元乙女のゲーム生活 『維新恋華 龍馬外伝』
昨年の大河ドラマがきっかけで坂本龍馬ブームが再燃しあ(何回目だ??)。大河にならなくても龍馬ファンはずっといたし、本やドラマの主人公で描かれることは多い。
今回取り上げるのは、龍馬が主人公という珍しいゲーム『維新恋華 坂本龍馬外伝』。
箇条書きで気になったポイントをあげると。
1、歴史ルートだと史実通り死ぬ。歴史ルートでもドリームよりだと死なない。ドリームルート(勝手に命名)だと死なないし、基本的に海をわたって自由を手にするエンド。
ゲームだと、「もし生きていたらこうなんじゃないか」という妄想のひとつを垣間見ることができて楽しい。よく考えてみたら『幕末恋華』の龍馬ドリームエンドも海を渡っていた。海外に行くのはお約束なのか!?
2、政治談議が多い。思想と思想をぶつけ合い、時には別の道を歩んだり、また同じ道を歩んだりと、恋愛が軸というより「時代の流れ」を軸に進んでいく。
暗殺されたり病死したり刑死したりと明るい結末が待っているわけではないのに暗くない。薄桜鬼はやりながら暗くなるけど、こちらは明るい気分でやり通せる。悲恋も明るけりゃウツにはならないということか。
3、主人公が幕末期を個性的なキャラと過ごすにもかかわらず強い思想を持っていない。足手まといになるほど弱くもなく、自分自身を持ちながらもついていくというキャラクターなので、プレイしていたとしてもストレスがたまらない。髪型が「卑弥呼さまー!」っぽいのが残念。
恋愛ゲームほど主人公の「性格」が重要なゲームはないのではないか。自己投影するのが主人公なので、あまりにも個性が強すぎるとはまりきれないし、ゲームが長続きしない。
4、河上彦斎が攻略キャラに入っていたが、歴女ではないので知らなかった。佐久間象山は知っている。
5、桂小五郎ルートがあればいいのに、といつも思う(基本は逃げるだけ)。そうしたら益次郎がでるね。
6、歴史ゲームをやると、スポットを浴びている人物以外の人を知ることができる。
知ったところは邪な世界からだけど、日本史が好きになる子が増える(偏りあるが)。
7、実在の人物の攻略時を家族に晒したくない。ホストゲーのがまだまし。
8、恋愛描写が大人向け。お前ら盛り過ぎ!情熱的なセリフがポンと出てくるからイヤホンも必須。
9、歴史>>>恋愛というストーリーなので、幕末歴史物が嫌いでなければ、糖度少なめなので初心者向けともいえる。
10、歴史ゲームで三強は、戦国(キャラが多いし、三国志っぽい)、平安(もののけ面でいける。晴明とか)、幕末ということを再確認。
総評としては、恋愛描写が少なかったのでさっぱりと遊ぶことができた。主人公の髪型がヤマトタケルっぽいのが色っぽさを半減させてしまうが、欠点のないゲームなんてないのだからそこは大目にみよう。
龍馬の中の人が好きだという理由で買ったが後悔はしていない。
同メーカーの『ラスト・エスコート』の最新作があまりにもがっかりなものだったので期待はしていなかったが、これは久々にやってよかったゲームだった。(奥津)
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コメント
こんにちは~
あたし維新恋華の龍馬にぞっこんです^^
いっぱい情報あって嬉しかったわ。
とっても素敵なブログで楽しかったです♪
投稿: りんりん | 2011年2月12日 (土) 18時08分