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2011年11月11日 (金)

OL財布事情の近年史/第54回 山一倒産、女性誌改変!(後編)

連載「OL財布事情の近年史」は、2013年12月に単行本『女と金~OL財布事情の近年史~』として発売されます。

各年代のOL像を、イラストを交えて解説する辛酸なめ子さんのプチ時評つき。辛酸さんには、カバーイラストも描いていただきました。

エピローグには最新の女性誌お財布事情が書き下ろされ、女性誌創刊号の画像50数点を掲載。30年ぶんの「OLの財布の中身」が一気に見える本となりました。

全国書店から注文可能。
Amazonでも予約・注文できます!

前回の続き。

 97年の『日経WOMAN』を見ている。6月号の対談で登場しているのが、黒木瞳×森田芳光。このカップリング、わかりますか? そう、映画「失楽園」の主演女優と監督である。渡辺淳一原作小説が映画化・ドラマ化され、大胆な性愛表現で大ブーム、この年話題をさらった。95〜96年に日本経済新聞での連載当時、OLが朝会社で競って日経を読んだ、と言われていた。というか、本当にかなりの女性が読んでいた。閑職に追いやられた中年と30代の才能あふれる美女の不倫物語は、恋愛や性描写もさることながら、バブル後の時代感が漂い誰もがどこかしらシンクロして、図らずも夢中になってしまったのではと今は感じる。「失楽園」問題は語り始めると長くなるのでまた別の機会にするとして、とにかく普通に働く女性が、性に対して敷居が低くなってきたのは様々な場面で見受けられる。

 前回も、働く女性の性テーマの浮上についてふれたが、とうとう「職業=風俗」の女性をお財布記事で発見!97年3月号「ひとり暮らしの私はこんな生活です」に、会社勤務女性に混じって、「午後は派遣社員、夜はクラブでバイト、月収45万円」の26歳女性が登場している。週に15回通うコンビニで月7〜8万円、電話代5万円、外食・交際費9万円と無軌道に使いながら、月に5万5000円〜15万5000円を貯蓄という生き方。食うために働いて、金も貯める。OLやワーキングウーマンという肩書きなしに、ただ「働く女性」も女性誌がすくい上げる時代になったということか。
 この数年は、他にもトピックが諸々ある。例えば、IT、携帯、セクハラ。次回追求します。(神谷巻尾)

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