初笑い洋楽おバカなプロモーションビデオ
なおここでは定番のTwisted Sisters のWere not gonna take it'とAl" Yankovicの一連の作品は除外する。前者はDee Sniderのキャラクターが物凄いだけ?で内容は実に真面目だから。後者はパロディー作品として評価すべきで、言い換えれば「おバカ」自体を精密に狙った作品なので。ちなみにヤンコビックは出世作Eat Itが単純に笑えるので初心者向け。私が最高傑作だと思うのはニルバナのパロディ Smells Like Nirvana(http://jp.youtube.com/watch?v=UnuHJZMdako)。本当にグランジ(汚い)。カート・コバーンがこれを見て自殺したくなったのではないかと思えるほどに
●自己陶酔型
Steve Perry のOh Sherrie(http://jp.youtube.com/watch?v=__eI4u_tQD8)
ジャーニーのボーカルがソロで放った。いきなり歌い出すところから終始ハイテンションが空回りする。この「ハイテンションが空回り」の代表作がJourney自体のSeparate Ways(http://jp.youtube.com/watch?v=sxxOyGK1pMk)であろう。メンバー全員が必死になってバカらしいドラマ仕立てを演じている。埠頭で女性を取り囲むあたりからもう目が離せない。この2本を見ただけで一日中スティーブでお腹いっぱいだ
同じく自己陶酔型の極致といえるのがLionel Richie の Hello(http://jp.youtube.com/watch?v=PDZcqBgCS74)である。このPVは全編で一つのドラマとして完結している。それが悲しいほどおかしい。廊下で歩いて歌うなライオネル。電話口で突然「ハロー」というなリッチーと突っ込みどころ満載のまま当初よりモチーフとなっている女学生の作品が実は何であったかが最後のオチになる。感動を狙ったのだろう。だが……。笑えるというより腰が抜ける。
スティーブ・ペリーと同じくフレディもソロを出すとなると力が入りすぎてしまうというのがよくわかるのがFreddy Mercury の I was born to love you(http://jp.youtube.com/watch?v=4vdJqIGyMtM)。楽曲自体は日本で特に有名だけど実は当初はクィーンでなかった。したがって発売時のフレディ名義のPVを見ないとすごさがわからない。元々自己陶酔が許されている人に歯止めがなくなったらこうなるとの見本。いきなりフレディの顔が15も出てくる。その後もソロだから当然ながらフレディフレディフレディフレディ。ブライアン・メイがなぜ必要なのか。フレディがどうしてソロでは弾けなかったのかがよくわかる。
●お金がなかったのね
今や大御所のボノやスティングにもこんな時代があったというPV。
U2のNew Years Day(http://jp.youtube.com/watch?v=zHzLWLFTPPI)はひたすら寒そう。本気で本当の雪原で撮った様子である。日が暮れた後に火を炊いてまで雪原で頑張る。馬で移動するというこの設定だとドラムのラリーがただただお気の毒。
日本を舞台にするとどうしても変なPVになってしまう。Kanye Westの Stronger(http://jp.youtube.com/watch?v=3jzSh_MLNcY)はもうお金持ちになった後だけど「カタカナがクール」という感覚が日本人にはよくわからん。「ガソバレ」はねえだろう。確か「北の家族」が映り込んでいたような。私の憧れの女性であるGwen Stefaniは「カワイイ」路線で確信犯とはいえ例えばHollaback Girl(http://jp.youtube.com/watch?v=2AU-kAnB24I)で出てくる「原宿」は何?もっともPV自体がトンデモ系で「すごい姉さんがやりたい放題」だ。ところでHollabackってどんな意味かしら。かけ声のような。
お金がなかった話に戻る。The Police のSo Lonely(http://jp.youtube.com/watch?v=inFm_DRNsQ0)は地下鉄浅草線だ!しかも「終電後にエキストラを入れて撮った」という雰囲気がまるで感じられない。つまり本気?で動いているフツーの浅草線にポリスが乗り込んで撮った風なのだ。違ったらごめんなさい。もしそうだとしたら後年の人気を考えるとありえない。スチュワート・コープランドの悪のりが笑える。
●訳知りの人は
Oasisの Don't Look Back In Anger(http://jp.youtube.com/watch?v=Wz_3ljfBass)はまぎれもない大傑作である。しかしボーカルをノエルが取っているためリアムがひたすらヒマである。プール上でドラムを叩く設定も謎。そうそうこの歌詞で出てくる「サリー」とは何を指すのか知っている人がいたら教えて下さい。
Jeff Beck&Rod Stewart のPeople Get Ready(http://jp.youtube.com/watch?v=WRq7A_5sdfY)は私情をそのままPVへ持ち込んだ作品といえよう。ギタリストとしてのベックとヴォーカリストとしてのロッドは互いに天才と認め合い、マーケットもそう認めている。ゆえになのかくっついたり離れたり。この曲は「くっつこうか」へベクトルが向いた際にできたと見られる。来いよと呼びかけるロッドはなぜか山小屋にいる。そこをベックが訪ねていくシチュエーションなのだが、何といっても滅多に見られないベックの「演技」に注目。列車(貨物車?)のなかで弾きまくるベック、農民に囲まれて弾きまくるベック、子どもにギターを教えるベック。アンプは当然ない。そしてロッドとの感動再会。抱き合ったぞ。でもロッドは最後は結局女の子と踊ってしまう。この辺が暗い結末を暗示させる
●パロディーを超えている
サタデー・ナイト・ライブのティナ・フェイがサラ・ペイリンの物まねで絶賛され、ついにペイリンご自身まで登場して全米が爆笑の渦と化したのは記憶に新しい。出るペイリンさんもすごい。このような設定がBette Midlerの Beast Of Burden(http://jp.youtube.com/watch?v=D4R9FiKE0Tk)で見られる。何しろパロられるミック・ジャガー自身が全編出演。最初の会話では恋人らしきベット演じる女性に浮気を疑われている。つまりミック自身がミックのパロディーでもあるのだ。ティナ・フェイもベットも本業は女優でいずれも高い評価を受けている。そしてストーンズの名曲をベットが歌うのだけど、その演技はソックリを超えて「いくらミックでもそこまで……」である。それを冒頭の会話で「1曲だけは聴いていくよ」と約束したミックが見ていたためにという展開だ(編集長)
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 画廊誕生100周年記念大賞展開催(2010.08.14)
- マイケルジャクソンは早死にだったのか(2009.07.15)
- 初笑い洋楽おバカなプロモーションビデオ(2009.01.14)
- マスコミ総崩れ(2008.12.10)
- キャロルキングの「マイ・リビングルーム」コンサート(2008.12.03)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント