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2010年10月

2010年10月30日 (土)

中国脅威論の裏で利益をあさる米国

●中国の人権意識

 アジアの死刑大国の1つは中国である。政治犯にたいす処分が重いのは、今年のノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏への処分でもあきらかになっている。
 同賞の選考委員会は、中国の非民主主義的な体制の実態をクローズアップした。そこに政治的意図があったことは疑いがない。
 しかし、劉氏は「一党独裁の廃止」や「都市と農村の平等」など、自分の意見を発表しただけなのに投獄されている。また、89年には天安門広部における民主化要求運動のハンスト運動を指揮したが、突入する軍の幹部と交渉し、市民の犠牲を最小限に食い止めた人物としても知られている。
 この非暴力の運動家を弾圧し拘束するなど許されるわけではない。受賞により中国の民主化が推進され、また劉氏への注目が集まることで彼の安全性が高まるなら、きわめて意義深い受賞といえる。
 この受賞について、中国側は「中国の法律を犯し刑罰を科された人物」への受賞だと主張。ノーベル賞を決める委員会のあるノルウェーとの会談のキャンセルなどもおこなわれた。
 しかし国際社会での重要な位置を占めようとするならば、中国の共産党独裁政権の人権に対する国際的な批判は、当然のことである。
 中国政府はインターネットでの関連の用語を検索できなくしたり、国際放送のニュースで劉氏の受賞部分だけ流れないようにするなど、国内で情報の伝播に注意をとがらせている。しかし情報をまったく遮断することはできない。東西ドイツを隔てた壁が通信衛星を受信した国民によって壊れたように、民主化を求める市民に口コミで情報が広がることによって、民主化の圧力はますます高まっていくはずだ。政府自らが民主化を進めていかないかぎり、現政府は存続できない。この受賞を民主化推進の契機とすべきだ。

●中国脅威論で米国にむしり取られ

 この中国との問題で圧力を強め、利益の確保にはしっているのが米国だ。先月号でも牛肉の輸入を再開させるのと引き替えに、クリントン国務長官は「尖閣は安保範囲」と発言した。かつての主張を繰り返すだけで、安全性の怪しい牛肉を売れるのだから安いものだ。
 さらに今度は思いやり予算の増額も求めてきた。
 「日本の安全保障環境が悪化しているのだから減額できない。増額が必要だ。何か増やせるものはないか」(『朝日新聞』10年10月20日)
 このセリフは日米の協議で米側が繰り返してきたものだという。実態の怪しい中国脅威論にかこつけて、ハイエナのように米国が群がってきたというわけだ。
 この米国の要求に日本政府は屈し、環境対策費として数年間にわたり数十億円規模を、思いやり予算に加えることとなった。
 そもそも日本政府が米軍の基地を維持する必要はない。本来なら民主党政権で米軍基地の撤退を推し進めるべきなのに、仮想敵国である中国と北朝鮮にたいする防御という破綻した論理にしがみつき、米軍の駐留を許している。しかも米国の支払いが増える分を、日本政府が払う基地労働者の給与減額で補おうとしている。
 基地が撤退した場所が経済的に豊かになることは、沖縄県の調べではっきりしている。基地がなければ沖縄経済が立ち行かないというのも、政府が振りまいた嘘である。危険な基地を押しつけ、米国からカネを要求されたら日本人の労働者にも悪影響が及ぶ労務費の削減で応えるなど、日本政府の沖縄県民無視はひどすぎる。
 今のうちに米軍基地を撤去し、基地労働者をどう振り向けるかを決めておく必要がある。そうしなければ、米軍と一体化して攻撃してくるというアジア諸国の恐怖心は消えない。
 日本では北朝鮮の恐怖ばかり喧伝するが、アジア諸国から見た日本への恐怖について、日本人はまったく考えていない。憲法を無視し米軍と一体化して増強していく軍事力は、他国からみれば際限のない軍事力に映っているはずだ。
 また朝鮮学校の高校授業料無償化の適用についても、やっと授業内容を不問にして適用する方向で検討に入ったと報じられた。すでに2010年度から高校の無償化は始まっている。しかもインターナショナルスクールや中華学校などの外国人学校にも無償化制度が適用されていた。ところが教育内容などを理由に、政府は無償化にまったをかけていたことになる。
 正当な理由なく支給を遅らせた、この差別意識は問題にされるべきだ。本来であれば、政府は民衆感情に依拠して政策を打つのではなく、国がどうあるべきかを考えて政策を決定しなければならな。
 拉致問題で北朝鮮にたいする反感を煽っておいて、その腹いせに朝鮮高校を迫害するのでは、あまりにも情けない。こうした行為は、外国人の学校の教育内容まで文科省が監視しようしていると取られても仕方がない。
 経済的にもアジア諸国との共生関係が必要とされる状況で、このようなメッセージを世界にむけて発信するマイナスを民主党政権も考えるべきだ。(談)

全文は→「1011.pdf」をダウンロード

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2010年10月29日 (金)

OL財布事情の近年史/第6回 消費性向96.3%って…給料をほぼ使い切る女たち

連載「OL財布事情の近年史」は、2013年12月に単行本『女と金~OL財布事情の近年史~』として発売されます。

各年代のOL像を、イラストを交えて解説する辛酸なめ子さんのプチ時評つき。辛酸さんには、カバーイラストも描いていただきました。

エピローグには最新の女性誌お財布事情が書き下ろされ、女性誌創刊号の画像50数点を掲載。30年ぶんの「OLの財布の中身」が一気に見える本となりました。

全国書店から注文可能。
Amazonでも予約・注文できます!

 引き続き、総務省「全国消費実態調査」を見ていこう。ついに収入が男女逆転となったわけだが、消費支出についても男女で傾向が変化していることがわかるデータがある。可処分所得に占める消費支出の割合を表す「平均消費性向」である。

 男性の消費性向は、1969年の92.3%をピークに漸減していたが、今回初めてアップ。2004年の77.2%から84.1%と急増した。順調にベースアップしていた給料が突然がくっと減ってしまい、消費行動がそれに対応できなかったという現実。住居費が前回の18.7%から21.6%に増えているのはその最たる影響だろう。しかし一方、長年の経済成長が、男性の消費行動を変化させたことを感じさせるのが、「被服及び履物」費の増加。調査開始以来減り続けていたが、今回初めて4.8%から5.1%へと増えている。今世紀に入ってから、ギャル男や草食系など、見た目重視が加速している男性にとって、服の重要度が高くなっているといえよう。

 一方女性はどうか。消費性向のピークは、1984年の96.3%である。80年代前半、そう初回から言及している、好景気の、花のOL時代。しかも雇用機会均等法施行直後で、給料がどんどん上がっていた頃である。そんな中、手取り給与のほぼ全部を、何に使っちゃっていたのだろうか。
 1ヶ月平均消費支出の費目構成をみてみると、1984年に一番高かったのは、24.7%で食費である。給料の四分の一を食べていた。その内訳をみると、「素材となる食料」26.0%、「調理済みの食料」10.3%に対し、「外食」51.6%。食費の半分以上が外食だ。消費全体から見ても、12.4%となる。他の費目をみると、住居費15.1%、被服及び履物費15.2%、教養娯楽13.2%だから、洋服、本やレジャーとさして変わらない額を、外食で使っているということになる。当時は『なんとなく、クリスタル』(81年)で、赤文字女性誌創刊ラッシュ(81〜82年)もあり、『見栄講座』(84年)が話題だった時代。太眉、肩パッドのOLが、夜な夜な遊び歩き、食べ歩いていた姿が眼に浮かぶ。ちっ!

そして豪遊OLの25年後。食費は生活費の17.5%、そのうち外食費は39.7%となった。生活費に締める割合は6.95%とぐっと控えめに。さらに、被服及び履物費7.3%も半減している反面、調理済みの食料が25.6%、さらに住居費31.1%が倍増と、地味におうち志向になっていることが伺える。外食はせず、服は買わず、家でコンビニグルメ食べてる図。それはそれで堅実になったと喜ぶべきか、内向き過ぎではと案ずるべきなのか、微妙ではある。(神谷巻尾)

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2010年10月28日 (木)

不倫は見破れる?

