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2007年8月10日 (金)

ゾンビ安倍はいつ成仏するのか

 さっぱりわからん。
 いや、安倍首相ことである。続投していったい何をしたいのだろう? 

 憲法改正といっても参院の改憲派は03年の調査開始以来初めて3分の2を割り込んだ。衆参両院で3分の2以上の賛成がないと憲法は改憲できないことを考えると、自民党が予定している3年後の発議は難しい。
 自民党内でも首相批判が渦巻き、今月中の臨時国会召集案も党内の反対があって来月に持ち越されるほど、首相の影響力は低い。
 支持率もガンガン下がっている。8月6日に発表された毎日新聞の世論調査では、内閣支持率22%、不支持65%。自民党の政党支持率も55年の結党以来2番目に低い17%。首相を「辞めるべき」と答えた割合が56%である。
 
 通常ならこの状態で「改革」が断行できるとは思えない。ところが当人はやる気まんまん。とにかく支持率だけは回復しようと、露骨な人気取りに走っている。

 内閣改造は派閥推薦を拒むと決めたと言い始めたが、すでにベテラン議員からの批判にさらされている。領収書の添付義務を資金管理団体から政治団体に広げ、1円以上を対象にすると号令をかけたが、党内大紛糾。自民党議員からは「言論の自由が脅かされる」と不可思議な反対論まで現れた。
 原爆症の認定についても「見直すことも検討させたい」と語ったが、寝耳に水の厚労官僚は顔色真っ青だった。小泉前首相のハンセン病訴訟の公訴取りやめをマネたつもりだろうが、被爆者からもパフォーマンスだと言われる始末。
 もうボロボロである。

 しかし、どうも首相はこの緊迫した事態を理解していないようだ。
 7日に招集された自民党代議士会では、中谷元・元防衛庁長官から「この際、いったん身を引くことで抜本的にやり直すべきだ」と、ズバリ退陣論を説かれ呆然としていた。こんな厳しい意見を言われるともは思ってもいなかったという表情でだ。
 党内の批判が強まっている件については、「最後には、自民党は一致結束していく政党であると信じている」と、自分を辞めさせるのに「一致結束」するなど考えてもいない口ぶり。
 内閣支持率が20%代に下がったことについては、「失われた信頼を、一つ一つ実績を積み上げていくことによって回復していかねばならないと決意している」と、回復できるかのような言い草だった。

 恐ろしいことに、首相は「まだいけてる」と思い込んでいるのだ。誰から見てもゾンビなのにである。
 結局、自分が否定されることを受け入れられないのだろう。「岸の孫」としてチヤホヤされ、すべてを肯定されてきたに違いない。人生初の否定を首相として国民から受けるというのも壮絶な体験ではある。
 この現実を受け入れないゾンビを、誰かが成仏させてやらなくちゃいけない。普通の方法では死にそうにもないが……。

 最後に明るい話題を1つ。
 この続投で唯一よかったことがある。それは安倍の再登板の芽が完全に消えたことだ。まあ、勝手に「再チャレンジ」してもらってもらえば、彼の唱えた「再チャレンジ」が容易ではないことも理解してもらえるかもしれない。(大畑)

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