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2007年3月22日 (木)

安倍政権、崩壊近し!?

 安倍内閣の支持率が下げ止まらない。3月16~18日に日経新聞社が実施した世論調査で2月より支持率が6ポイントも下落し、不支持率は4ポイント上昇した。不支持率が43%で不支持率が45%だという。支持率が不支持率を逆転したのは小泉前内閣の04年12月以来だとも報じている。
 この当時、小泉内閣は自衛隊のイラク派兵の1年延長を決めている。サマワの治安は安定していると小泉首相は強弁したが、国民は納得することなく支持率急落となったわけだ。「ポスト小泉」や「郵政花道論」がささやかれ出したころでもある。
 この後8月には政解散に打って出て自民党の大勝利を引き出したが、いわばこれはウルトラC。逆にいえば今年の夏の参院選で郵政解散並み、つまり違法すれすれの“サプライズ”がないと、安倍首相は政権を維持できないってことだ。

 いや、こう考えると結構深刻。
 しかもここ数週間、首相は「安倍カラー」を出すことに努力してきた。報道によれば、我慢して調整役に徹しても人気が下がる一方だから自分の思い通りすることにしたんだと。
 安倍首相の応援団と自称する山本一太議員などは、昨年12月から「安倍カラーを出せ」と主張し続けていた(ちなみに彼のブログは“山本一太の「気分はいつも直滑降」”って、まっすぐだけと落ちてるじゃん……)。おそらく右路線にしっかりと進路を取り、ブレずにといった辺りが安倍首相に期待されている姿勢なのだろう。ところが郵政造反落選組を復党させたり、先週書いた松岡利勝農相をかばい続けたりと、有権者の誰もが望んでいないところで我を張ったものだから調整役に徹しているより悲惨な状況に。

 従軍慰安婦問題でも持論を押し通したが、北朝鮮の拉致問題との整合性をロサンゼルス・タイムズに指摘される始末。あの靖国神社でさえ米国からの抗議で展示内容を変えたというのに、大丈夫かこんな筋に我を張って。自民党有志で作った「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」でも、慰安婦問題で謝罪を示した河野談話の変更を首相に求めるはずだったが、今の時期はよくないと取り下げている。つまり首相も「これ以上騒がないでくれ~」と願っていたわけだ。ここでも我を張る場を間違えたと……。

 自民党は「黒いハトと白いタカ」とも言われてきた。ハト派はリベラルだが利権にどん欲で、タカ派は強面で危険性こそ高いがハト派より潔癖だ、と。ところが、松岡センセイのかばい立てや日興コーディアルグループの粉飾決算問題での上場維持に安倍首相の影がちらついているという報道から受ける印象は「黒いタカ」。

 3月18日には、防衛大の卒業式で挨拶し「アジア太平洋地域は北朝鮮による拉致問題、核開発、弾道ミサイルの発射をはじめ困難な諸課題が存在している」と北朝鮮を名指しで批判した。対北朝鮮という最も得意な分野(というか、それ以外に強い分野を知らない……)で一席ぶったわけだが、米国が身をひるがえしたおかげで日本だけ浮き上がり、拉致問題にまったく進展がないなか言われても、という感じだろう。

 中川秀直幹事長あたりが「参院選は政権選択の選挙ではない」などと、参院選で負けても安倍政権が続くよう“世論作り”にいそしんでいるが、逆に言えば参院選の負けを予想しているわけで……。
 しかも、安倍待望論というのが「選挙に強い」という理由から出されたことを考えると、いよいよ政権崩壊も近いか!?

 というわけで、毎週安倍をウォッチするこの連載も終わりが近い。まあ、嫌いな人物を眺め続けるのもイヤなのでホッとしてますが……(大畑)

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