 既婚女性の恋愛を取材した『妻の恋』で最も困ったのは、私が浮気相手と間違われたことだ。どうも夫がコンピュータのメールを盗み読みしていたらしく、取材日程の調整などが書かれたメールで「何事か」と問い詰めてきたらしい。内容が内容だけに取材だと夫に話すわけにもいかず、結局、強気に逆ギレして乗り切ったようだ。ただし取材そのものは、この事件のおかげで流れてしまったが……。

 取材対象者だった女性も細かく気を配れる人だったから、本当の不倫関連メールはきちんと処分していた。取材のメールだっただけに気が緩んだのだろう。

 不倫の情報管理に対して、男性と女性ではかなり差がある。男性は妻にバレても許してもらえるという想いがあり、女性のは結婚生活に致命傷になると考えているからだろう。そのため男性と比べると、女性のメール管理などはかなり徹底されていた。

 例えば、彼氏からのメールをすべて消すのは、情報管理としてはまだまだ甘い。「デキル(?)」女性は、大丈夫そうなメールを適当に残していた。不思議に思ってたずねてみると、「メールを盗み見されても、仕事仲間と同じぐらいの頻度で普通のメールが来ていると旦那も疑わないでしょ。全部、消していると消し忘れたとき危ないから」と答えてくれた。といっても、彼女がメールを消し忘れたことなど、まったくなかったようだが……。

 さらに強者となると、お稽古仲間として何人かの友人ともに自宅に呼んでいた。旦那さんも子どもも知っている人だから、なかなか恋人だとも思わない。もっとすごい女性だと親にも恋人を友人として紹介し、何となく馴染みになっていた。

 もちろん中には全く夫の目を気にしていない女性もいた。ただし、その女性の夫は、彼女にメロメロだった。もともと仕事が忙しくて生活が不規則な中で妻は夫に尽くしてくれる。その忙しい仕事の合間に彼氏を会っているのだから、夫にしてみれば疑う理由もないのだろう。

 結局、情報管理を気をつけている人から決定的な証拠を得るのは、私立探偵でも雇わない限りは難しいと感じた。唯一、残る方法は乏しい証拠を明らかにせず、揺さぶりをかけて口を割らせる方法かもしれない。しかし、これは思い違いだったとき、かなりの禍根を残す。
 そんな危険を冒すなら、妻の話をしっかり聞いてコミュニケーションを取るようにした方が、よほど不倫対策には有効だろう。(大畑)

購入は→こちらから。

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2010年10月26日 (火)

香山哲さんイベント『模索舎一日店長』に参加しよう!

Photo 『ランチパックの本』の発売日が迫ってきました!

11月2日から、都内書店から順にぼちぼち並びます。

コンビニさんでは11月5日に発売予定。

とくにデイリーヤマザキさんとは、秘密のコラボも!

まだまだヒミツです!!

さて、

一足お先に新宿「模索舎」にて、著者・香山哲さんの一日店長イベントがあります!

日時:10月30日(土) 13:00~21:00
場所:模索舎
 東京都新宿区新宿2-4-9  tel:03-3352-3557

お買い上げの方には…ご希望に応じてその場でサイン+当日限定フリペプレゼント!!
レジにあるノートに君の足跡を残して、後日まとめられる『模索舎一日店長記録(仮)』に参加しよう!!

詳細は→模索舎HPにて

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『転落 ホームレス100人の証言』出版記念 ホームレス自らを語る傑作選 第84回 路上の哲学者(後編)/渡辺さん(73歳)

 敗戦後の混乱期に闇商売で身を起こし、飲食店経営で成功して、しだいに貸しビル業に転ずるという人生でした。その貸しビルからの家賃収入が年間3000万円にはなりましたから、まあ食うには困りませんでしたね。

 結婚? しましたよ。相手は戸籍上では従姉妹の子なんですが、実際には姻戚関係はないんです。彼女は昭和20年5月の空襲で焼け出されて、うちの親戚の養女に入りボクと従姉妹の関係なった子なんです。
 家庭的にはごく普通の家庭でしたね。取りたてて特徴があるわけでもない平凡な家庭でした。子どもは男の子が1人です。
 ただ、後年女房が長く患いましてね。膠原病でした。10年ほど入院を続けて亡くなりましたが、その間の入院から治療までできるだけのことはしてやれました。それができたのも、多少なりとも資産があったからだと思いますね。
人生に「運」はいかほど作用するか

 ボクは学生時代に哲学を専攻していましたが、生活のために大学は中退せざるをえなかった。それ以来ずっと哲学を究めたいという思いが強くありましてね。それで貸しビル業に転じたあたりから、時間もできて哲学に傾注没頭していくことになります。
 ボクが究めたかったのは「運」について。「あの人は運のいい人だ」とか「あの人は運に見離されている」など巷間いわれている運です。釈迦はこの運について弟子から問われて、「現象なきもの論ずべからず」と禁じている。つまり、釈迦でもわからなかったということです。しかし、ボクは人生において運はいかほど作用する力をもっているのか、それを究めたかった。

 人の人生における運を左右するのは、やはり人との出会いが大きい。負の要因をもった人とばかり出会っていると、運のないほうに転がっていきます。
 では、他の人生の曲面において、運はどの程度作用する力をもっているのか。ボクはこれを相場やギャンブルの確率から解けるのではないかと考えました。それでギャンブルに実践的な投資をして実証してみました。ボクの場合ほとんど競輪でしたが、結論的にいってしまえば72%は運の作用によるといえるようです。これを相場の世界でも実践して、実証性を高めたいんですが、残念ながらボクにはそれだけの元手がありませんでしたからね。

 この運の作用については、週刊誌にコラムを連載したこともあります。昭和30年代の週刊誌ブームといわれたころのことで、マイナーな週刊誌でしたが、それでも読者からの反響はけっこうありましたよ。
 これはボクのライフワークでもあり、その後も究明をつづけています。これまでの成果を活字にして残したいと思い原稿にも書きあげてあります。今年中には出版に向けてメドをつけたいと考えているんですがね。

 実生活のほうでは女房を病で亡くしましたが、貸しビル業のほうは順調でした。そのボクの人生が暗転するのは、95年に阪神大震災が起こってからです。
 ボクの友人に神戸でITと通信関連の事業をしているのがいましてね。彼の会社で使っていた全部のコンピューターを入れ替えるんで、彼は震災の前に銀行から融資を受けたんです。ボクはたのまれて、その連帯保証人に名前を貸してました。

 それがあの大震災です。友人本人は亡くなってしまうし、彼の会社が入っていたビルも倒壊してしまった。で、その債務がボクのほうに回ってきたわけです。連帯保証人にはボクのほかにも彼の兄弟が名を連ねていましたが、みんな神戸在住の人ばかりで震災の被害に遭っている。結局、銀行は東京に在住して、多少の資産があるボクのところに債権の回収にきた。確実に回収できるところから、回収してしまおうという魂胆です。それでボクの全財産は友人の借金のカタに取られてしまうことになります。

 それまで息子に「どんなに大切な友人や親戚からたのまれても、借金の保証人にだけはなるな」と口を酸っぱくして言っていましたが、ボク自身が友人の保証人になって全財産を失うことになった。これには息子に合わせる顔がありませんでね。
 その問題で神戸に行って、東京に戻ってきたのが4月でした。戻ってきても、息子に合わせる顔がないのと、全財産を失って帰るべき家もありませんからね。新宿に出て「ちょうど季節もいいし、森林浴でもしていくか」というくらいの気持ちで公園で野宿するようになったんです。

 息子はもう独立してますし、すでにたつきの立つように図ってあげてあるから心配はいりません。息子のほうもボクが全財産を失ったくらいで死ぬようなことのないのは知ってますからね。あまり心配はしてないんじゃないでしょうか。そういう信頼感は強いんです。

 多少の資産があって人並みの暮らしていたボクが、ある日を境にしてホームレスの世界に堕ちてしまう。これも運なんだろうと思います。まさしくボクのもっている運なんですね。人生というのは不確実もので、それを確定するのは努力よりも運が大きい気がします。73歳のいまもって運だけはついて回っていますからね。

 いま振り返ってみれば、人生など明滅するイルミネーションのようなもの。裏通りにいてビルとビルのわずかな隙間から、表通りを見ているようなもの。そう、スリット写真のようなものですね。「カネをいくら儲けた」「こんなにうまいものを食った」いずれもたいしたことじゃない。しょせん人間は先祖からの遺伝子を伝えていく存在にすぎない。その程度のものだと思いますよ。(2002年9月取材 聞き手:神戸幸夫)

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2010年10月25日 (月)

Brendaがゆく!/パリの片隅で

パスツールにて。(モンパルナスの近くです)

音合わせ場所の住人が帰宅が送れるとの事でしたので、待ち時間にカフェ。

15分以上の空きができたときには、必ず語学の勉強をしてしまうアタクシでございます。

最近本当にフランス語にはまっているのでね。楽しくて楽しくてしょうがない。
そうしたらポーランド語もうまくなってきて。相乗効果ですかね。

英語に費やす時間はもうなくなりましたけどね。
すでに語学に関しては人生のセカンドステージでございます。
本物のバイリンガルの子供は、アタクシぐらいのレベルにはなると思うので、参考にしていただけるといいと思いますけどね。

ちなみにアタクシの母は、子供の時からアタクシに言っておりました。
「今の時代英語は出来て当たり前。それプラスさらに第二外国語ができる時代だと」

ですので、英語教育ごときでゴタゴタ言っているのはもう古いかと。。。汗

ちなみに英語が出来ればフランス語とかもタダでも勉強できますので。
お金もかかりませんこと。
ちなみにアタクシも大学で2年間フランス語を履修したのと、1年の友達との交換授業以外、語学学校とかには行った事ありませんの。

ところで、パリのカフェはあまり楽しくありませんが。
その理由は、ケチ臭くて席が狭いし、トイレが汚いから。
ポーランドに住んでいたアタクシとしては、受け入れがたい。
カフェは、高級感、ちょっとしたブルジョワ感が大切だと思いますが、実はパリのカフェは採算重視と観光客のおかげでなかなかそうもいかないのが現状。
さらに不幸なのは観光地以外には、駅前のカフェはアラブ系のパン屋で、高級感もブルジョワのブの字もないといった感じのところも。。。涙

ポーランドでは、失業率の高い街でもちょっと歩けば、アタクシの気分を満たしてくれるカフェがあったものです。
そこで人を待ったり、御迎えにきてくれた友達にごちそうしたりするのがちょっとした文化的な時間でもあったのですが。

実際にパリのカフェ文化は世界中で有名だと思いますけどね。。。

アタクシもやっと、隠れが的カフェを発見してしまったのです。
パスツールに。

新聞もあるので、ちょっと威張った気分でフランス語を読んでるフリをするのもいいでしょう。笑

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2010年10月24日 (日)

元乙女のゲーム生活「ときめきメモリアルGirl's Side 3rd Story」

 今考えれば、なぜ「あんなに」はまったのかわからないゲームがある。ときめきメモリアルGirl's Sideシリーズのことなんだけど。
 6月に最新作「ときめきメモリアル Girl's Side 3rd story」が出たので、ファンとしては遊んでおかなくては!ということで、発売日に買ってきた。(古くてすんません!)

