鎌田慧コレクション、発動中
先日の「さようなら原発 5万人集会」では、会場でいちばんに鬨の声をあげた鎌田慧氏。
彼の著作のうち、手に入りにくくなってしまったものを電子書籍で配信している『鎌田慧コレクション』。
今出ているⅠ、Ⅱに引き続き、10月にはⅢ、Ⅳも配信する予定です。
第1弾は過労自殺問題を取り上げた『家族が自殺に追い込まれるとき』。仕事の重責に押しつぶされた設計技師、激務に耐えかねた市職員、官僚になりきれなかった環境庁局長…13名の生きざまを、まだ傷の癒えない遺族が語る。
- 日本を震撼させた酒鬼薔薇事件の分析に始まり、様々な国の教育事情からみた日本の異常さを訴え、実際に問題の起こった学校へ出向き講演を行う。子ども社会で生じる問題は大人社会の病理の表れであるという主張を崩すことなく、次々と指摘される問題はあまりに重い。90年代後半に出されたこのルポが訴えるいじめ問題の解決を、現代の私たちはまだ成し遂げていない。いじめは個々人の性格の問題なのではなく、たんに学校の構造の問題なのだ。それに気付くはずもない子どもたちが犠牲になる学校という集合体は、けっして健康なものとはいえない。「鎌田慧コレクション」第2弾。
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