざ笑うのはたやすい。けれどこれは田中角栄個人の問題であろうか?嫉妬地獄に陥り易い、日本人全体の問題ではなかろうか。
だから逆に、海外では圧倒的な評価を名誉会長は受けている。多分、黒澤明監督の孤独を日本で一番深く理解した1人は、名誉会長である。写真芸術において圧倒的に評価されている名誉会長。退院したら是非、映画監督にもチャレンジして欲しい。無論作品は『新・人間革命』だ。主演の山本伸一役は、その風貌・知性からしてハリウッドスターでもある、渡辺謙以外はあり得ない(木村拓哉でも外貌がそっくりなので良いが、長髪を切らない主義らしいのでさすがに…)。(つづく)(塩山芳明)
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