 大まかなストーリー(3年に渡る自分磨き)やシステム(大接近、スキンシップ、親友モード)、服装のイマイチさ(ダサさもいいんだけど)等に変化はなく、好きな男の気になるパラメーターをあげて、彼好みの女になる!という部分もそのまま。なんていうか、この特定の相手好みの女になる、というのは非常に現実的。気になる人の好みを聞いて、長い髪なら伸ばしたり、スリムならダイエットして……。昔、やりませんでした? 私はやりました。
 まぁ、違うところといえば、現実世界では、相手の眼中に入っていないかぎり、「2人きり」で遊ぶことはできないってことくらい。

 さて、前置きはいいとして、今作で注目すべきポイントは、ライバル女子の消滅と三角関係発足だ。
 ライバル女子の存在はスパイスと考えれば悪くないが、恋愛ゲームにおいては不必要。何がうれしくて仮想世界でまでライバルと争わなくてはならないのだ。そして、好きなキャラクターを取られないように努力せねばならぬのだ。そんなもん、現実だけで充分。仮想世界でくらい夢を見たい。だからこそ、今回の消滅はありがたい。
 そのかわりに出てくるのが、三角関係!男を取り合うのではなく、男達に奪われあうんですよ!キャー!
 いやー、こんなシチュエーションないから最高ですよ。進め方によっては、「私のためにけんかしないで!」な状態(プライドVSプライド)になったり、やっぱり俺たちはお前のことが好きなんだ!(三人ED)という、まさしく両手に花エンドになったりするわけです。
 現実で、「私のために争わないでー(><)」なんてのはめんどくさいだけなので、仮想世界で味わえるのはいいです。まぁ、三角関係はゲーム界ではよくあるシチュだし珍しくないから大喜びってほどではないけどね。
 ただね、GSの場合、「大接近」という煩悩直撃ハァハァゲームがあるわけです。簡単にいうと、デート帰りにさわりまくって、男子が性的興奮を覚えたところでおあずけという鬼畜極まりないミニゲームなのだが、それを3人デートの帰りにやってしまう「W大接近」というのがあるわけです。ただの三角関係ではない。抜け駆けしていちゃいちゃしまくる! はぐれたほうかわいそうだよ。だからPvsPが起こるのか!!男を乱す小悪魔じゃなくて、サタンだよ。そんなことばっかりしてると刺されるぞ。お母さん、ハラハラしちゃうわ。
 いやー、よくないね。でもこれがゲームの醍醐味。現実でやると大顰蹙なことも、ときメモなら大丈夫!だって、先生と街中でデートしたって、イチャイチャしたって、一緒に帰ったって変なうわさも立たないんだもん。そう考えると、三角関係なんて小さいことだわね。はぁ、村八分的なめんどくささがないっていいね。本当に。 話がそれてしまった。とにかく、三角関係とW大接近という平等に愛を与えられるシステムはときメモ以外にはありません。・・・って、ここまで書いて気づいたけど、W大接近をまだやっていなかった。ナンテコッタ!すみません。一部、想像で書いてしまったことをお詫びします。 

 やっていない理由だが、三角関係に持ち込むのがめんどくさくてね。新しい要素が入ってくるのはいいのだけれど、システムが変わらないから、そうとうキャラにはまり込んでいないとできない。しかも、三角関係の相手があらかじめ決まっているので、どちらか一人がそうでもないと燃えない(萌えない?)。3年間を使ってパラメーターを上げ、イベントをこなすというのが、ときめきメモリアルシリーズの基盤なので、そこに文句をいうのはシリーズを否定することと同じなのでいわない(もう、言ってる?)。なのに、嬉々として買いに行き遊んでしまっている。
 飽きっぽい+はまり込めない私には、キャラクターによってシナリオが変化するゲーム(緋色の欠片とかVitamin Xとかのアドベンチャー系)のが合っている。変化があれば飽きない(刺激を求めるタイプなのか!?)。にもかかわらず、シミュレーションよりの「ときメモ」を買ってしまい、なんだかんだいって遊んで、しまいには寝食を忘れるほどはまるのは、思春期の男子がかわいそうになるくらいの煩悩の刺激(大接近)と、にも関わらず最後はフツーに告白されてキスして終わり(あんだけデートして、さわりまくっているのにまだ付き合っていないのはどういうこと?)という相容れないギャップのなのか、それともリア充の学生生活体験(リア充ではなかったからね)と青春時代の青々しさを思い出させるノスタルジックなところがよいのか。
 なにがいいのかはわからないが、ひとついえることは、マンネリなシステムも新要素も洋服のダサさも含めて「おもしろいゲーム」だから好き、というところは確かだ。(奥津)

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2010年10月22日 (金)

OL財布事情の近年史/第5回 これぞOL3.0。とうとう女が男より稼ぐ世の中に

連載「OL財布事情の近年史」は、2013年12月に単行本『女と金~OL財布事情の近年史~』として発売されます。

各年代のOL像を、イラストを交えて解説する辛酸なめ子さんのプチ時評つき。辛酸さんには、カバーイラストも描いていただきました。

エピローグには最新の女性誌お財布事情が書き下ろされ、女性誌創刊号の画像50数点を掲載。30年ぶんの「OLの財布の中身」が一気に見える本となりました。

全国書店から注文可能。
Amazonでも予約・注文できます!

 前回は、30年前のOLの余裕ある暮らしぶりにむかっ腹をたてて終わった。つまりは、深く考えずにパーっと使い、趣味と夢に生きていた、80年代初頭のOLである。この時代について深く踏み込んでいこうと思っていたところ、先週ちょうどOL財布に関連する統計が発表されていた。「若年層収入 女性が上回る」という日本経済新聞10月14日の記事である。

 これは総務省「全国消費実態調査」の結果をまとめたもの。勤労者世帯の収入から、税金や社会保険料などの非消費支出を差し引いた「可処分所得」をみると、30歳未満の単身世帯の女性は21万8156円となり、男性21万5515円を上回ったという。この調査は1969年より5年ごとに行われており、可処分所得は男女とも上昇し続けていたのが、男性は2004年の23万1851円から7.0%の大幅ダウン、対して女性は11.4%の増加となり、調査開始以来初めての逆転現象となった。

 この要因には、産業構造の変化があると分析されている。働く男性の20%が製造業に就労しているが、リーマン・ショックから始まった不況に伴い製造業が不振となり、雇用形態や給与に影響が出ている。工場閉鎖、大量リストラ、派遣切り等々、ここ数年の現象がデータにそのまま現れているわけだが、なんとも厳しい。対して女性の比率が高いのは医療や介護などの分野で、高齢化が進むとともに労働力需要が高まっている。介護職は非正規雇用中心で、男性の仕事にはなりづらいと言われていたが、この経済状況の中、安定した職種になりつつあるのか。

 そういえば今年知り合った20代後半女子は、「フリーの看護士」だった。資格があるので仕事の口は困らない、働きたいときにいつでも働けるし、給料も下がらない、と言ってたっけ。スノボ好きで、冬は山にこもるくらいの勢いらしいが、普段は全く無駄遣いせず、「もったいない」を連発していた。もうすぐ結婚らしかったけど、どんなお財布生活をしていたのだろう。かつてとはまるで違う、いわばこういう働き方が「OL3.0」なのかも。

 この調査は、消費支出費目の変化などもかなり顕著な傾向が見えて面白い。え、こんなものにこんなに使っていたの!余裕OLめ!というデータは、次回に。

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2010年10月19日 (火)

アラサー財布事情/第4回 ほとんど酒代に消えています

1019_2 ■Nさん(28歳)男性 職業:塾講師 江戸川区在住

 実家暮らしで、自分の部屋は8畳です。シンセサイザーは、学生時代バンドやっていて、これで曲作ってました。今は暇つぶしに弾く程度です。
 家賃があるってわけではないんですが、毎月30000円を母親に渡しています。以前、マンションを借りていましたが、家庭の事情で実家へ戻りました。そのときのマンションは、ワンルームで47000円。駅から徒歩7分くらいのとこでしたね。
 一応、実家ではあるんですけど、両親は、僕が将来的に結婚することを考えて出て行きまして、それで別に暮らしているんです。でもとうぶん結婚の予定はないんですけどね(笑)
 そんななので、現在は妹と二人暮らしです。今のところ家を出ようとは思ってないですね。やっぱり家賃高いし、光熱費もかかるじゃないですか。なので一人暮らしとかは考えてないです。

