WBCでアメリカが負けた理由
野球の国・地域別対抗戦「ワールドベースボールクラシック(WBC)」の2次リーグで母国アメリカがまさかの敗退を喫した。
もともとWBCはアメリカが勝つように仕組まれていた。開催国はホーム。審判はメジャー傘下の3Aから。しかも身びいきのイカサマ野郎まで仕込ませる。日程もアメリカに都合よく設定。
バリバリの大リーガーのスタメンクラスがそろう国・地域と2次リーグでまさかの負けを食らえば国威に関わるキューバを自国とは別の2組に入れた。もちろんチームに腕利きをそれえてもある。
ちょっと待てよ。もしかしてこれが、つまり何もかもアメリカ有利の仕掛けがまずかったんじゃないの? だってこの設定で待ち受けるのはハリウッドではヒーローではなくヒールの役回りでしょう。
アメリカはいつもヒーロー気分で戦う。戦争吹っかける時も何だかだのヒールをこしらえて「よい戦争」を演出する。でもWBCでは逆だった。自分の豪邸で細工をあちこちに用意して葉巻ふかして取り巻きとともに待ちかまえる大男・・・・ってのはヒール以外のなにものでもあるまい。
反対に徒手空拳で悪役の豪邸に乗り込んでいくヒーローの役割に回ったのが韓国である。「スーパースターか兵隊か」という過酷な運命を背負っている点や多分アメリカ(ヒール)が最も無警戒だったという点などヒーローにふさわしい条件が偶然そろってしまった。
それにしても韓国は強い。私は野球にせよサッカーにせよ、団体競技で日本が韓国に勝ったという例をほとんど知らない。逆ならば今回も含めてしばしば目撃している。韓国は団結すると強いのだ。そのさまをみるたびに、いつもいつも不思議に思うことがある。これほど強い朝鮮民族が何で「日帝35年」の憂き目に遭ったのかと。
日本が支配されたのではなく日本に支配されたのだよ。きっと李朝末期というのは朝鮮史のなかでも1・2を争うほど国力が低下していたに違いない。人口減少社会に突入して成長が陰っている日本人も李朝末期は大切な研究材料かもしれない。
国内リーグの充実度ではトップ級の日米がスーパースターを集めて戦ったのに一方が2次敗退で日本だって滑り込みの4強というザマはなぜ発生したのか。試合を見た印象ではオールスターゲームのような豪華だが急造チーム特有のぎこちなさを感じる。
野球は団体競技のなかでも賭博性が高い。理由は
1)他のあらゆる球技に比べても投手という1つのポジションが勝敗を決する割合が飛び抜けて高い
2)3連打でも1点も入らない可能性がある一方で一振りで4点入ってしまうこともある
などだ。だからチームはいかなる時でも対応できるよう長く一緒にいるメンバーで構成した方が本当はいい。むろん強いチームが前提なので今回だったら日本一のロッテ球団の選手と監督を軸に足らざる戦力のみを都市対抗野球の補強選手制度のように他球団から借り受けるというのが私の考えるベストの方法なのだがいかがだろうか。
大変皮肉なことにアメリカの威容を見せつけるための大会だったWBCの4強は実に奇妙なメンバーとなった。まずアメリカが敗退している。その上で歯牙にもかけぬはずだった韓国、先の大戦で敵国だった日本、West Side StoryではSharksを構成して"America"を歌う側のプエルトリコ、そして政治的に敵対するキューバである。客は入るのかな。
| 固定リンク
「スポーツ」カテゴリの記事
- 「ガチ」だと力士が死にますって……(2011.02.19)
- 朝青龍明徳と大達羽左衛門(2010.03.24)
- 朝青龍のガッツポーズいいじゃないか(2009.09.30)
- 三沢光晴とガチンコ勝負(2009.06.18)
- WBCにセパレートウェイズはどうよ(2009.03.25)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント