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2011年11月23日 (水)

元・サイテイ車掌の田舎日記/魚日記

○月×日
 んだ。
 相変わらず魚をもらって生きている。それも鮭はいつも3本はもらう。「今日はホントにもういいです」というと、「いさげ(いいから)持てげ~」と。「…なら、1本…」と弱々しくモジモジしてしまうのだが、なんとも豪快に3本はくれる。
 漁師さんがいうように東京や親戚にやったりしているが、それはもう喜ばれている。お返しに新米や野菜を持たされたりで、こちらの方も恐縮するばかりだ。中には「こんなにもらっちゃって。これなら一生漁師をやってほしいものだ」と笑わせてくれる人もいる。
 それはいいのだが。おれの方もホームセンターで魚を送るための発泡スチロールの箱を大量に買い込み、家で作る氷は追いつかないから買うしかない。で、クール便で送る。
 それもいいのだが。1本そのまま入れる箱に鮭が大きすぎて入りきれなくなったのだ。中には1メートル近いのもいる。こうなったら捌いて送るしかない。
 ま、いろいろあるわけです。こないだなんか、捌けるかどうか聞いて、捌けるというから親戚に持っていったら、大きさに驚かれ、やっぱり捌けないという。仕方ないから解体ショーを見せてやった。そろそろおれの出刃包丁も研ぎに出さないと。
 それにしても、なんともありがたき連日の魚三昧だ。これまでの食生活で魚をこんなに食べたことはあろうはずがない。
 スーパーでは高いから買ったことがなかったカニやイクラももらう。カニは茹でるより蒸すのが一番。旨味が逃げないから。小さなカニはみそ汁で。ダシがよく出てこれまた旨い。イクラは塩を入れたぬるま湯で丁寧に膜を取ってから塩水でさっと洗い酒と正油に漬けるだけ。簡単なんだよね。料理の仕方が分からなければ漁師さんがみんな教えてくれる。
 もう毎晩料亭か旅館のご馳走のようなのだ。ふと、こんなことでいいのかと思う。いいんだよね。いいんだ、いいんだと贅沢な悩みが続いている。食は何よりしあわせだ。
 漁師さん、本当にありがとうございます。さあ、明日もナンチャッテ漁師をやらなくちゃ。おやすみ。(斎藤典雄)

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