 貯金は一応できてますね。でも、貯金といえるレベルではないかも。意識的に毎月決めた額を貯めるってことはしてないですけど、月末に余ったお金を貯金にまわしているのでムラがありますね。消費者金融とかの借金はないです。

 お金の使い道は、ほとんど飲み代です。1回5000円くらいで、週に6日……ほとんど毎日。計算してみたらほとんどこれで消えてますね。
 仕事が終わったあと、職場の友達と飲んでます。
 好きな酒というか、とりあえずビールを頼みます。そのあとレモンサワーっすね。メニュー見るの面倒だし、なんかビールって大人の証っぽいじゃないですか。レモンサワーは、酒はビタミンCを壊すっていうから。気休めですけどね。最初の一杯はやっぱりビールですね。
 飲む場所は家の近所が多いです。職場も地元なので。あとは、大学の同級生と会うときは渋谷に行ったり、高校の同級生とだったら上野とかですね。

 他は、漫画が好きなので漫画雑誌を買います。週に5冊。モーニングが一番好き。本はあまり読まないです。字が多いから。漫画だと難しいことでもわかりやすくかみ砕いて書かれているから読みやすいんで、断然、漫画ですね。結構、取材に時間がかかっていそうな漫画とかリアリティのある漫画が好きですね。島耕作とかいいですよ。あれを読んだらサラリーマンの実情がわかるからいいです!

 あと、たばこ吸うんでたばこ代ですね。でも値上がりするからぼちぼちやめようかと思ってるんですけど、多分、やめないですね。(聞き手:奥津)

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2010年10月18日 (月)

『ランチパックの本』コンビニにも、もちろん並びます。11/5~

Web 発売まで半月を切りました、『ランチパックの本』(香山哲著、本体952円+税)。

この企画を持って書店さんにご挨拶に行くと、

「なんだか次の日からランチパックが気になっちゃって、コンビニに行くとついついパンコーナーを覗いてしまう!」

という嬉しいコメントを後日いただくことが多く、なんだかホクホクしてしまいます。

書店さんはもちろん、パンコーナーのあるお店ならどこでも置いていただきたいこの本。

コンビニさんには、11月5日あたりから並ぶ予定です。

数量限定ですので、フラフラ探してみて下さいね。

デイリーヤマザキさんなら、出会える確率は他の数倍かも?!

(奥山)

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2010年10月16日 (土)

Brendaがゆく!/おっぱいの検査があったとは・・・! その1

フランスで初めて健康診断に行った。

保険加入者に無料で提供されているもの。

私は、健康診断とかは意味無しとか思う派なんだけど。

だって、別にみんな死ぬじゃん!

自分が病気だとか知りたくない、っていうかね、別に子供もいないのでね。

そんな健康診断行く時間がもったいないちゅーの!

でも、フランスの保険は本当に素晴らしいと思う。

あーこの国は本当に素晴らしい!
感動だ。

NYに行く少し前に健康診断の用紙が届いた。

その時は、フランス語を読むのがちょっとめんどうだったのでそのままにしておいた。

でも、健康診断タダだっていうんで、こりゃむしろ選挙権よりも行使しないといけない権利なんじゃ?と思って。
適当に日付を書いて送ったら。

なぜか間違えて(いや間違える訳ないけど)
予約を無断欠席。がーん

そうしたら!
なんと!!!

「あなたは無断欠席しましたので、もう一度御知らせしますが、無料の健康診断がありますので、希望の日程を書いてください」

という手紙が!!!

こういうのって結構感動じゃない?

郵便料金、紙代、手間代、

こんなアタクシのためにここまで思ってくれる国家がある!!!

考え過ぎ?

いや、違うって、私の友達、私よりお金持ちだけどアメリカで健康保険ないもん!

つづく

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冠婚葬祭ビジネスへの視線/葬儀社紹介所ってどうよ

葬儀社を紹介するNPO法人がある、と聞くと、皆さんはどう感じるのだろう。NPO法人だから安いかな、NPOだから安心かな、良心的かな、と思うのだろうか。

葬儀系のNPO法人は「全国」「ネットワーク」「協議」「消費者相談」などの言葉を団体名に持ってくることで、全国的に網羅していますよ、至って真面目ですよというPRで安心感を演出しているが、ちょっと待った!相談する前に、自分の住んでいる地域の葬儀社をどのくらい網羅しているか、尋ねてみよう。

NPOに限った話ではないが、葬儀社紹介所は、提携してもらう葬儀社あってのもの。全国の葬儀社になりふり構わず見積もりを打診するわけではなく、契約会社の範囲内で情報を流す。だから、どんなに大規模なふりをしていても「こちら●●に住んでいるんですが、周辺の葬儀社は何社くらいカバーしているんでしょうか?」と聞いてみるのがいい。都市部であれば、その数がひとケタの場合は違うところを考えたほうがいい。他のところは……つまり田舎だったら、周辺の葬儀社なんてたかが知れているはずだ。わざわざ紹介所を使うまでもない、ネットで検索して数社に見積もりを依頼すればいい。葬儀社紹介所は成約に至った葬儀社からマージンをもらうのが普通だろうから(じゃないとどうやって運営してるのか説明がつかないし)見積もりが少し割高だったりするかもしれないのだ。周辺に葬儀社が5社しかないのに、紹介所に紹介を頼むなんて優雅すぎる。「もしかしたらごく新しい葬儀社とか、知る人ぞ知る葬儀社があるかもしれないし」と思う方もいるかもしれないが、新しすぎる葬儀社や認知度が低すぎる葬儀社が良い施行をする確率はかなり低いだろう。

以上のことを踏まえ、それでも楽したいというのであれば紹介してもらうのもいいだろう。なぜかと言えば、さすがにあまりに悪徳な葬儀社とは付き合いがないだろうから。あとのクレームが痛いからね。でも、複数のところに紹介を頼んでみたほうがいい。膨大な量の見積もりがくるだろうけれど。
ネットで頼めばPDFファイルなどで送ってくれるだろう。各社、数種類の見積もりが多数来る中で、比較的良心的な葬儀社を見極めるポイントが2つある。

1、多数のプランを提示してくれているか
インターネットで見積もりを申し込むときに入力する個人情報は、微々たるもの。「なるべく安く」とか、希望を書きこむ場合もあるが、それだけの情報で「コレ!」と一つだけ見積もりを送ってくるところは、ちょっと乱暴な気がする。限られた予算の中で、会場がこれなら、棺を豪華にするなら、祭壇を花でいっぱいにするなら…と、様々なバージョンで送ってきてくれるところのほうが、実際に施行に至ったときも積極的にこちらの意向を聞いてくれることは容易に想像できる。

2、会館情報や祭壇、棺の掲載をしてくれているか
具体的にどんな葬儀になるのかイメージがわく見積もりづくりをしてくれると、けっこう安心する。字面だけでは分からない葬祭品のグレードも、一つ写真を添えてくれればわかるのだから載せていただきたいものである。なお、実際に施行に移った時も、見積書の内容と実際のものを見比べることができる。

以上の2点を兼ね備えた見積もりは、自然に容量が多くなる。というわけでPDF画像が来たら、まず容量の大きいものから開いてみることをお奨めする。(小松)

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2010年10月15日 (金)

OL財布事情の近年史/第4回 残業ゼロ★アフターファイブ充実☆80年代OLゆとりの生活

連載「OL財布事情の近年史」は、2013年12月に単行本『女と金~OL財布事情の近年史~』として発売されます。

各年代のOL像を、イラストを交えて解説する辛酸なめ子さんのプチ時評つき。辛酸さんには、カバーイラストも描いていただきました。

エピローグには最新の女性誌お財布事情が書き下ろされ、女性誌創刊号の画像50数点を掲載。30年ぶんの「OLの財布の中身」が一気に見える本となりました。

全国書店から注文可能。
Amazonでも予約・注文できます!

