『末っ子男子のオトし方』を読む
■『末っ子男子のオトし方」(島田裕巳著・白夜書房・1300円+税)
思わず夫、弟、男友達、女友達などを思い浮かべながら読んでしまった。
だいたいあてはまるというか、「わかるわかる」という箇所が多い。もちろん当てはまっていないところもあるが、これはあくまでも血液型や県民性と同じ系統の性格診断だし、科学的根拠にも基づいているものでもないのでしょうがない。
ただ、性格や人格の形成は環境に左右されるところがあると考えている私には、たかが血液の型でこういう性格だと決め付けられるよりも、長女だから面倒見よさそうだとか、末っ子だから甘えん坊だよね、といわれるほうがまだ事実に近いから受け入れられる。
本書のタイトルが『末っ子男子のオトし方』といかにも恋愛本なので、私には必要ないけど面白そうだからいいかな、と軽い気持ちで読んでみたのだが、意外や意外、既婚の私にも使える情報満載だった。恋愛に限らず、友人にも応用ができそうだ。
構成は、第一子、真ん中、末っ子、一人っ子の基本的な性格、恋愛傾向、セックスの傾向、女子の兄弟構成からの攻略法となっている。ボリュームありの内容。
簡単に傾向を書いていくと、第一子「堅実、ケチ、結婚向き」、真ん中「空気を読む、独立心旺盛、ミーハー」、末っ子「甘ったれ、モテる、自己中心的」、一人っ子「個人主義、甘えべた、平和主義」。
結婚相手としては第一子が一番釣りあげたい相手に思えるが、恋人であればレア気味(3人以上の兄弟が少なくなっているかららしい)の真ん中もいいかもしれない。一人っ子はいささかギャンブル的要素が強い。姑のチェックも同時に行ったほうがよさそうだ。
巻末にではあるが、女子の恋愛傾向も書かれている。弟持ちの第一子の私は「世話焼きのダメんず好き」で、好相性なのは末っ子らしい。85ページからの詳細を読むと自己中で甘ったれの女ったらしとあるのでどう考えても組み合わせは最悪。結婚しても幸せにはなれなそうだ。とはいえ、年をとっても男は子供だということいやでも実感させられる弟持ち女子と、甘えん坊で頼りなさそう(そこが母性本能をくすぐる)な末っ子はパズルのピースのようにはまってしまうのは仕方のないことなのかもしれない。
もしかしたら世のダメんず好きのほとんどが、弟持ちの長女……だったりして。そういえばちらほらと思い当たる節がいくつかある。
一応、第一子である夫との相性を確認したところ結婚相性ばっちりということなので安心したのは言うまでもない。
初対面の人に聞くことといったら血液型や出身地のほかに兄弟構成を聞くことが多い。年収や職業と違って、聞いても差し障りない情報だし、そこから共通点や会話の糸口を見つけるのも簡単である。。
気になった相手がどんな性格かをしる判断材料で最もポピュラーなのは血液型だが、それ以外の方法で、相手の性格や恋愛パターンを知りたい!という恋する女子はぜひ一度読んでみてほしい。気になる相手へのアプローチ法がまた一つふえるかもしれませんよ!(奥津)
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