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2006年7月13日 (木)

2010年W杯にむけての秘策

プロフィールに「趣味:サッカー」と書きながらW杯にほとんど触れていなかったのは日本代表がダメだと最初からわかっていたのにわが国の惰民が「行けるぞニッポン」一色になっていたから。私は周辺にはずっと前から「日本は3敗」と予測を述べていたが書かなかったのは惰民の反発が嫌だったせいである。
怖じたのかって? その通り。他ならばともかくサッカーごときでギャーギャー惰民に揉まれるのはゴメンだ。
惰民が目覚めるのは原爆が落ちて敗戦の詔勅を聞いてからである。それ以前に何をいってもムダなのは今も昔も同じだ。あらゆる意味で「横綱」のコードネームを贈りたいブラジルのロナウドによる2発の原爆でわかったろう。で、まともな話をまともでない提案で行いたい。

1)バティストゥータを帰化させる
それで日本のFWを任せるのだ。FIFAの規定でバティが日本代表になれないのは知っている。でも大丈夫。FIFAなぞ支離滅裂・・・・間違えた。融通無碍であるから何とかなる。そもそもバティが2010年大会のアルゼンチン代表に選ばれる可能性は皆無だ。05年に引退しているしね。しかも10年には41歳になっている。
一度引退したバティがサッカー後進国の日本に請われて現役復帰して厳しいトレーニングを課して41歳になった。帰化もした。規定で日本代表になれないのはわかっているが後進国のために老骨にむち打ってW杯のピッチで死にたい・・・・なんて話になれば行けるでしょう。「バティストゥータ」を漢字に変換しただけで凄い名前になりそうだ。「罵血凄闘太」なんてどう?
私はたった今のバティの体調を知らない。それでもなお言える。現役復帰さえしてくれれば41歳になっていても日本人で彼を越えるFWは出てこないってことが。

2)アジア版スーパーリーグを作る
本当はJリーグでできればいいのだがアウェーといったって「新潟vs浦和」のテンションでは本格的なディスアドバンテージ体験はできない。そこで日本、韓国、中国、台湾、香港の有力クラブチームに加えて北朝鮮代表を入れたスーパーリーグを欧州に先駆けて結成してホーム&アウェイのリーグ形式で戦うのだ。
日本のクラブチームが特に韓国、中国で戦えば世にも貴重なアウェー体験が満喫できる。北朝鮮に至っては最高だ。私は06年W杯最終予選の北朝鮮戦が平壌でできなかったのを実におしいと悔やんでいる。球場を埋め尽くす「金正日将軍万歳」のマスゲーム兼任の北朝鮮サポーターと警備と称する物々しい人民武力に囲まれての「平壌の戦い」。やらなきゃ損でしょ。

3)Jリーグの外国人は中盤に限定する
日本3敗の予想はFWが点を取れないからまず勝てない。DFが相手攻撃陣を完封できないから負けるとの算段に基づく。だったらFWとDFを強化すればいいという簡単な結果をずっと日本は果たしていない。
ならばJリーグで日本人が主に占められるのはFWとDFにしてしまえばいい。サッカーのうまい子はMFという流れを断ち切り、いくら頑張ってもJで日本人MFの出番がほとんどないとする。
ただしこの構想には難点が。日本人FWを日本人DFが迎え撃っても強化にはならないという点だ。そこで次の方法で補強する。

4)男子バレーボールを法律で禁止する
日本人サッカーファンは二言目には体力でゴリゴリ押すのはサッカーじゃないというが体力負けしていては話にならない。オシム流「走る」で持久力はつくが高さだけはどうにもならない。そこで背が高くて身体能力もある少年が好む男子バレーボールを禁止してサッカーに人材を流し込むのだ。
男子バレーが強いならばこんな提案はしないが今やボロボロである。そんなところに人材を回す必要はない。しかも社会人男子バレーは弱いくせに女の子にキャーキャーいわれて大人気である。弱いくせに人気者。私を含む「もてない男」陣営最大の敵である。彼らをピッチに放り出し、ガツガツ削って痛い目に遭わせるべきだ。

5)南米のクラブチームを日本企業が支える
もちろんトトもだ。いっそのことJを止めてこちらにシフトしてはいかがか。南米のクラブは経済的危機に瀕しておりトップレベルの選手が欧州に移る原因にもなっている。それを経済支援するのだ。見返りに1チーム2・3人の日本人をレギュラーで使うことを義務づける。
欧州に移る前の南米の若手の方がJのトップよりは優秀だ。今回のW杯でもわかるようにJの選手では役不足だが欧州組もまた実は控えばかり。いくら欧州のクラブにいても控えでは実力が身につかない。だからこれは意味ある提案のはずである。
コーディネーターはジーコで決まり。監督としてはイマイチでもコーディネーターならば文句なしの超一流のはずだ。

6)コパ・アメリカかユーロ2008に参加する
あまり騒がれなかったが日本はコパ・アメリカ(南米選手権)1999に招待された。まあ集金が主な目的であろうがそんなことはどうでもいい。こうしたW杯に準じると参加チームが本気モードで争う大会を日本代表はカネにあかせても参加すべきだ。本気モードという点でコンフェデ杯はダメ。
一番いいのはユーロに出させてもらうことである。ユーロは南米と違って無理じゃないかって。そうでもないかも。案外とふところに余裕がないようからジャパンマネーは魅力である上に参加国のどこも自分のグループリーグに日本が入ってくれば喜ぶ(勝利はいただき)わけだから。グループリーグは国と地域の数がきれいに割り切れない方が多いから何とか理屈をつけて潜り込む余地は大いにある。

7)マスコミ各社が「共同宣言」を発表する
惰民の惰民たるゆえんは勝てるはずのないチームを勝てると踏んだ点だ。だがその後押しをしたマスコミの大本営発表翼賛報道の罪も大きい。サッカー先進国は自国代表に常に厳しいものだ。
ただマスコミは惰民の望むところの報道をしないと売れないとか観てくれないとのジレンマを負う。そこで60年安保闘争の際に新聞7社が出した「暴力を排し議会主義を守れ」という共同宣言と同様の宣言を出して厳しい報道に徹するのだ。「甘言を排し代表勝利を得よ」でよかろう。
何ごとも協定を結べねばおもねる報道しかできないのが最近のマスコミだからこれしかない。

8)日本サッカー協会最高幹部を刷新する
これだけは異論・暴論ではなく正論でしょう。「日本サッカー協会に残された最後のアマチュア」どもを追放するのだ。私のようにアマチュア時代を知る者にとって

川淵三郎会長・・・・早稲田→古河電工
釜本邦茂副会長・・・・早稲田→ヤンマー

であり残る3人の副会長は旧日本リーグ選手としての実績も皆無かほとんどない。早稲田か古河電工でつながっているのが2人もいる。
世界を見据えている時に国内の大学と就職先でナアナアを決め込んでいるトップの古色蒼然にはあ然とするばかり。一新が望ましいというより一新しかない。

さてこれらは的はずれだろうか。(編集長)

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