 前回に引き続き、『MORE』 1980年2月号「25歳の月給袋」をとりあげる。
 この記事では、50人の25歳の月給明細を一覧表にしてのせている。
 最終学歴を見ると、「高卒7人、短大卒15人、専門学校卒3人、大卒22人、大学院1人」と、短大の多さに時代を感じる。今となっては消滅の方向にある短大だが、当時は花嫁修業的な位置づけだったのだろう。今なら「手に職」の専門学校が役目を変わっていそうだ。

 平均給与は、11万5000円と、統計に近い数字なので、信憑性は高そうだ。勤務先を見てみると、ブティック、デパート、商社、銀行、建設会社など、いわゆる「業種」が並ぶ。仕事内容は、一般事務が圧倒的で、看護婦、教師、販売、編集など、職種が書かれているのはほんの数名。医師も弁護士も、もちろんキャバクラ嬢もいない。企業に就職し、事務の仕事をするのが、25歳女性の平均像のようだ。雇均法で「総合職」が出来る前は、補佐的な「一般職」が一般的で、コピー取りやお茶汲みが仕事だった。「手に職」の概念はなかったといえよう。
 
ほとんどがそうした平均的な働き方だからか、50人いても給料はそれほど幅がない。本給(基本給?)と加給や超過勤務手当を合わせて10〜15万円ほど、控除額合計が2〜3万円、預金が1〜3万円程度で、手取りが10万円前後、というパターンが圧倒的だ。
 2010年の記事では、残業が20〜50時間、残業代5万円以上の女性がゴロゴロいたが、こちらをみると「2,337円」とか「5,436円」とか、1万円に満たないのが主流で、編集プロダクション、芸能プロダクション、放送といったあたりでようやく2〜3万円。最も高いのが4万6551円だが、こちらは看護婦である。
 いわゆる「9時5時」のOL生活。男女格差がひどすぎる、ともいえるが、そういう生ぬるい雇用を続けられた、いい時代でもあったといえよう。この未曾有の不況の中じゃ、一般事務を正社員で雇い、残業も一切なしなんて、夢のような話じゃあないか。30年前のツケが、今の不況を招いた、ともいえるわけでしょうけどね。

 後半、4人のサンプルが登場しているが、「割とパーッと使っちゃうほう。だから計画的に貯金はしてないんですね」「夏期のボーナスでは沖縄に行って、50ccのバイクを購入してきれいに使い、冬期の分でハワイに行く予定」といった享楽派、「20歳から毎月5万円は必ず貯金。彫金を習い、将来自分の趣味を生かしたお店を持つ」「夢はイギリスに留学すること。英会話の学校に通いやすいように、時間の融通がつき通学にも便利な職場を選んだ」という夢の実現をめざす派、とどちらもいかにもあの頃のOL的である。つまりは、余裕ある時代だからできる生活スタイルなのである。うらやましさにキリキリする未来人がいるんだよっ、と30年前に向かって叫びたい気分である。(神谷巻尾)

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2010年10月14日 (木)

靖国神社/40回 最終決戦 8月15日(下) ~今年こそ会えるか~〈2008年8月取材〉

 みんなで参拝する会が解散したところで、昼食をとりに行った。参拝者の列は午前中に比べ段違いに増えており、まさに「暑い中お疲れさまです」という言葉がふさわしい状態だった。
 昼食を済ませ、午後1時前にやってくるはずの石原慎太郎都知事を見に到着殿へ向かう途中、カメラを抱えた集団に囲まれながら神門から軍服を着た集団が出てきた。白いひげを蓄えたおじいさんを先頭に10人くらいのメンバーが2列に整列し、それに向かって「今日は解散!」というようなことを言っていた。ちなみに彼らも毎年来ているが、参拝後の姿を見たのは初めてである。

 さらに遊就館前の売店横では、かき氷を食べているどう見てもヤクザたちがいた。これもこの日の風物詩というか、なかなかおもしろい絵だった。かき氷代は個々で支払ったのだろうか、それともアニキのおごりだったのだろうか。興味は尽きない。
 到着殿前はすでに人が集まっており、「(好意的な意味で)いつでも来い、都知事!」という状態で、私は人をかき分けベストポジションを取りに、一般人サイドのど真ん中2列目に立った。すると、「どうぞ」とおばちゃんから日の丸旗を渡され、「なんかスゲー!」と思いながら待つこと約30分。その間、「朝日は帰れ!」「TBSも帰れ!」というこれも毎年聞いている気がするシュプレヒコールが。さすがに以前のような拍手喝采ということはなかった。

 暑さでバテるかと思ったその時、黒塗りのセンチュリーがやってきた。車から出てきたのは、石原慎太郎東京都知事。それと同時に、あがる歓声と振られる旗。例年より出待ち人数が減ったとはいえ、この日一番の歓声ではないだろうか。 
 参拝後、中から出てきた石原都知事は参拝客に手を振り一礼し車へ。そして、石原都知事を乗せたセンチュリーが走り去り、小泉はどうしたんだろうか……と思いながらニュースをチェックすると、すでに午前8時すぎに来ていたそうだ。ガーン!! 今年も会えなかった。個人的な戦いは来年に持ち越しになってしまった。

 今回の取材を終え感じたことは、靖国ブームのころに比べ、靖国を取り巻く状況が落ち着いてきているということだ。今年は、論争が巻き起こった映画『靖国』が公開され、小泉政権時代には遠く及ばないが話題になったにもかかわらず、現状は参拝客が減り、8月15日の公人の参拝もさほどもニュースにならなかった(オリンピックの影響もあるかもしれないが)。ほんの数年だけのデータではなんともいえないが、この先靖国はどうなっていくのだろうか。取材を開始したころの靖国へと戻っていくのだろうか。『記録』はWebに移行するが、これからも靖国ウォッチャーとしてその動向を見守りレポートを続けていきたい。(奥津裕美)

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2010年10月12日 (火)

不倫の連鎖

 1つ凶悪殺人が発生すると、立て続けに同様の事件が続くことがある。それは制御の枠組みが事件によって外されて起こると言われている。じつは不倫も同様のことが起こる。取材で知り合った女性は、子どもの幼稚園のママ友達はかなりの人が恋愛に走っている、と教えてくれた。「バスに乗っている子どもお母さんの半分以上はいるかもね」とも。
 この数値が本当かはわからない。しかし場所は世田谷の高級住宅街の一角。お金持ちも旦那さんも多く、美人の奥様も多い場所柄だった。美容やファッションにもお金をつぎ込むことができる余裕があり、言い寄ってくる男も少なくない。しかも周りのお母さんが普通に恋愛に興じているなら、足を踏み出すのも悪くないかと思ってもおかしくはない。先駆者がいれば安全な出会い系のサイトの情報が回ってくることもあるし、合コンを開くことも可能だ。

 じつは日本人の貞操観念は、もともと強くはない。農村の乱交文化は明治期まで確実に残っていたし、性に対しては比較的オープンだった。歴史をひもとけば同性愛にも寛容な国だったことがわかる。
 富国強兵の圧力が高まる中、国の指導の下に乱交文化は途絶えていったが、歴史的・宗教的な重圧によって一夫一婦制が支えられているわけではない。日本の一夫一婦制は何かの加減で壊れていく砂上の楼閣なのである。

 たぶん、そのことを男性は知らない。あるいは認めたくないのかもしれない。妻に浮気をしてほしくないなら、仕事と同じだけの熱意を持って妻に接する必要がありそうだ(それがウザイと言われたりするのも現実だが……)。
 取材した女性の多くから、女として通用するのが分かって嬉しかった、という感想も聞いた。たぶん通用しないだろうという反応を、家庭で受けているのだろう。そもそも色気がたっぷりの妻とか、想像もできないし……。

 しかし母としても頑張りたいし、妻としても生きていたし、女としても手を抜きたくない。そうした魅力的な女性にとって、女の部分だけ反応がないのをけっこう辛いのだろう。
 いずれにしても、近年の雇用と同様、自身の結婚生活がさして安泰でないことを、夫たちは肝に銘じておく必要がある。個人差はあるにしても、自由に恋愛している仲間ができれば、時に男性が風俗に行くようほど簡単に恋愛が始まるのだから。(大畑)

さらに詳しく妻の恋について知りたい方はココ

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2010年10月11日 (月)

Brendaがゆく!/ドケチな考え。みなさん投資はしないでね♡

日本語のwebを見ていてびっくり、英語ができないから英語漬けとかやっている人がたくさん。

私、友達にあのソフトもらいましたけど、レベル低いは、内容意味ないわ。

あんなもので英語勉強するって、日本の英語教育ってどういうもの???

そして、ピアノ。

ピアノを教えても、弾けない人がいる。
その理由、両親のレベルが低いから。滝汗
レベル?
学歴でも仕事のレベルでも、金銭のレベルでもありません。
あえて言えば本物の芸術を理解できるレベル。
教育のレベルとも言えるかしら。

シャンゼリゼ劇場にコンサートを聴きに行っても
ルーブル美術館に絵を見に行っても

実際のところ何も感じずに帰る大人はいるのでしょう。
子供はそういうことないけどね。なんらかは感じるはず。

しかし、そのような大人は、観光でしか行かないか、2度と劇場や美術館に戻ってくる層の人たちではない。

時既に遅しかも。
子供の時の投資が足りなかったからということになるでしょう。
残念ながら。

情操教育って収入には結びつかないし、キャリアにも結びつかないかもしれないけれど、本物の上流でいたければ、必須のもの。

でも、それがメインではないので、メイン以外のことに投資できるだけの余裕がある人のみに与えられたいわば特権的なところがあるのかも。

このように思いたくなくて、若い時はクラシックの垣根を取り払うべきみたいな意見に賛同した部分はあったが。しかし、文化がわからない人種は、お金持ち貧乏に限らずたくさんいる。

ここまでは、ものすごくレベルの高い話で世の中の本の数パーセントの人間が得る事の出来る教育(=投資)の話ね。

それで、英語。
英語は、必須だと思いますけどね。
でも、日本では未だにそれも大きな投資なのね。
だって、みんなできないから。

でも~。世の中みんなが投資したら、配当が減るから。

いまのままでもOK。
自分も今のままでも充分だと思うし。
日本も今のままで充分。

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2010年10月10日 (日)

