U2の来日コンサート
4日、さいたまスーパーアリーナにおけるU2のコンサートに行ってきた。私がU2のライブをじかに見るのは初めて。
ダフ屋が大繁殖していたから人気は上々らしい。だが昨今は取り締まりが厳しいせいか以前のように堂々と売買していない。ところが当日券も売っている。奇妙なので聞いてみると全席売り切れだが今席を作っているとか何とか。そういうことを勝手にすると消防庁から怒られるのではないかと心配しつつ会場へ。
アリーナ席は埼京線の超満員がそのまま引っ越してきた如きすし詰め状態。少しでも身軽になりたい人用に袋に荷物や上着を入れて預かるサービスをしていたがゴミ袋にしか見えない袋代が1枚500円は暴利である。
コンサートは可もなく不可もなし。DVDやCDで想像していたコンサートイメージとほとんど変わらなかった。手抜きはなくBonoはややお疲れ風で独白部分のセリフ(もちろん英語)を忘れていたようだが(聞き取れなかったので)歌詞はさすがに大丈夫。曲数もたっぷりだった。埼京線席の人も満足であったろう。
ただしNew Year's DayとOriginal of the Speciesを歌わなかったのが意外。前者は古くからの、後者は最近のファンにとっては少々不満であろう。代わりというのもおかしいけれどもVertigoを2度もやった。
Bonoだけに政治的なメッセージ色が色濃くにじむのはやむを得ないのかもしれない。世界人権宣言をスクリーン上で読まされた。日本語だった。ただ埼京線席の方々にメッセージが伝わったとは到底感じられない。乗れればいい風だったから。
TOKIOを連発していたのも変といえば変だ。だってここは埼玉。右も左もすべて埼玉。前も後ろも全部埼玉のさいたまスーパーアリーナ様だ。知事は石原様ではなく土屋様だ……じゃなくて上田様だ。マライアも当地でコンサートをした時にTOKYOと叫んでいたが彼女の場合は武道館からの移動だから分からなかったのかも。でもU2の日本公演は「全部埼玉」だったので間違える余地はない。しかも私が聞いたのは最終日だ。考えられるのは
1)Bonoが当地をTOKIOと勘違いして回りも恐れ多くて訂正を求められなかった
2)Bonoは埼玉と知っていたがSAITAMA!といいたくなかった
3)Bonoが当地をTOKIOと勘違いして回りもむしろ喜んだ
4)最初はBonoもSAITAMAと紹介していたが回りがTOKIOにしてくれと頼んで修正した
など。ふふん。
公演後の感想。とにかくBonoだった。ごく控え目に述べても観客は99%Bonoだけを見ていたはずだ。Bonoがメンバーチェンジをしない(許さない?)わけだ。
と冷淡な書きようになったが理由は疲れたから。アップしたらすぐ寝るつもり。ということは相当パワーのあるコンサートだったという証左か。年を取ると疲れはその場ではなく後で段々とわかると書いたのは貝原益軒だった……っけ。忘れた。きっと勘違い。ゴメン。寝る。(編集長)
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