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2009年8月25日 (火)

●サイテイ車掌のJR日記/青空

 過ぎ行く夏。青い夏空は何日もなかった。
 ここに来て漸く晴れの日が続いていて、やっと夏かと思っている人も多いだろうが、高校野球も幕を閉じ、夏休みが終わる頃に夏になってど~すんだ!! というわけで、今年の夏はなかったのと同じだと私は思っている。
 今日もまた日が暮れた。いつものようにホッとする静かなひとときだ。これまで、本当に長い間、暴飲暴食に耐えてきた私の胃は、いつも決まって流し込むウィスキーを、「お待ちしておりました」と何の文句もいわずにやさしく迎え入れてくれるばかりか、身体中に程好くしみじみと染みらせてくれ、「もうおれ、今日はどうなってもいいもんね」といった、何もかもがホゲ~ッ、デレ~ッという弛緩した世界へと導いてくれるのだ。
 ああ、夜の帳が今日もせつなく降りて来たよ。もう秋の虫が鳴いているというのに、一瞬蝉の声がした。月の光を昼間と勘違いしたのだろうか。それはまるで息が絶えるかのような弱々しいもので、そこにも夏の終わりが物悲しく重なっていき、胸がキュンとして、ちょっぴりたまらなくなってしまう。

 それにしても、立秋はとうに過ぎ、時折顔を覗かせる夜風が、これまでにはなかっただけに妙に心地よい。ふと、自分の年齢を感じ、気が付いたらここまで来たのかと思う。そんな過去を振り返ってみたところでいったい何になるんだとも思う。「理由なんて何もないんだ。時が休みなく流れて、ただなるようになっただけなのさ」と無責任な風のささやきが聴こえてくるようだ。
 私はいつも待っている。本当に心から待っている。荒んだ心の中を少しでもいいから洗い流してくれるような、雲一つない青空を。

 明日も広がってくれよな、青空よ。

 あぁ、酔った。今日はこれで寝る。
 おやすみ~(斎藤典雄)

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