元乙女のゲーム生活:アルコバレーノ!ポータブル

Arcobaleno_2  食べ物屋が舞台になる恋愛ゲームはあまり多くない。というかほとんどない。
 今回プレイした『アルコバレーノ ポータブル』はオトメイトから出たイタリアンレストラン(と料理の専門学校)を舞台にした恋愛ゲーム。こういう他者(特に異性)からあまり理解されない内容(恋愛)のゲームは携帯型で遊ぶのが一番ですよ。ええ。

 軽く内容を説明すると、イタリア料理のシェフを目指す主人公が同級生や研修先の飲食店従業員、イタリア人、フリーライターと懇ろな関係になるという内容です。
 個別ストーリーをダイジェストで紹介。
 同① 俺の栽培したイタリアトマトうまいだろ。
 同② オレはピッツァ職人になりたいんじゃ!
 飲① 頼りないけど、一応、オーナーなんだお。
 飲② オーナーがだめだから店長の僕が大変なんだ。
 飲③ 天才料理人現る。
 伊人 アモーレ!アモーレ!アモーレ!
 記者 フリーライターはつらいよ。
 メインキャラ5人+隠しキャラ(隠しきれていない)2人。このほかにもVSエンド(三角関係というやつ)、ハーレムエンドもありとエンディングに関してはボリューム満点。

 なんといいますか、同級生が好意を示すのは普通だし、飲食店の方々も一緒に働いてりゃ、そりゃー、好意持つようになる。私もこんなイケメンたちに囲まれて働きたいよ、まったく。いっそのことディスプレイに入ってしまいたいですよ(←現実逃避)。
 毎度思うんだけど、主人公のチート設定はどうにかならんでしょうか。特別な何かがあるだとか、出会ったばかりの超有名イタリア人シェフ(ゲーム内設定ですよ)からアモーレアモーレ言われたり。お偉いさんに特別に目をかけられたり。こういゲームにゃ良くある展開だけれど、ずいぶんと強引な設定ですよ。イタリア人が気になった理由は、ペペロンチーノをあっさり仕上げたこと。それで何かを感じて有名人が直接スカウト&ラブ攻撃!アモーレ!あまりのぶっ飛びように逆にゲームに対する好感度が上がったよ。まぁ、たかがゲームの設定に鼻息荒げてあーだこーだ言っても仕方ない。主人公かわいかったから許そうじゃないか。主人公がかわいいのは重要だしねheart

 問題のシステム面。大まかな流れとして、1週間のシフトを決めてそれをこなすとスキルポイントがもらえ、それを最高⑩まであげる。そして、2週間に1回イタリア料理のテストがあるのでそれに合格する。そのためのレシピをメインキャラクター5人から教えてもらうことが必要なのだが、合格するとレシピを教えてもらったキャラの好感度が上がるので、個別エンドを迎えるにはテスト6回分全てを同じキャラから教えてもらことが必要。
 個別エピソード自体はどのルートでも同じ内容なので、一度攻略さえしてしまえば既読スキップができる。テストも一度受けると飛ばすことが可能。なので、隠しキャラ、VS、ハーレムルートの時は大変助かる。そもそも半年くらいで終わるストーリーなので一周がすごく短い。周を追うごとに60分が40分、40分が20分と、萌えもへったくれもなくなる不思議な恋愛ゲームに大変身してしまうのだ。なんというか、私のようなついついゲームにはまり込んで身を持ち崩す人間にはありがたいシステムですよ。3日もあれば余裕で終わらせられる!キラーン。

 総評として、こういったさっぱりとしたゲームは好きです。濃厚なのもいいけど、ストーリーが薄っぺらいと極寒になるし、リビングじゃできないですしね。
 CG、ムービーといったおまけもボリュームあるし、イタリアンレシピも手に入るので一度で二度おいしい(食欲と性欲…性は満たされないが女性ホルモン分泌が活発化する気はする)ゲームということで、今年遊んだ女性向けゲームではよかった部類に入るゲームといえます。(奥津)

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2010年10月 9日 (土)

池田大作より他に神はなし 大河連載第15回 味覚を通じた偉大な思想の我が身への浸透の感動に打ち震えつつ、奈落の出版界の片隅で人間再生・革命・大飛翔への確実な予感を得た!!

 中小零細版元の編集者は分野に関係なく、昨今は元写植屋というか、DTP屋(文字打ち)が本業で、ついでに編集作業にも従事してる状態なのは、既に皆様も御存知の通り。中高年以上の世代なら、「俺は写植屋なんぞにになった覚えはねえヨ…」と、明白な職業差別からなる嫌みの一言も吐きたくなるが、20~30代以下の世代には、編集者とはそういうモノだとの認識が支配的。編集者はとうにホワイトカラーではないのだ。

 印刷形態の変化が要因と言われるが、この変化は果たして進歩と言えるのか?本来の編集作業が、残業手当の付かない勤務時間外(一部大手版元を除く)に、深夜まで細々とこなされている実情を見ると、本当は退化ではないのかと。追い詰められた紙物系版元の、明日なきタコ足営業無限地獄。進歩なら金銭的、ないし精神的に還元されるモノがあるはずだ。確かに印刷代は安くなってるが、給料が増えるレベルではないし、肉体的には若手もそろそろ限界では?(アストラの奥山嬢も大丈夫?)。一体誰が儲けているのか? 90年代後半からの急激な変化への、多くの関係者の解かれる事のない疑問だ。

 業界からの一種の退場勧告ー。縮小する出版界からの声なき伝言とは内心承知してるが、初老男の転職はもはや不可能で、応じる訳にも行かない。今日もエロ漫画ネームの校正。数年前まではDTP屋が全て打ってくれてたが、今では愚妻や愚娘が手分けで夜なべ仕事(級数や書体等のネーム指定は筆者が全て)。無論それで編集費が増えた訳ではない。廃刊にされないだけ幸せと思えと言わんばかりに、版元には逆に値切られる始末(事実、エロ漫画雑誌の9割は赤字。コミックスで何とか補填)。各データを事務所に送付させ、「ぶっといチ…チンポコ、早く頂戴!」てなネームを、チラつく画面を前に老眼を駆使して誤植チェック。”編集馬鹿”って言葉も死滅したろうなんて考えつつ。

D  限界まで達しつつある体力の消耗を助けてくれるのが、お菓子と渋いお茶。たった1人の従業員も、昨年末に馘首するしかなかったので(申し訳ない!)、不器用な手付きで自分で入れるが、おいしいお菓子に巡り合うと、日々の肉体労働の疲れも吹っ飛ぶ(体を使う百姓仕事が嫌で上京、苦学して夜間大学卒業、虚業界に就職したのに、元の木阿弥じゃん!)。昨今の一番のお気に入りが、“信濃町幸福三姉妹クッキー 希望の乙女”だ(販売・荒川区西日暮里2ー28ー10 株式会社 大藤)。

A  創価学会の三色旗と言えば、1988年の池田名誉会長の提案で知られ、多くの有識者がその深い意義に、宗派・思想・信条を超えた全面的感動を覚えたのは、まだ記憶に新しい。ポールに添って上から、青(平和)→黄(栄光)→赤(勝利)を意味する、三色旗のシンプルでいて、透徹な哲学を意味した斬新なメッセージ。侵略戦争の記憶が拭い切れない、血まみれの日の丸など廃し、三色旗こそ国旗にすべきとの意見は、いくら極右勢力の妨害があったとしても、平和を愛する国民の間では支配的なはずだ。

B  実はこの三姉妹クッキー、三色旗のお菓子版なのだ。何でもっと早く食べなかったのだろう! 包装をまず見て欲しい。漫画にも造詣の深い名誉会長の間接的影響だろうか、おたく心をピシリと押さえたセンスがまず素晴らしい。向かって左から、ピンクの上着は長女のさくらちゃん。黄色は次女のひまわりちゃん。青は三女のすずらんちゃんだ。“明るく元気な三姉妹、さくらちゃんとひまわりちゃんとすずらんちゃん。そよ風に揺れる美しい花のような希望の乙女達です”(包装裏のキャッチ)。名誉会長の、ゲーテに匹敵する詩人としての偉業には比べるべくもないが、ほのぼの気分が伝わって来る。

C  うれしい事にクッキーの表には、三姉妹のイラストと名前が刻印されている(名前が読みずらいのは少し残念……)。1枚食べると、名誉会長の肺腑を抉るお言葉が甦る。「幸(しあわ)せが遠くにあると思うのは間違(まちが)いです。すべて自分の中、自分の周(まわ)りにある」(『聖教新聞』9月3日付け)。2枚食べると、全国各地の同志の言葉に全身が燃え上がる。“茨城池田華陽会(かようかい)は、全員が“太陽の心”を輝(かがや)かせ、“華(はな)の対話”を広げています。苦楽(くらく)を共(とも)にする異体同心の団結と、師弟不二の祈りを根本に、創立80周年の創価完勝を果(は)たしてまいります”(同9月12日付け)。3枚食べると……と思ったら、もう1枚もない。おっかしい!まだ2~3枚残ってたはずなのに……。

