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2008年5月10日 (土)

書店の風格/第4回 TSUTAYAサンストリート店

 サンストリートは総武線亀戸駅のから徒歩3分、手頃な雑貨屋あり、玩具屋あり、スーパーあり、ファッションのお店あり、ファミレスありカフェありの総合エンターテインメント施設だ。ご近所の家族に嬉しいこの空間内にTSUTAYAサンストリート店はある。一階がレンタル専門、二階が書店になっている。
 二階へ向かう階段を上がると、まずは「小学一年生」ののぼりがある。そして目の前に広がるのは広い児童書のコーナーだ。お店に入ってすぐ目につくのが新刊書ではなく児童書。こういう本屋はあまり見たことがない。さらに進むとコミック、文庫と広がっていく。子連れのファミリーと若者が集う活発なお店だということが、棚の流れでわかる。
 さらに奥に進むと文芸書、続けてビジネス書のコーナー。最奥が雑誌で、売れ筋に絞った品揃えが清いほどに潔い。

 さて、出版も迫ってきましたということで、ここは行くでしょうケータイ小説のコーナーに。アピールしなきゃでしょう『どこかで』を。と、棚を探すとケータイ小説部門のベストテンが貼り出されており、一位から十位まで面で陳列されている。目に留まったのは丁寧に書き込まれた手書きPOP。つい読み込んでしまうこのPOPを作ったのはどんな人なのだろう? お声がけさせていただいたのは文芸書ご担当のモギさん。まだお若い、可愛らしい女性だ。

「POPは私が作成しています。出版社から送られてくるものもありますが、手書きのものを足すことで更に効果があるかと思います」

 なるほど、モギさんがPOP職人だったのだ。若い女性ならではのやさしい書き文字がケータイ小説の紹介にもよく合っている。それにしても、気になるのはランキング。これはTSUTAYA全体の売れ筋ランキングなんだろうけれど、こちらのお店では少し傾向が違っていたりするのでしょうか?

「いえ、やはり同じですね。表紙を見ると、結構ピンとくるものから売れていくんですよ」

 「ピンと来るものから売れていく」とは、さすがプロの書店員さん。ところで、こんなふうにランキング化されていると、お客さんにはたいへん有り難い情報になりますね。

「そうですね。やはりケータイ小説は、それぞれの内容が接近してますから、どれを買えばよいのか悩まれるお客様も多いようです。人気のあるものが明示されれば、読者にとっても選びやすくなります」

 見れば、総合ランキング、ビジネス書ランキングなどランキングとともに本が並んでいる棚がちらほら。ランキングを掲示する書店はたくさんあるけれど、スペースを空けてランキングに沿った本の配置までする書店というのは大規模でなければなかなかない。レンタルCDやDVDのコーナーで先だってランキング順に並べるという戦略をとってきたTSUTAYAならではの棚作り。あくまで人気にこだわった品揃えに期待は高まる。

 お忙しい中丁寧にお話をして下さったモギさん、本当にありがとうございました!

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