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2006年4月 4日 (火)

民主党に茫然自失

突然お休みしていて申し訳ありません。

仕事が詰まっていたことも大きいのだが、やはり民主党の前原誠司代表辞任にともなう執行部の総退陣と永田寿康議員の辞職のショックが隠せなかった。正直言って何もかもバカらしくなった。
このバカバカしさがまた幾重にもあるのが深刻で自分で整理がつかなかったのだ。順を追っていくと以下のようになる。

1)自民党なかんずく小泉政権は引きずり下ろさなければならない。どこから何を考えてもこの答えは正しいとしか思えない。しかし辞めたのは小泉政権でなく野党第1党の執行部だ

2)私は民主党支持である。理由は「支持政党なし」などと無責任をいえる年齢ではないし1)の目標を達成するには民主支持しかあり得ないからだ。だが民主党の政策は支持できない。という以前に民主党の政策がわからない。わけても前原代表のめざす方向が意味不明。それでも支持してきたのに汚い言い方をすれば勝手に辞めやがった

3)前原代表は同学齢だった。政界ではどうやら中堅・若手に属するらしい。
だから前原代表のことは感覚的には嫌いなタイプだったにも関わらず、要するに同じクラスにいたら絶対にケンカしていたタイプであるにも関わらず、だから必ず失敗すると確信しつつも、同学齢の象徴として見守ってきたのだが最悪な形で予想通りに失敗して我が世代はまだ若くて役立たずのレッテルを貼られつつある

4)永田寿康議員は国会の役職辞任ではなくて辞職である。院内の発言で辞職するのは表現の自由を犯す悪例になると何度も書いたのに辞めた。辞めさせられた。永田議員個人への応援ではなく表現の自由を守る1点において反対していたのに辞めた。
そしてその点を問題視する声がまったく上がらない。ということは私は間違っているのか。だが何度反すうしても自分の誤りが見出せない

5)3月31日というタイミングでの総退陣と議員辞職は明らかに4月4日に予定されていたガセメール記者の喚問つぶしである。つぶしにかかったのが民主党というのが切ない。
ガセメール記者に議院証言法に基づく喚問を受けさせたくなかった理由は何か。それは1つしかない。そうであれば、否そうであればなお「民主」を党名にいただく政党ならば身を切る覚悟でガセメール記者にしゃべらせるべきだった。
それを逃げた。そして自民党は逃がしてやった。これで民主党が分裂やら解党やらが防げるというならば必要性のない政党である。それでも民主党が野党第1党であり他の野党が遠く及ばない勢力であり続ける以上は私は民主支持を変えることができない

昨年の自民圧勝以降の日本は自民の失点続きだった。いわゆる4点セットに加えて日本歯科医師連盟の献金事件での一審判決は元首相の疑惑と検察の誤りという致命的な内容だった。本来ならば何人もの大臣の首が飛び、ガセメール記者の代わりに元首相が喚問され、政権は大揺れになっていたはずだ。べきだ。
なのに4点セットに比べてはるかにどうでもいいガセメール問題が話題の中心に居座り、大揺れなのは政権ではなく野党で、飛んだクビは大臣や首相ではなく野党党首。メチャクチャではないか。倒錯している何もかも。

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コメント

永田議員が結果的に議員の職を失うのは喜ばしいことです。今回の件での嗤うべき失敗をいっているのではありません。過去の懲罰に関してのテレビ報道で
 「こんなことで日本の民主主義はどうなるんだ」と涙流しながらカメラに向かって演技?しているのをみたからです。役者なら三流,本気なら恐るべき単細胞。状況が変われば「非国民」と大声を上げるような人物としか思えません。中曽根よりもっと嫌いな小泉ですが,メール民主党ではさすがに投票できません。
 民主党が悪いのか,岡田民主党を惨敗させた日本国民が悪いのか,ため息ばかりの鬱状態です。

投稿: suzuki | 2006年4月 4日 (火) 09時31分

永田議員の辞職と表現の自由について。
一般的には永田議員の辞職は、「発言への責任」そのものではなく、その後のあまりにもひどい対応に対する責任、として受け止められているのではないでしょうか。
早々に、「間違いでした」と発言を撤回していれば辞職うんぬんということにはならなかったでしょう。しかしある程度事態がこじれてきた段階で辞職が当然だという空気になってきた。とすればこの変化が生じた期間に、永田議員辞職をもたらした何かがあるということになり、それは「表現」ではなく、「表現のあとの対応」だということになると思います。
くどくど失礼しました。

投稿: voleurknkn | 2006年4月 7日 (金) 17時52分

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