元乙女のゲーム生活~ときめきメモリアルGirl's Side~
あやや(松浦亜弥)がはまっているらしいゲーム『ときめきメモリアルGirl's Side 1st Love』(以下、GS)の葉月珪を攻略してみた。
まずこのゲームの説明をすると、2002年にプレイステーション2(プレステ2)で発売、DSバージョンは2007年発売。大ヒットした『ときめきメモリアル』(以下、ときメモ)の女性向けとして発売され大ヒット。葉月(以下、王子)はその主人公。才色兼備でモデルをやっているスーパー男子高校生。声をあてているのは、緑川光!
このゲームのすごい所は、「EVS(エモーショナルヴォイスシステム)」。簡単に説明すると、キャラクターが自分の名前を呼んでくれるシステム。例えば、主人公の名前を「山田花子」にしたとして、キャラが「王子」とか「花子」と呼びかける(文章例:「山田(呼びかけ。キャラによって君づけ、呼び捨てなど異なる)、今度の日曜日あいてるか?」)ので、のめり込み度が高くなる。
どうやら公式サイトの説明によると、このシステムは『ときメモ2』から使われ、そのパワーアップバージョンが今作に使われているもの。このパワーアップバージョンは、『ときメモ3』でも使われているそうだが、男女ともに呼んでくれるのは今作が初めてだそうだ。DSでもEVSは使われているが簡易バージョンで、プレステでできたイントネーションの変更や、女子からの名前呼びがなくなっている。好きな女子キャラから呼ばれないのはさみしい。
さて王子だが、扱いがとても難しい。ちょっとかまってあげないとふてくされて爆弾点灯(ときメモ恒例イベント)するし、ときめいたらときめいたで依存度が高くなる。GS2の王子ポジションの佐伯君はツンデレだが、告白を断ったとしても気の毒な気分になるだけ(一人勝手に盛り上がり、「頼むよ、耐えられないんだ!」といって失踪するイベントはある……。50回見ても笑えるんだぜ)。なんていうか王子はせっぱ詰まってるんだ。告白を断ったらなんていうか死んでしまいそうなんだ。
フリーマーケットで1人ポツンとアクセ売りをしているスチルや、恒例のときめき文化祭のシンデレラのセリフに、子猫の名前を主人公の名前にしちゃってるところなんて見てしまうと気の毒で気の毒で……。
なんでこんなかわいそうなんだよ……王子は……。攻略は2回目だし、あんまり好きじゃないけど、告白されたら断ることができないんだ。かまったら最後、一途プレイをしないと、氷室先生に誘われない(王子は苦手評価になりやすい)し、爆弾処理に追われて他キャラ攻略の足かせになる(爆発させちゃえば楽だけど、とばっちりがきて他キャラの好感度が下がる)。王子ウゼー!
王子はうざいけど、「ラブ羽交い締め」イベントは胸キュンものなんだぜ。サエキの深夜のクリスマスイベントと、若王子の優しい説教イベントの次にいい。
逆に、猫に自分の名前イベントはキモい。冷静に考えて、「相手は自分のこと好きだが、自分は仲の良い男子の1人だと思っている」(←本編では、告白は卒業後なので、在学中はそのような関係です)状態で自分の名前をつけてじゃれていたら引く。イケメンなら引かないけど、頼むよ、耐えられないんだ!といってしまいそうだ。
どうしてもキャラクターの絵が好きになれず2人しか攻略していない(王子と氷室先生)が、どうしてこの原稿のために2回以上攻略したかというと、緑川光がいい仕事をするからだ。
中の人に興味はないが、乙女ゲームの重要要素として、シナリオのよさやシステムのよさも大切だが、やはり声をあてている役者(声優)の仕事具合が大きく占めているのではないだろうか。愛をささやいているシーンや甘ったるいシーンで棒読みなんて萎える。声をあてている人が上手だからこそシナリオのよさも際立つし感情移入ができる。こう書くと声優好きに思われてしまいそうでしゃくだが、こと乙女ゲームに関してはそう思うよ。3年間は長いけど、耐えられる。
王子にハマるハマらないは別として、ときメモは中の人gj!(私は、緑川光より森川智之のが好きなんで、GS2をススメたい)の配役なので興味が沸いたらやってみてください。(奥津)
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