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2006年6月29日 (木)

「落ちた偶像~光クラブ事件」でアクセス殺到

本日のアクセス解析を見てみたら「誰も見ないはずだ」をモットーとしている当ブログにあるまじき殺到をみせている。1時間(1日ではない!)に1500アクセスを越えている。もしや新手のテロではないかとココログの「記事ごとランキング」を開くと私が1月18日 に書いた「堀江貴文と『光クラブ』の山崎晃嗣」http://gekkankiroku.cocolog-nifty.com/edit/2006/01/post_f40e.htmlが17%も集めている。

何?何? 何で今日(28日)になって突然山崎晃嗣が来てるのか。命日か・・・・などと不審に思いつつ可能性を探ってみたら話は簡単だった。日本テレビで午後9時から「落ちた偶像~光クラブ事件」というドラマをやっていたのだね。
私は民放地上波から学ぶものは何もないとの信念があって見もしないので気づかなかった。当然ドラマも見なかった。見て新たにわかる真実なぞあろうはずがないからね。でも民放地上波の威力はかいま見た思いである。
すでに出版界ではホリエモンと山崎の関連本が結構売れている。私もかなり以前からの光クラブファンで資料も多数持っていたのだがライブドア事件まで一部を除いて忘れられた存在になっていた。山崎の自著も絶版になっていたし。だからつくづくとテレビとは後追いパクリメディアなんだなと痛感もしている。それが最大の影響力を持っているのはわが国の不幸であろう。

だから光クラブに関する書籍を書き下ろしてみようかとも考えた。何しろ私は版元であるから自ら出そうと決めれば出せる。ただどうしても決められない事情があった。保阪正康さんが『真説 光クラブ事件 ―東大生はなぜヤミ金融屋になったのか―』(角川書店)という決定版を出しているからだ。もう脱帽!というほどの濃い内容である。
そういえば山崎著の『私は偽悪者』も今年4月に牧野出版から再刊された。このことは牧野出版さんから贈呈を受けて知った。なるほどこういう方法もあるのかと感じ入っていたら添えられていたお手紙に巻末解説「堀江は現代の山崎晃嗣か」にこのブログでの私の記載の一部を引用した御礼とあった。確かに載っている。読んでくれている人はやはり御同業なのかとわかっていたことが改めてわかった次第である。

どんなドラマの内容なのか知らないが山崎晃嗣はタダの地上波ドラマを見て納得できるほど簡単ではない。というかつまらなくはない。この際、上記出版物を手にとって読まれたらいかがであろう。何にせよ出版界にとっては良い結果を生む。

なんて視聴者に期待しているようなそぶりをみせたが実のところ全然である。当ブログとしては多いアクセス数を記録したもののコメントもトラバもゼロという実態があるからだ。
要するにドラマで面白そうだから調べてみようとグーグル検索をかけたら最初の方に私の記事が引っかかるのでクリックしてみた。そうしたら長たらしくてねちっこくてディープな文章がダラダラ続いているので2・3行読んでもうやーめたってところのはずだ。アクセスしてくれた方で最後まで読んでくれたのは5人ぐらいに違いない。そういう文章を書いている自信だけはあるのだ。

アクセス数に関しては面白い話がもう1つ。実はホリエモンと同じくらいの相当な本数を私は村上世彰前「村上ファンド」代表に割いているが今日まで「村上」「村上世彰」「村上ファンド」といったキーワード検索で当ブログにアクセスする人がほとんどいない。その点でアクセスが途切れない「堀江貴文」と対照的である。ホリエモンどころか「山崎晃嗣」「山崎」にも遠く及ばない。
村上某よ。あなたは要するにその程度なのだ。好き嫌い以前に関心も持たれていないのだ。私の小さなこのブログでさえわかってしまったのだよ。もう消えなさいという助言以前に世間の耳目は事件の当事者になっている最中でさえホリエモンの比でなかった。ずっと前に死んだ山崎にも及ばない。なぜか。たぶんドラマもロマンもあなたから感じないからだ。(編集長)

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コメント

「誰も見ないはずだ」がモットーなんですか?(笑)
私のオフィスでは、このブログ大人気ですよ。
なかでも、一番上の先輩は編集長の大ファンで、
この間は「機会があったら、一緒に仕事したいかも?」
と言っていました。
(おいおい!転職ですか?今の仕事はどうする?)
そんな訳で、求人募集の際にはご一報いただけると幸いです(笑)
私個人としては「駅名がおかしい」シリーズが好きです。
駅名のことなんて考えたことなかったですから。
駅名ではありませんが、オランダには「スケベニンゲン」という
地名があるんですよ。ご存知でしたか?

投稿: 青山三保 | 2006年7月 4日 (火) 00時41分

>私のオフィスでは、このブログ大人気ですよ。

ちょっと耳を疑うコメントですが素直に嬉しいです。
「スケベニンゲン」は知ってました。一度聞いたら覚えちゃいますよね。
駅名シリーズはまた取り上げる予定です。乞う御期待!

投稿: 編集部 | 2006年7月 4日 (火) 19時17分

ご返信ありがとうございました。
これからも人柄溢れる?文章をネットの向こう側から
楽しみにしています。

追伸:いつか編集長バージョンのフィギュアも載せて
  下さいね。

東京OLより

投稿: 青山三保 | 2006年7月 5日 (水) 01時00分

恥ずかしながら、私もドラマを見てからこちらに御邪魔した「テロリスト」の一人です。
それまではこの事件の存在すら知りませんでしたので、只で勉強させて頂き感謝しております。
「最後まで読んでくれたのは5人ぐらい」な訳は無いでしょうから、僭越ながらお礼代わりのコメントを。
追伸:「記録」と「18歳で愛する彼をがんで失った女の子のその後」は購入させて頂きます。

投稿: あと3人以上! | 2006年7月 8日 (土) 05時20分

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