元乙女のゲーム生活:ラストエスコート-Club Katze-
印象に残ったゲームというのは1年だろうが10年だろうがいつまでも記憶に残る。
記憶に残っているゲームの一つにファミコンで発売された『スターフォース』がある。内容(縦スクロールのシューティングゲーム)とスタート時の音楽(まあまあ独特)が幼少の私には強烈で覚えていたが、小2女児に英字タイトルなんて読めるはずもなくずっとまた「あれで遊びたいな」と思っていた(東京ディズニーランドのトゥモローランドにゲームセンターがあったのだがそこで遊んだことはある。夢の国でシューティングなんてすごい取り合わせ)。
それから約10年後に奇跡の再会を果たしたが、タイトルがわからないので適当に遊んだところビンゴ。昔遊んだ記憶どおりのゲームでかなりテンションが上がった。ちなみに大技林みたいな裏技辞典がありそれにそって無限状態にして遊んだところ、前面クリア後はループでやめない限り延々と遊び続けられるという仕様も判明した。懐かしさのあまり1ヶ月毎日遊びましたよ。ちなみに『アイギーナの伝説』ってゲームも強烈で未だに覚えている。
さて、約1年前に攻略したゲームがある。私が始めて乙女ゲームに手を出した記念すべきタイトルの最新作。『ラストエスコート クラブカッツェ』。
1作、2作と感想を書いたのだから3作目もということで記憶を手繰りよせてみるもぜんぜん出てこない。
出てくることとしては、双子の兄弟(ラスエス2だね)、失明する格闘家(ラスエス1だ)、恋人が死んだマスター(これも1か)、おねえみたいな人(これは2か)と、カッツェにまつわるものが一つも出てこない。物語が薄っぺらかったことは覚えているんだけどね。
1作目の印象が強かったのは、ホストクラブっちゅうあまりないシチュエーションでのゲームというのもあったからとも思うが、それでもストーリーはガシっとしていた気がする(現実離れしすぎてたけど)。主人公ニートだし、それも強烈だったしね。
カッツェは印象に残るほどの濃いストーリーでもなく、キャラもいまいちぴんとこない。
2はフラグ立てがめんどくさいのと、部屋のデコレーションがおもしろくないくらいで、キャラはまぁまぁ印象深い。ござるとか打ち合わせ場所に雨にぬれてくるとか、おねぇとか。主人公の頭が弱いとか。
なんというか好きなシリーズなのに覚えてないというのは悲しいというか、シリーズを増すごとにつまらなくなっていくのは寂しい。次作を出す気があるならば作家を変えたほうがいい。それか1作目をPSPに移植してほしい。プレゼント作成のミニゲームはそのままで。レベル上げて材料買ってきてレシピを選択してポン!で、できあがるのは面白くない。カッツェはそうだったからがっかり。PS2だとそうではないのかな。
ストーリーもなんか盛り上がってきた!?と思った瞬間にエンド。頂上に上る寸前で登頂中止みたいな。某掲示板の某スレッドにて、ストーリーが薄っぺらいという評価を見たにもかかわらず特攻してしまった私も悪いが、予想以上だった。
どんなキャラがいたか気になったので調べたところ、ヨハンっていう子がいた。ピアノ弾き留学生のヨハン。これはよかった記憶がうっすらと。隠しキャラでなんかしないとでないんだけどよかったな。よかった気がする。
それにしても覚えていない。バンコクのカオサンロードのきれいなホテルに一日引きこもって遊んでいたことしか覚えていない。外国行ってまでホストかよ!という感じだが。あまりの記憶のなさに本当にやったのだろうか?という疑惑までもが浮かび上がってくる。
同メーカーの「Vitamin X」なんて2、3年たっているというのにまだほとんどのストーリーを覚えている(真田可愛いよ、真田)。ラスエス無印も然り。
人が目にする情報量は大量だが、なにか一つでも響くような印象深いことがあれば心のどこかに引っかかって残る。タイトルがわからなくたって、1回しか遊んだことがなかったとしても。たかだかゲームかもしれないが、5000円、6000円とそれなりの額を出すのだから面白くする力を注いで欲しい。印象に残らないってことは、つまらないと同義だ。ゲーム会社はゲームを作ることが仕事なのだから手を抜かないでほしい。
それにしても具体的な内容が思い出せない……。(奥津)
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