 「まっじー菓子だな-。品なく甘いしむかつくド糞色。よっぽどの安物だな。田舎住まいのサンピンエロ漫画家にでももらったのか?何が三姉妹クッキーだよ。希望の乙女どころか、余りのまずさに自殺したくなるっての。そういや昔、『希望の友』とかいう、気色悪い雑誌あったな。創価学会系のさあ。おんや~、この三色の上着と白痴的イラストは……? おい、これひょっとすると大作せんべいか?ウゲゲ、オ…オエー、吐きそー! おい、お前んトコ正露丸ねえの? このままじゃ全身が汚れちゃう。今日はもう帰るわ。金借りにきたけど、毒盛られちゃたまらねって。また来るぜ!」。例の知人の半失業フリーライターが忍び込み、勝手に食べ散らかした上の大暴言。呆れ果てた奴だ。

  妻子が逃げ出すのも当然の進歩のなさだ。が、喰うにも困ってる彼の事。ああは言いつつも、内心は一食浮いたと感謝してるはずだ。吐き出すなど飛んでもない。彼も今は愚かなド畜生だが、名誉会長の思想が舌を通して血肉化されるに伴い、退廃イデオロギーも体外に輩出される。”ああ聖教(せいきょう) 世界中(せかいじゅう)に 飛(と)びゆきて 平和(へいわ)と文化(ぶんか)の 言論(げんろん)輝(かがや)け”(『聖教新聞』8月13日、山本慎一の「我らの勝利の大道」より)。この詩心溢れる哲学的言葉に、彼が涙する日ももうすぐだ。(つづく)

■塩山芳明…雑誌版『記録』にて『奇書発掘』を連載。エロ漫画編集者。著書に『出版奈落の断末魔~エロ漫画の黄金時代』(アストラ)、『嫌われ者の記』『現代エロ漫画』(共に一水社・絶版)、『出版業界最底辺日記』(ちくま文庫)、『東京の暴れん坊』(右文書院)がある。

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2010年10月 8日 (金)

OL財布事情の近年史/第3回 かなりシブい?!30年前の『MORE』

連載「OL財布事情の近年史」は、2013年12月に単行本『女と金~OL財布事情の近年史~』として発売されます。

各年代のOL像を、イラストを交えて解説する辛酸なめ子さんのプチ時評つき。辛酸さんには、カバーイラストも描いていただきました。

エピローグには最新の女性誌お財布事情が書き下ろされ、女性誌創刊号の画像50数点を掲載。30年ぶんの「OLの財布の中身」が一気に見える本となりました。

全国書店から注文可能。
Amazonでも予約・注文できます!

 今回とりあげるのは、『MORE』 1980年2月号「25歳の月給袋」である。現在のお財布にもさまざまな発見があったが、30年前には何が隠れているのだろうか。
 まず、30年前の『MORE』とはどんな雑誌だったか。1977年の創刊号のラインナップ、フランソワーズ・サガンのインタビューや「あなたは、なぜ飛ぶのが怖いのか」といった記事、五木寛之と渡辺淳一の連載小説などから察するように、「新しい女性の生き方」の提案誌としてスタートした。表紙はモード感あふれる(当時らしい)白人金髪女性、80年からは性をとりあげた「モア・リポート」が始まり、まさに最先端をいく雑誌だった。
※ 『飛ぶのが怖い』はエリカ・ジョングの自伝的小説。性意識の革新のなか葛藤する女性の性を赤裸々に描いて1970年代に、大ベストセラーになった。

 その中で掲載されているお財布企画は、今とは様相がちがう。なんというか、取り組み方が真剣である。25歳を「ひとつの区切りの年代」として、「仕事に慣れ結婚を具体的に考える」女性ととらえているところも、生き方指南誌的だ。

 記事の冒頭では、「日本の働く女性の実態から考えていこう」と、労働省「婦人労働の実情」から年代別の女性労働者数や、平均給与などのデータをとりあげている。この統計は現在でも「働く女性の実情」として厚生労働省が発表しているので、最新の数字とくらべてみたのだが、30年の差は歴然としている。
 1978年、25〜29歳、大卒女性の給与額は、12万6100円。これが2009年には23万4100円と跳ね上がっている。男女差も顕著で、78年の平均給与は、男性の27万1121円に対し、女性は15万2420円と、およそ半分である。平均勤続年数(男性11.1年、女性6.1年)も影響しているが、雇用機会均等法施行(1983年)以前は「女性は男性の半分」の世界だったということである。2009年になると、勤続年数も、男性12.8年に対し女性は8.6年と伸びており、給与額も男性35万4600円、女性24万3200円と、開きはあるものの7割近くまで上昇している。
 給与や勤続年数の変化は、働き方や、お金の使い方にも影響がありそう。次回から詳細をみていこう。(神谷巻尾)

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2010年10月 5日 (火)

アラサー財布事情/第3回 下着集めに使っています

  1005 ■Mさん(29歳) 女性 職業:専門職 神奈川県在住

 会社の寮に入っています。部屋は1Kで、家賃が10000円と格安です。アパート全体が寮になっていて、会社の敷地内にあるので職場まで2~3分と、仕事においては便利なところです。朝が苦手なので助かっています。
 住み心地はいいんですけど、寮なので人の目があるところが気になりますね。あとは、市街地から離れた場所が職場なので、近くのバス停まで徒歩15分、最寄りの駅まで行くのにトータルで30分くらいかかるので、車がないと不便です。
それでも、家賃が安いし職場も近いので、今のところは出る気はないです(笑)

 貯金は財形で貯めています。ボーナスだと少し多めに引かれます。あとは、毎月あまったお金を他の口座に移して貯金しています。 他は、生命保険に加入しています。何かあったら困るし、1人で生きていくかもしれないし。そういった理由です。

 残ったお金の使い道は、ほとんど買い物に使っています。
 下着集めが好きなので、1回の買い物でだいたい30000円~50000円くらい使いますね。50000円の時は2着買ったときです。買う場所はデパートで、もう3年くらい通っています。そこ以外では買いません。一途なんですよ(笑)。
 リピートする理由は、担当してくれる店員さんが、自分にあったものをきちんと持ってきてくれるし、デザインがよくて気に入ったものでも、体型に合わないときは「合わない」とはっきり言ってくれる人なので、そこ以外では買う気にはならないんです。
 下着って誰に見せるわけでもないけど、かわいいので買ってしまいます。下着専用の引き出しをつくってそこに入れて、たまに開けて眺めたり。新しいものを買ったときは、すぐにつけずにまずは眺めます(笑)
 一着は高いけど、身につけ始めるとそこは気にならなくなる。見栄えもいいし、作りがしっかりしているからつけ心地もいいし、やっぱりきちんとした下着はいいなぁ……って思います。

 それ以外だと、家族へのプレゼント代ですね。誕生日とか母の日、父の日など、まめにあげてますね。お財布とかが多いかな。
 うちは家族仲がいいんですよ。だから実家によく帰ってます。

 あと習い事も行ってますよ。ヨガです。あまり動き回るスポーツが好きではなくて、でも適度に体はは動かしたい。健康のために体の内側から変えたいと思って選びました。でも、自宅から1時間くらいかかるので、最近はあまり行ってません。また行かないと……とは思っています。(聞き手:奥津)

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2010年10月 4日 (月)

●ホームレス自らを語る 第83回 貨物船のコックをしていた(前編)/中村平さん(60歳)

1010 「いやーっ、今年の夏は暑かったね。ホームレスになって6年になるけど、こんなに暑い夏ははじめてだよ」
 新宿中央公園(新宿区)の水の広場で会った中村平さん(60)は、開口一番にそう語った。2010年の夏は記録づくめの猛暑だったが、中村さんはじめ周辺で暮らしているホームレスに、熱中症で倒れるなどの被害はなかったそうだ。9月中旬をすぎて、さしもの猛暑も力を弱め、秋の気配が漂いはじめたなかでの取材になった。
「昭和25(1950)年、千葉県の生まれ。兄弟姉妹は9人いて、オレはちょうど真ん中だった。その頃は兄弟姉妹は多いのが普通で、別にめずらしいことじゃなかったよ。オヤジは貨物船の船員をしていた。主に東南アジアに向けて、自動車を運んでいたようだ。まだ自動車専用船はなかった頃だから、普通の貨物船に積んで運んでいたんだよね」
 そう語る中村さんは丸々とした顔立ちをして、身体つきもずんぐりタイプで愛嬌のある人だ。彼の子どもの頃の暮らし向きは悪くなかったという。船員をしていた父親の給料が、ほかよりよかったからのようだ。
 中学を卒業した中村さんは、しばらくしてから横須賀(神奈川県)の海上自衛隊に入隊する。
「じつは、ずっと和食の板前になりたいと思っていたんだ。そうしたら、ある人から海上自衛隊には隊員の食事調理をする『給養』という係があって、給料をもらいながらコック修業ができると教えられて入隊することにしたんだ。大勢の自衛隊員の食事をつくるわけだから、和食だけというわけにいかなくて、和・洋・中華のすべてをやらされることになるけどね」
 それに身分的には自衛隊員であるため、入隊して3ヵ月間は教育訓練が行われた。海上自衛隊員としての本格的な訓練だったが、中村さんはそれほどきびしい訓練には感じなかったという。艦艇に乗船したり、小火器を使った実弾射撃訓練もあった。
 3ヵ月間の教育訓練を終えて、中村さんは勤務地の横須賀基地に配属され、給養係として基地隊員たちの食事づくりに励んだ。勤務期間は満期除隊になるまでの3年間であった。
「自衛隊を除隊して、別の知り合いから、ある貨物船が炊事係を募集しているという情報を聞いてね。そのツテで貨物船に乗ることになった。いや、オヤジは関係ない。まったくの偶然だよ。オレは船に乗りたいなんて思ったこともなかったからね」
 こうして中村さんは貨物船の炊事係に就職した。時に22歳くらいのことだ。

