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2008年6月16日 (月)

大道芸を見る!番外編~似顔絵を描いてもらってみた~

 街中で似顔絵を書いてもらったことはあるだろうか。上野公園に行く階段にずらっと並んでいる様は、風景を描いている人たちの列とはまた違う趣である。
 各似顔絵師のブース(のようなもの)の前には、商売道具の一つである“有名人の似顔絵”が数枚置かれているが、それを見るたび「あれくらいの画力が私にあれば……」と幼稚園児並みの絵心の私はうらやましくなる。 
 せっかく上野へ来たのだから思い切って似顔絵を思いきって描いてもらうことにした。
 まずは価格。モノクロが2000円。三色で3000円。フルカラーになると4000円。だいたいどこもこれくらいの相場だ。

 気になる腕だが、似顔絵師の腕を判断するのに「脇に飾ってある有名人の似顔絵を見る」という方法があるが、これはあまりアテにしないほうがよいというのが私の見解だ。
 なぜなら、だいたいどれも同じくらいのクオリティなので比較が難しい。しかも、描いてもらおうと思わない限り近くで見ることもなく、遠目でみることになるから余計に判断がつきにくい。書いてもらってからのお楽しみに近いものがある。

 初めてということで、フィーリングで似顔絵師を選んでみた。コースは、いきなりカラーで描いてもらうのは勇気がいるのでモノクロ。
 所用時間は、「モノクロだと5分から10分くらいで、カラーだと2、30分くらい」
だそう。
 実際、ペンの進みは早く、サササッと描きあげていく。だいたい10分くらいで、「いかがでしょうか」と見せてくれた。
 見せてもらった絵は、鉛筆だけなのでデッサンぽく、悪くはないが寂しい感じだった。なかなかよかったがせっかくなので、カラーにしてもらうことにした。
 描いてもらっている最中、何年くらい似顔絵描きの仕事について聞いてみる。
「似顔絵は10年くらいやってる。もとはイラストの仕事をしてたんだよ」。
 マンガ雑誌の表紙絵も描いていたこともあるそうだ。話しているあいだに絵が完成。
 ほぼフルカラーに近い状態で描かれた自分の似顔絵は、実物の三割増しの出来。自然なツヤ感も表現されていて、滅多にきちんとした似顔絵を描いてもらうこともないのでいい記念になった。写真写りが悪いので、今後、著者近影を出す時はぜひこれを使いたい。    
 いつもは素通りしてしまう似顔絵。思い立ったが吉日。少しでも興味が沸いたらちょっと腰掛けてモデル気分に浸ってみるのもいいかもしれない。(奥津)

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投稿: 月刊「記録」編集長 | 2008年6月17日 (火) 16時34分

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