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2011年9月 9日 (金)

OL財布事情の近年史/第45回 86%のOLが会社を辞めたがっていた'90年代前半、バブル終焉(前編)

連載「OL財布事情の近年史」は、2013年12月に単行本『女と金~OL財布事情の近年史~』として発売されます。

各年代のOL像を、イラストを交えて解説する辛酸なめ子さんのプチ時評つき。辛酸さんには、カバーイラストも描いていただきました。

エピローグには最新の女性誌お財布事情が書き下ろされ、女性誌創刊号の画像50数点を掲載。30年ぶんの「OLの財布の中身」が一気に見える本となりました。

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 どじょう演説で高支持率の野田内閣が誕生したが、先週の民主党代表選では、小沢グループ支持を得て一躍有利と目されていた海江田万里氏があっさり逆転負け。拍子抜けもしたが、内心ほっとした。いえ、特に政治信念があるわけじゃありませんが、このお財布記事で、経済評論家・海江田万里の名前を何度となく見ていたので。80年代後半の女性誌財テク記事に、彼はひっぱりだこだった。『コスモポリタン』1986年11月号「海江田万里さんに聞く あなたを取り巻くマネー状況」では、「今こそ女性は証券会社を利用すべきですよ」「低金利の今は、私たちにとっても、お金が借りやすいありがたい時代(笑)なのです」とアゲアゲ発言で、ポートレイトも白い歯を見せてにかーっと笑っておられる。質疑中に号泣、最終演説がしどろもどろ、などの姿を見ると、やっぱり専門のマネー分野限定でのご活躍くらいがよろしいのでは、と思ふ。総理の著書が『自分のお金が二倍になる本』(88年)とか『男の家計革命―妻に財布を握らせない13章』(89年)とか、やだし。と、海江田本を繰っていたら『僕が小沢政治を嫌いなほんとの理由』(96年)。思わず(笑)。

 1990年代初頭を振り返れば、この頃も政権はめまぐるしく替わり混沌としていた。90年第2次海部内閣、 91年宮沢内閣成立、92年には佐川急便疑惑を発端に政界汚職が次々と露呈、日本新党が結成されて後の新党ブーム、非自民連立内閣へと続いていった。この年、公示価格が17年ぶりに下落、経企庁は前年1〜3月期をピークに景気は下降期に入ったと発表、バブル終焉を迎えたことになる。高額初任給をもらい、ヒマつぶしに会社に行ってたお気楽OLの生活も一変、しただろうか。(つづく)(神谷巻尾)

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