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2006年11月30日 (木)

続 この際、綿貫先生をほめてやる!

郵政民営化に反対した離党した衆議院議員12人の自民党復党問題でスポットライトを浴びたのは平沼赳夫代議士で黒いスポットライトを浴びたのは、つまりまるで注目されなかったのが当ブログ一押しの綿貫民輔先生である。何だか平沼氏が信念の人みたいに扱われているが本物は綿貫先生だ。そこで前回(http://gekkankiroku.cocolog-nifty.com/edit/2005/08/post_49ce.html)に引き続きほめちぎることとする。
だいたいだ。民営化反対の牙城だった郵政事業懇話会の会長は綿貫先生で盛期には100人以上の国会議員が参加していたんだぞ。今回の復党劇はいわば小泉劇場のエピローグなわけだがカウンターパートには綿貫先生がいてしかるべきなのだ。

復党劇に関しては「情だ」か「情においてはしのびないが筋だ」で自民党内は割れたもようだが綿貫先生への扱いは「情ですらない」だった。それが衆議院議長まで務めた長老に対する態度か。自民党の「情」なぞしょせんはその程度である。
先生さぞかし寂しかろうと思いきや復党問題に関するコメントは「私にも我が党にも関係ないことだ」「(06年11月28日読売新聞)とあっぱれな潔さである。
そればかりではない。綿貫先生の公式ホームページには「小泉内閣総辞職にあたって」という素晴らしい一文があった。
「小泉政権が本日、幕を下ろしました。月並みですが、まずは小泉君に『お疲れさま』と申し上げたい。小泉君とは彼の初当選以来、非常に親しく、いわば弟分でした。しばしば一緒に外遊にも出かけました。彼が首相に選出されるとき、私は衆議院議長の職にありましたが、『純ちゃん、頑張れ』との思いを込め、『本院は小泉純一郎君を内閣総理大臣に指名する』と宣言したものです。その後も議長公邸などで酒を酌み交わしたりもしました。
しかし、友情とは別に……」
こ……これを涙なくして読めるかライオン!綿貫先生は自分の方から友情すなわち「情」を断ち切ったのだ。にもかかわらず刺客まで送り込んだ小泉首相の去り際に「お疲れさま」の言葉を贈る奥深さ。

政治部の記者には「最近の綿貫先生の記者会見は同じ内容ばかりで……」と軽く見る風潮があるが同じことを繰り返してこそ信念の政治家である。確かに先生はいまだ民営化の見直しを訴えている。
見る人は見ているもので今年5月21日に開催された全国特定郵便局長会の会合では来賓の先生の演説に万雷の拍手が鳴り響いた。まさに水たまりの中の錦鯉だ。結局は水たまりだろうよなどと皮肉を飛ばしてはならない。どこであろうと先生は錦鯉だ。

と感心していたら今日(29日)の朝日新聞に綿貫先生が政治資金で堂々1位の収入を得ているとわかった。バックにT社がついているからさと混ぜっ返してはならない。借入金もすごくある。借金までして同士とちょっぴり(と信じたい)自分のためにがんばったのだ。
朝日の記事によると「離党した自民党と新設した国民新党の政党支部や政治団体の両方に資金が集まった。それぞれに資金移動が確認されていないため、すべての団体の収入を加算」した結果という。なんたる不透明さ……いや違った……清濁併せのむ英雄のあり方をここにみる。
政治資金収支報告は確か記者でも閲覧はできるがコピー不可だったはずだ。今は違うのかな。まあいい。朝日は書き写した数字を綿貫事務所に確認しなかったのか。いやそんなはずはない。確認してもわからなかった結果の記事であろう。なんたる杜撰さ……また間違えた……大物は些事には見向きもしないのが常である。

綿貫先生はしばしば民主党の渡部恒三元衆議院副議長とキャラがかぶって損をしているという指摘がある。ちなみにそうした指摘をしているのは目下のところ私だけである。だが本当は綿貫先生の方が格上なのだ。副議長ではなく議長だったし、何たって公党の代表だ。
綿貫先生は戦い続ける。小沢一郎民主党代表におだてられて……今日は間違えてばかり……小沢代表と共闘して次期参議院議員選挙では国民新党から10人以上当選させると勢いは天を突かんばかりだ。10人立てるのではなく10人当選を目指しているのがすごすぎる。
どう勘定しても凡人の私には無理な算段だ。北陸と亀井ブラザーズの中国の比例区で5人ずつなのか(制度上不可能としかいえないはずだ)。ま、まさか1人区富山と広島の選挙区の2つも狙っているのか。不可能としか思えないが何しろ綿貫先生であるから深謀遠慮は凡人の及ぶところではない。

そしてキャスティングボードを握って日本の議会制民主主義を立て直すのだ。逝け逝け……まただ……行け行け綿貫先生。その双肩に民主主義の命運がかかっている。(編集長)

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コメント

綿貫さんの記事はほとんど読まないのですが、こういうエントリーも良いですね。特にこの部分。
>綿貫先生の公式ホームページには「小泉内閣総辞職にあたって」という素晴らしい一文があった。

いわゆる政治ブログは反対派の悪口ばかりで少々うんざりします。まあ安倍さんともなれば日本の総理ですから叩かれるのもしょうがないのでしょうが「こいつは嫌いだ」という文章より「この人は素敵だ」という文章の方が読んでいて気分が良いものです。

>刺客まで送り込んだ小泉首相の去り際に「お疲れさま」の言葉を贈る奥深さ。
こういう政治家の良い部分をクローズアップしながらも「洗脳されたバカ記者」ではない文章と言うのは、ブログでもなかなかお目に掛かりません。

そういえば散々叩かれていた鈴木宗男さんも、最近は地道な活動が実を結び始め、地元から支持・支援が広がっているように思えます。

投稿: やや右より?のベル | 2006年11月30日 (木) 14時50分

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