« ●ホームレス自らを語る 第100回 100回も死にはぐった(前編)/高橋善春さん(71歳) | トップページ | サイトウの酒田発・大震災日記 4月5日 »

2011年4月 5日 (火)

『原発暴走列島』速報!ゲラ読み【第1章】

発売が4月下旬に迫った鎌田慧さんの新刊『原発暴走列島』(本体1429円+税)。

只今、鋭意執筆中ですが、

少しでも早く本の雰囲気を皆様にお伝えしたく、

ひとまずはできあがっている第1章から!

ゲラ読みの感想をおつたえします。

■■■■

『原発暴走列島』

第1章 “原発は地域に何を残したのか?”

 311日、東北関東大地震の発生によって毎日ニュースで報道されている「福島第一原子力発電所」。震災から3週間以上が経過し、都心では何事もなかったかのような日常が戻ってきている。人々の足となる電車は、節電のため臨時ダイヤでの運行、私の利用した井の頭線や山手線が「まっくら」という通常ならあり得ない状況に遭遇することが多々あった。

 おそらく、今回の地震によって津波被害が起こらなければ、今頃マスコミの報道も薄れていただろう。それに伴い、視聴者の意識も同様に薄らいでいたと思う。しかし、震災によって関東で供給される電気の3分の1を賄っていたものがなくなった。計画停電、臨時ダイヤ等で改めて今の生活がどれだけ過剰な電気を使っているか1人1人が認識したことだろう。これからもこの生活は続いていく。一過性の笑い話ではない。だからこそ、「原子力発電」について国民が考える必要があるのではないか。

 『原発暴走列島』の第一章、“原発は地域に何を残したのか”。ここでは、今回の事故について東京電力、原子力安全保安院、政府の反応やそれに関連する海外メディアの動向を書いている。私自身、メディアの中でも特にテレビからの情報を受けていたが、ころころと変わる判断や溢れる情報に対して何を信じていいのかわからなくなっていた。1つの情報源からだとわかりにくいが、複数からの視点によってわかることは非常に多い。普段自分が得ていた情報にはないこと、つまり本を読みながら初めて知る事実に驚きを隠せなかった。この章から感じたことは、「いかに自分がこれまで原子力発電に関心を持っていなかったか」である。発電所が自分の町に建設されることはないから、関心は薄かった。しかし、現在都心にまで放射能が恐怖をもたらしているのである。なぜ1010月から第3号機でMOX燃料の使用が始まってしまったのだろうか……。あと半年遅ければと悔やまれてならない。(枝元 葵)

■■■■

|

« ●ホームレス自らを語る 第100回 100回も死にはぐった(前編)/高橋善春さん(71歳) | トップページ | サイトウの酒田発・大震災日記 4月5日 »

新刊情報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122338/51303541

この記事へのトラックバック一覧です: 『原発暴走列島』速報!ゲラ読み【第1章】:

« ●ホームレス自らを語る 第100回 100回も死にはぐった(前編)/高橋善春さん(71歳) | トップページ | サイトウの酒田発・大震災日記 4月5日 »