« 歌舞伎町ビル火災事件・「明星56」の現在 | トップページ | ビル・ゲイツを日本出版界は待っている »

2007年5月22日 (火)

THE BIG ISSUEを買ってみた。

 交差点の角や駅前でホームレスが雑誌を売っているところを見たことがあるだろうか。
 彼らは、「THE BIG ISSUE」(ザビッグイシュー)という200円の雑誌を売っている。『ホームレス自らを語る』を連載している月刊「記録」編集部員としては買って読んでみなくてはならないだろうということで早速買ってみた。
 買ってみた……とはいいつつも、実際はお使いの帰りに神保町駅付近の交差点でたまたま売っていて、さらにニューハーフのような性別不詳の人が買っていたのを見て「ちょっと買ってみるか」と思ったからなのではあるが。
 お財布から200円を取り出し、販売員のおじさんに渡す。「ありがとうございます」の声とともに雑誌が手渡されたので、「がんばってください」と声をかける。
 表紙は女性歌手グループBENNIE K(ベニー ケー)。目次のページに、ビッグイシューについての説明と行動規範が書いてあった。
 1991年ロンドンではじまり、雑誌販売者はホームレスか自分の住まいを持たない人。最初に10冊を無料で受け取り、その売り上げを元手に、以後は90円で仕入れ、200円で売り、110円が収入になる。顔写真と販売員番号の入ったIDをつけて雑誌を販売しているそうだ。
 行動規範は8個条に渡って明記され、キチンとした雑誌だということを謳っている。
 今月の特集は「荒野を歩む女たち」で、派遣で働く30代独身女性についてや元祖シングル女性たちについての記事が。なんだかアエラを思い出すが、特に「派遣・30代独身OL」が最近のはやりなのかそんな見出しの特集をよく目にする。派遣ドラマも放映されたし、いつまで話題にのぼるのだろうか。
 全31ページでカラー。記録よりも安いし、200円の割りには内容も充実。これならまぁいいか、という感じである。2003年9月の創刊から2006年8月の55号までで、実売数169万冊。販売員へ1億8950万円の収入をもたらすことができたそうだ。にもかかわらず、ビッグイシュー日本は多額の累積赤字を抱えているそうだ。
 ホームの大阪より東京での販売場所が多いにもかかわらず、東京での売り上げをさらにのばすことを目指している。情に厚い大阪の人はよく買ってくれるが、人に冷たい東京人はそういったことに関心を持たないということなのか。
 200円でできるノーブレスオブリージ。街角で見かけたら一冊買ってみてはどうだろうか。(奥津)

|

« 歌舞伎町ビル火災事件・「明星56」の現在 | トップページ | ビル・ゲイツを日本出版界は待っている »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122338/15158698

この記事へのトラックバック一覧です: THE BIG ISSUEを買ってみた。:

» クロエの財布 選び方 [クロエの財布 選び方]
クロエの財布大好き人間が書いています。いろんなタイプのクロエ財布を、ネットやショップで捜してその情報を流していきます。 [続きを読む]

受信: 2007年5月22日 (火) 01時09分

» みんなの就職日記には全国50万人の学生が登録しています [みんなの就職日記 みんなの就職活動を日記で交流]
みんなの就職日記には全国50万人の学生が登録しています みんなの就職活動日記に登録すると、就職に関する情報が全国から集まるのでみんなで交流しよう [続きを読む]

受信: 2007年5月22日 (火) 10時23分

» アキュラホームの評判を暴露。。 [アキュラホームの評判を暴露。。]
アキュラホームの評判は良いのか悪いのか?このサイトでアキュラホームの評判を暴露します。アキュラホームの評判サイトもそこらじゅうから集めています。 [続きを読む]

受信: 2007年5月22日 (火) 10時33分

« 歌舞伎町ビル火災事件・「明星56」の現在 | トップページ | ビル・ゲイツを日本出版界は待っている »