 中村さんが乗ったのは、5000tクラスの貨物船で、乗組員は23~24人だった。
「行き先は東南アジアからインドが多かった。東南アジアの国はほとんど行ったよ。行ったことがないのは、カンボジア、マカオ、ブルネイだけだね。ほかにはソビエト連邦(いまのロシア)や中国、それに北米のアメリカやカナダに行ったことともある。日本からの積荷は車が多かったね。船倉に鉄の柱でやぐらを組んで、そこに車を積んでいったんだ。乗用車が主だったが、トラックやブルドーザーを積むこともあった。東南アジアからの帰りは、石灰、トウモロコシ、ラワン材なんかを積んできた。ソ連からは北洋材が多かった」
 乗組員20数人の食事は、中村さんら3人の炊事係で賄った。
「朝は5時から仕込みが始まり、夕飯の片づけが終わるのが夜8時頃だった。朝の仕込みから3人でいっしょに働く決まりで、チーフだから朝はゆっくりだとか、夜は早く終わって上がるというようなことはなかった。3人とも公平に働いた」
 ただ、朝5時から夜8時まで働きづめということではなく、途中、長めの休憩時間があったし、夜8時からは自由時間であった。
「船員にはギャンブル好きなのが多くて、夜の自由時間に麻雀卓を囲む連中もいた。それに酒好きな連中は、毎晩のように酒盛りをしていたよ。オレはその両方ともやらなかった。ギャンブルには興味がなかったし、酒は嫌いじゃなかったが、船に乗っているあいだは禁酒を通したんだ。なぜかって? 泥酔状態で甲板に出て、誤って海にでも落ちたらお陀仏だからさ。それが怖いから、酒は飲まないと決めていたんだ」
 これといった趣味もなかったという中村さん。昼間の休憩時間によくしたのが釣りだった。糸を流して釣る方法で、カツオやシイラなどを釣り上げたという。
 通常の航海は1ヵ月前後のものが多かったが、稀にあるアメリカへの航海は往復で3ヵ月ほどを要した。
「日本を出て途中タヒチに寄港するんだが、それだけで20日近くかかった。タヒチで水や食材の補給をして、アメリカ西海岸の港町まで2週間ほどの航海で、行くだけで1ヵ月以上かかったからね。逆にカナダに行くときは北回りで、釧路――バンクーバー間が半月ちょっとの航海で行けたよ」
 船乗りといえば「港々に女あり」の話を聞きたくなる。
「うーん。オレは女遊びに関しては、あまり熱心じゃなかったからね。東南アジアの国に行ったときに、仲間に誘われてたまに行ったくらいだった。ああいう商売女がいるのは資本主義の国だけで、ソ連や中国、北ベトナムにはいなかった。ほんとうだよ。そういう社会主義の国は、写真の撮影も禁止だった。一般の人は、まだ観光では入れない時代だったからね」
 中村さんに取材したのは土曜日の午後で、彼の話を聞いた新宿中央公園水の広場では、フリーマーケットが開かれて多くの若者で賑わっていた。それを正面に見ながら、中村さんが話を続けた――。  (この項つづく)(聞き手:神戸幸夫)

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2010年10月 2日 (土)

新刊情報 ヤマザキ『ランチパックの本』、11月2日に発売!

アストラのいつもの毛色から考えると、かなーり異色ではありますが…

みなさん、ヤマザキの「ランチパック」はご存知ですか?

ものすごく豪華な専用サイトが作られたりしている人気シリーズです。

奥山は学生時代から今まで、とってもお世話になりました。定番のピーナッツ味、たまご味はもちろんのこと、メンチカツのようなボリュームのある味ならそれだけでお昼ご飯は満足だし、ホイップが入ったものはメインにもデザートにもなる。そして種類がたくさんあるのが気に入りで、そのうち「どんな味が出ているんだろう?」と毎回パンコーナーをのぞくのが趣味になりました。今でもその趣味は継続中です。

こんなに種類が豊富なのに、種類で語られるのはチロルチョコだったりビックリマンチョコ(これは味の種類じゃないですが)だったりうまい棒だったり。

ランチパックは800種類以上も出ているんです。出版社のくせに細かい数字を調べられないのかよと皆様突っ込まれるかもしれませんが、山崎製パンの方にインタビューしたときも「おそらく800種類以上。でも細かくはわからない」と言われてしまったんです。社長室、企画、制作、広報と、4名の方から言われてしまったんです。私にこれ以上調べられるはずがありません。

そしてなんと、今年で26周年というロングランぶり。あのなつかし系のイラストも、いろんな種類のいろんな表情を見ているとすごーく可愛く見えてきてしまいます。

ランチパックの魅力を伝えたい!

なるべく可愛く伝えたい!

そんな情熱、イラストレーター・ゲーム作家の、そして何より自分も「ランチパッカ―」な香山哲さんが叶えてくれました。

11月2日発売です。

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2010年10月 1日 (金)

OL財布事情の近年史/第2回 アナウンサーからキャバ嬢まで! 乙女の暮らしぶり。

連載「OL財布事情の近年史」は、2013年12月に単行本『女と金~OL財布事情の近年史~』として発売されます。

各年代のOL像を、イラストを交えて解説する辛酸なめ子さんのプチ時評つき。辛酸さんには、カバーイラストも描いていただきました。

エピローグには最新の女性誌お財布事情が書き下ろされ、女性誌創刊号の画像50数点を掲載。30年ぶんの「OLの財布の中身」が一気に見える本となりました。

全国書店から注文可能。
Amazonでも予約・注文できます!

 まずは、最新の『MORE』2010年6月号「〈27歳女子〉15人のマル秘給与明細」を見ていこう。
 職業別に徹底調査、ということで、さまざまな職種のOLが登場している。アナウンサー、キャビンアテンダント、地方公務員、秘書、さらに弁護士、歯科医師、エステティシャン、キャバクラ嬢などなど仕事の幅が広い! もはや働く女性を「OL」とくくることに無理があるといえよう。「キャバクラ嬢」が職業として、ごく普通の女性誌に登場しているのも、時代なのか。
 職業がさまざまだから、当然給料も差が激しい。最も収入が高いのは弁護士で、手取り月収74.6万円。年収1100万円、貯蓄も1000万円と突出している。夫と二人暮らしだから家賃・光熱費もかからず、月に53万円貯蓄に回すという余裕の暮らしぶりだ。
 収入は及ばないものの、資格職業の人は貯蓄額が多いのが共通している。歯科医師234万円、看護師200万円、教師500万円と、堅実な貯蓄ぶりだ。逆に年収740万円と高収入のキャバクラ嬢は、月々の貯金額ゼロ、貯蓄も7万円。安定が保証されているほど将来に備え、ハイリターンならハイリスクの刹那的生き方、という図式が当てはまるのか。
 一方、月収が一番低かったのはエステティシャンで、13.7万円だ。「一流ホテルのサロン」勤務ということだが、時給が900円という、パート契約の模様。歩合でカバーするシステムのようだが、「予約が入っていないと早めに帰される」など、収入は上がらないしくみのようだ。同様に不安定なのが、契約社員のキャビンアテンダントだ。基本給がわずか6万円、飛行時間給が1800円、ボーナスなし、と厳しい条件。フライト時間を増やすために、「毎月3〜4回ほど、1日4便のフライトを入れたり」で、月収20.2万円という。相当過酷ではないの、これ?安全は大丈夫なのか。 人気職業だったCAがそんなことになっているとは、これから就職する女子たちは知っているのだろう。今知ってください! 私も今知ったけど! 美容も、航空業も、この不況の中で激しく逆風にさらされている業種、厳しさは労働条件に顕著にあらわれている。末端にいる若い女子社員ならなおさら、ということだろう。
 その他の中間層、秘書、旅行代理店、地方公務員など、いわゆるOLといってもよさそうな勤め人を見ると、手取り月収は20万円〜30万円、年収300万円〜400万円、といったところが平均のようだ。

 支出面を見てみると、実家住まい、一人暮らし、既婚など属性によってお金の使い方はさまざまだが、注目したのは交際費。収入に関わらず、ほとんどの女性が2万円〜5万円ほどを交際費に使っている。交際費、つまりは飲み代、合コン、パーティーなどの参加費を指していると思うが、手取り20万円程度で3万円は結構高い。一人暮らしで、食費は2万円なのに交際費が4万円という人がいたが、このねじれ現象は、人とつながっていたい現れなのか? このあたりはまたじっくり考察していこう。
 次回は、30年前の「月給袋」に迫ります。月給袋ってところがすでに昭和の香りがして、楽しみである。(神谷巻尾)

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