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2010年10月22日 (金)

OL財布事情の近年史/第5回 これぞOL3.0。とうとう女が男より稼ぐ世の中に

連載「OL財布事情の近年史」は、2013年12月に単行本『女と金~OL財布事情の近年史~』として発売されます。

各年代のOL像を、イラストを交えて解説する辛酸なめ子さんのプチ時評つき。辛酸さんには、カバーイラストも描いていただきました。

エピローグには最新の女性誌お財布事情が書き下ろされ、女性誌創刊号の画像50数点を掲載。30年ぶんの「OLの財布の中身」が一気に見える本となりました。

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 前回は、30年前のOLの余裕ある暮らしぶりにむかっ腹をたてて終わった。つまりは、深く考えずにパーっと使い、趣味と夢に生きていた、80年代初頭のOLである。この時代について深く踏み込んでいこうと思っていたところ、先週ちょうどOL財布に関連する統計が発表されていた。「若年層収入 女性が上回る」という日本経済新聞10月14日の記事である。

 これは総務省「全国消費実態調査」の結果をまとめたもの。勤労者世帯の収入から、税金や社会保険料などの非消費支出を差し引いた「可処分所得」をみると、30歳未満の単身世帯の女性は21万8156円となり、男性21万5515円を上回ったという。この調査は1969年より5年ごとに行われており、可処分所得は男女とも上昇し続けていたのが、男性は2004年の23万1851円から7.0%の大幅ダウン、対して女性は11.4%の増加となり、調査開始以来初めての逆転現象となった。

 この要因には、産業構造の変化があると分析されている。働く男性の20%が製造業に就労しているが、リーマン・ショックから始まった不況に伴い製造業が不振となり、雇用形態や給与に影響が出ている。工場閉鎖、大量リストラ、派遣切り等々、ここ数年の現象がデータにそのまま現れているわけだが、なんとも厳しい。対して女性の比率が高いのは医療や介護などの分野で、高齢化が進むとともに労働力需要が高まっている。介護職は非正規雇用中心で、男性の仕事にはなりづらいと言われていたが、この経済状況の中、安定した職種になりつつあるのか。

 そういえば今年知り合った20代後半女子は、「フリーの看護士」だった。資格があるので仕事の口は困らない、働きたいときにいつでも働けるし、給料も下がらない、と言ってたっけ。スノボ好きで、冬は山にこもるくらいの勢いらしいが、普段は全く無駄遣いせず、「もったいない」を連発していた。もうすぐ結婚らしかったけど、どんなお財布生活をしていたのだろう。かつてとはまるで違う、いわばこういう働き方が「OL3.0」なのかも。

 この調査は、消費支出費目の変化などもかなり顕著な傾向が見えて面白い。え、こんなものにこんなに使っていたの!余裕OLめ!というデータは、次回に。

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