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2009年3月30日 (月)

Brendaがゆく!/日本には絶対的にない精神の自由

昨日はとても晴れていたので、高級住宅街の片隅のカフェで、ひっそりと昼間からワインを飲んでいた。

一緒にいた彼は、もう今日は仕事をする気がなくなったと言うので・・・笑


少しドライブにでかけて。


休んでいるだけの一日なら大渋滞も気にはならない。
クラシックを聴きながらパリをドライブしているとある種のスペクタクルのように感じてとても気分がいい。


運転していた彼は言った。

「今日はまた大きめのストがあるって知ってた?」

私は、


私には関係ないと思い、へぇ~と言って

ふとつぶやいた。


「日本では、この不景気の影響で多くの人が電車に飛び込んで自殺までしているというのに・・・。死なない人も朝から晩まで働いているよ。ここではまたスト・・・信じられない」


「ここには、究極的な精神の自由があるんだよ」と彼は言っていた。
そして特別な国だと。


彼も私同様産まれたのはフランスではなく、これまで多くの国を渡り歩いてきた人。

「確かにポーランドにもそんな精神の自由は存在しない」


でも、ポーランドには真の愛がこの21世紀においても、澄みきったわき水のように存在しているので、むしろ日本やフランスと比べれば人間にとってこの世の楽園と言えると思う。


以前に、デートの席である男性が「自分の国には真の精神の自由が存在するから、それがいいことだと思う。今は外国人でいることに快感を感じているので、自分の国に住もうとは思わないけれど、とてもいいところだよ」と言った。

私は、この言葉をデート中の軽い一言ととらえる事ができなかった。
なぜなら、私の国はそうではないから。そのことを彼は知らない。

日本に住む日本人達でさえそのことに気がついていない人間がほとんどなのかもしれない。


私は真顔で

「日本はとても豊がだけれど、精神の自由はなくてだから先進国の中でも突出して自殺の数が多くて、交通事故の3倍なのよ。誰かと別れる時には、交通事故には気をつけてねじゃなくて、自殺には気をつけてねと言わなければいけないわ。だって3倍もリスクが高いのだから。」

と笑いを込めていってみたが・・・。


日本の状況はどう考えても悪い方向に行っているとしか思えない。。。


なんでこんなに外に出てみてもまだ日本が悲惨な場所に見えるのだろうか?
それが事実ではないと何度も自分の中で否定しようとしてきたが、正直なところ、産まれてこのかた、先進国というくくりの中では日本の豊かさを見いだす事がいまだに出来ていない。


もちろん貧しいアフリカの国々や戦争をしている国と比べれば日本は天国だが。。。


しかし、私は正直そういう考え方は好きではない。
こういう馬鹿げた解釈で自分の立場を正当化するのは時には愚かとしか言いようがない。
私の中ではこのような考えはプラス思考とは言えない。


でも、多くの日本人がこの基準で自分たちを慰めているようにも思う。

精神的な幸せ度に関しては、比べる国がないほど貧しいのが日本の現実であるから。



どうにもこうにも解釈の難しい極東の孤島だ。


ひとつ言える事は、日本には、幸福論という概念がない。
実際に私が暮らしていた時間にそれはなかった。
私の疑問はこれからもそれがないままあの国が存続し続けるのかということ。

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