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2010年10月 8日 (金)

OL財布事情の近年史/第3回 かなりシブい?!30年前の『MORE』

連載「OL財布事情の近年史」は、2013年12月に単行本『女と金~OL財布事情の近年史~』として発売されます。

各年代のOL像を、イラストを交えて解説する辛酸なめ子さんのプチ時評つき。辛酸さんには、カバーイラストも描いていただきました。

エピローグには最新の女性誌お財布事情が書き下ろされ、女性誌創刊号の画像50数点を掲載。30年ぶんの「OLの財布の中身」が一気に見える本となりました。

全国書店から注文可能。
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 今回とりあげるのは、『MORE』 1980年2月号「25歳の月給袋」である。現在のお財布にもさまざまな発見があったが、30年前には何が隠れているのだろうか。
 まず、30年前の『MORE』とはどんな雑誌だったか。1977年の創刊号のラインナップ、フランソワーズ・サガンのインタビューや「あなたは、なぜ飛ぶのが怖いのか」といった記事、五木寛之と渡辺淳一の連載小説などから察するように、「新しい女性の生き方」の提案誌としてスタートした。表紙はモード感あふれる(当時らしい)白人金髪女性、80年からは性をとりあげた「モア・リポート」が始まり、まさに最先端をいく雑誌だった。
※ 『飛ぶのが怖い』はエリカ・ジョングの自伝的小説。性意識の革新のなか葛藤する女性の性を赤裸々に描いて1970年代に、大ベストセラーになった。

 その中で掲載されているお財布企画は、今とは様相がちがう。なんというか、取り組み方が真剣である。25歳を「ひとつの区切りの年代」として、「仕事に慣れ結婚を具体的に考える」女性ととらえているところも、生き方指南誌的だ。

 記事の冒頭では、「日本の働く女性の実態から考えていこう」と、労働省「婦人労働の実情」から年代別の女性労働者数や、平均給与などのデータをとりあげている。この統計は現在でも「働く女性の実情」として厚生労働省が発表しているので、最新の数字とくらべてみたのだが、30年の差は歴然としている。
 1978年、25〜29歳、大卒女性の給与額は、12万6100円。これが2009年には23万4100円と跳ね上がっている。男女差も顕著で、78年の平均給与は、男性の27万1121円に対し、女性は15万2420円と、およそ半分である。平均勤続年数(男性11.1年、女性6.1年)も影響しているが、雇用機会均等法施行(1983年)以前は「女性は男性の半分」の世界だったということである。2009年になると、勤続年数も、男性12.8年に対し女性は8.6年と伸びており、給与額も男性35万4600円、女性24万3200円と、開きはあるものの7割近くまで上昇している。
 給与や勤続年数の変化は、働き方や、お金の使い方にも影響がありそう。次回から詳細をみていこう。(神谷巻尾)

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