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2010年9月 3日 (金)

池田大作より他に神はなし 大河連載第14回/師弟直結の一級戦士になるために、私たちが耐えねばならない、周囲に溢れる日々の原爆との闘いの困難さと、打ち勝つ事の崇高な喜び。

 私は心底怒っている。相手は「三省堂書店」の、神保町にある本店だ。元祖巨大書店で知られる同店、人文系コーナーは4階に。今回の『香峯子抄(かねこしょう) 夫・池田大作と歩んだひとすじの道』(主婦の友社)も、ここで購入。以前から名誉会長の御本を多数在庫、立派な一流書店と思っていた。大馬鹿だった。万人を輝く世紀へと導く御高著群を、名前を出すのも口が汚れるインチキ教団や、UFO関係の駄クズ本がグルリと取り囲んでいたのだ!!今まで気付かなかった私もうかつ者だが、世界的な宗教及び哲学指導者の書籍の隣に(詩人・カメラマン・教育者としての業績は略させていただいた)、裏本や鬼畜系ロリコン漫画(見た経験はないが、知り合いの公明党都議会議員に実情をうかがった。健全な青少年育成のために、1日も早い取り締まり都条例の強化を!)が鎮座ましましてると、一体誰が考えよう?キリストやシェイクスピア、ゲーテやマルクス、あるいは『万葉集』や『源氏物語』に隣接するのなら、誰もが瞬時に納得しよう。が、カルト邪宗教団や空飛ぶ円盤の隣組みとは!!  きっとこの階の責任者の中に、ハレンチ・敗北・逃走・落日の日顕一派の残党が潜り込んでいるのだ。レジで本書を買う際も気色悪い男性店員が、侮蔑的な微笑みを浮かべていた気が。付近の同志の皆様、同店に売り場の即時変更を、強硬に申し込もうではありませんか!(個人的には1階の、村上春樹や宮部みゆきの隣が最適と)

10090_2  真っ白な表紙に眼の覚めるような、赤、桜色、白のダリアのカラー写真!(撮影・池田大作)副題と帯はブルーが基調。すがすがしくて、灼熱のJRのホームから、クーラーの効いた総武線に、信濃町駅から乗車した気分だ。品性そのものを、ズバリ具体的に突き出された造本センスだ(装丁・池田雅彦)。お茶目な名誉会長が、奥様の言葉に聞き耳を立てる、ユーモラスな写真に添えられた、帯の言葉がまた胸を鋭く打つ。“妻との結婚は、私の人生にとって、かけがえのない幸せでした。池田大作”。並の馬鹿夫婦なら、ゴキブリも喰わないノロケになりかねない言葉だ。が、肺腑を抉るこの衝撃はなぜなのか? 無論、名誉会長の言葉は奇をてらうものではなく、わかりやすい日本語で素直に心情をつづったに過ぎない。あるいはそれゆえにこその感動か? 同じ包丁を用いても、手練の板前と駆け出しでは全く違う料理をあつらえると、昔雑誌で読んだ。ましてや名誉会長は、世界的な宗教&哲学界の指導者だ。同じ日本語を使えるのは名誉だが、天才は同じ空気を吸いながらも、現世だけではなく、未知の世界や遥か宇宙空間とも、精神の往復運動をしているのかも(だからと言って、UFO本を周囲に置くのは間違いだ!)“妻との結婚は、私の人生にとって、かけがえのない幸せでした”。筆者がシラフで妻に向かって言ったら、「熱中症になったの?」とマジで大笑いされかねない。“師弟直結の一級闘士”への研鑽が、まだまだ足りない事の証である。

 “-プロポーズの言葉は? 「信頼(しんらい)してついておいで」と言ってくれました。でも、いまになって考えてみると、私のほうが主人(しゅじん)の人間的(にんげんてき)な魅力(みりょく)にひかれて、まっしぐらという感(かん)じでした。(笑)”(70p)。希有な天才は、美しい才気ある女性をも自然と惹き付ける運命らしい(正直に言うと、名誉会長に少し嫉妬してしまいました…)。71pには1954年当時(結婚は52年)の御夫妻の御写真が。モノクロではあるが、既に御2人共に当時から気品やオーラに満ち溢れ、神々しくさえもある。決めた! この御写真を拡大、額に入れて私の部屋に飾らしていただこう(謙虚な名誉会長が、自らの神格化に強く反対してるのは承知しているが、私にも偉人を尊敬する自由はある!!)。

「ついて~来る~か~い~♪過去の~ある~ぼ~く~に~♪ お前の大好きな小林旭のヒット曲じゃん。大作の野郎もキザな台詞で口説いたもんだ。かみさん、随分とスイカの喰いやすそうな口元してんな。“シェー!!”で有名なイヤミそっくり。お前が拡大して飾るっていう、71pのかみさんの写真は不自然だな。意識して口元引き締めてるから。出っ歯人間が良くやるポーズだけど、余計に目立つのがわかんねえのかしら?」またもや昼間から酒臭い息まき散らしながら、失業状態の友人のフリーライターが乱入。当方の原稿を勝手に覗き見るは、御高著を乱雑にめくるはのし放題。復活のない地獄の出版不況下、都内に同類がどれだけいる事か。強がりを言ってるが、毎日自宅を出ても筆者の事務所か、浅草の映画館くらいしか行く所がない(男色者が多くて怖いと)。“屋根付きホームレス”をむげには出来ない。

10091  「それよかこの写真のタッチは何だ?肌がやたらテカっちゃって、露骨な修整した証拠だ。ヒトラー、スターリン、金日成…独裁者の肖像写真は皆こう。おっと、121pの3人ガキの写真も凄いね。次男なんて小学6年生で体格だけはオヤジ並。今はもっと立派になってんだろね。ピ…ピギーーッ!! 173pは傑作中の傑作。わざとらしく大公(名誉会長の事か?)が老母おぶってんだろう。ニセ右翼の笹川良一も、そっくりなポーズのテレビコマーシャル、昔は派手に流してたよ。本当の親孝行者はよ、これ見よがしげに他人の前でこんな真似すっかよ!?」

 古い友人でなければ、とっくに殴り付けている。しかし、今の私には耐えられるのだ。他でもない、名誉会長の弟子となったその日から、弱き者の自暴自棄な振る舞いに、いちいち動じない心構えを習得した。愚劣な生き方しか出来ない人間を救ってこそ、真の人間主義だ。“「自分さえよければ、人はどうなってもかまわない」-そういうのは原爆(げんばく)と同(おな)じ思想(しそう)です。悪魔(あくま)の思想です”(『聖教新聞』8月17日付け、「青春対話と私」より)。けど、私が買った冷蔵庫のカンビール、1本ならともかく、2本も3本も飲むのはやめて欲しい。「い…いいかげんにしろ、アル中野郎!!」(心の声)(つづく)

■塩山芳明…雑誌版『記録』にて『奇書発掘』を連載。エロ漫画編集者。著書に『出版奈落の断末魔~エロ漫画の黄金時代』(アストラ)、『嫌われ者の記』『現代エロ漫画』(共に一水社・絶版)、『出版業界最底辺日記』(ちくま文庫)、『東京の暴れん坊』(右文書院)がある。

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