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2005年11月17日 (木)

戦慄のベタ記事-民主党大丈夫?-

朝日新聞05年11月16日付朝刊「政治・総合」面のベタ記事によると

「民主党は15日の常任幹事会で、党の広報・メディア戦略を一元化して強化する『広報戦略本部』の新設」

に動き出したという。「総選挙の大敗を踏まえた措置」で「来月16、17日両日」に開く「定期党大会」で「正式決定」するそうな。

私は心底驚き、あきれ、かつ慄然とした。

このブログをずっと読んで下さっている人は私のこの感情の発露を聞いてニヤリとなさるであろう。もっともそんな奇特な方は世界で5人ぐらいしかいらっしゃらないだろうから改めて紹介させていただくと8月10日と28日および翌日の記事である。もしよかったら読んでみて下さい。
この時の取材で民主党は絶対にダメだと痛感した。これで選挙に勝ったら奇跡であると。自民大勝を首相自らは「奇跡」と呼んだが9.11で民主が勝ったとしても私にとっては奇跡であった。どちらかというと後者の方が驚いたに違いない。それほど民主党の態度には腹が立った。

このベタ記事で死ぬほど感じた点がいくつかある。

①党の広報・メディア戦略を一元化していなかった
一元化も何も最初から一元化しているもんだろう普通。大きな組織の関係者に尋ねると誰もがたいてい「広報を通してくれ」という。それはそれで問題だが一元化が組織に都合のいいのは明らかだ。
何しろ代表も前代表も郵便物ではコンタクトできず、党の広報機能を担う様子であった「役員」とかいう人はもう(再び書く気もしない。すいませんが過去の記事を読んで下さい)・・・・。
あれは一元化していなかったのか。ということは民主党の広報は多元化していたのか。なるほどそれならわかる。代表が党の看板として打ち出した言葉が「役員」(だいたい「役員」って何?)が説明しないという事態が起きた理由もね。

②「広報戦略本部」とは何だ
ただし小誌が聞いたのは「広報・メディア戦略」などという大げさなことではなかった。繰り返すが代表の掲げた看板の説明である。小誌は『記録』という名のタイトルである。なぜ『記録』というタイトルを付けたのですかという質問をされたのと同じである。それを答えられなかったか答えなかったのだ。
単に「広報」といわずに「広報戦略本部」と大仰に構えるところが気になる。何だか「政権準備政党」に近いメンタリティーがありませんか?
「戦略」とは具体的に何をさすのか。その下には戦術や戦法があるはずだが「広報戦法」「広報戦術」をイメージしての「戦略」なのか。だいたい戦術・戦法が何かもわからん。この質問を「広報戦略本部」が正式に出来たら真っ先にしてみよう。結果はどうなるかって? そりゃあもう・・・・そうなる予感。何なら読者諸賢も試してみたらいかがですか。電話一本ですから。

③総選挙の大敗を踏まえた措置って本当?
遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い。大敗するずっと前から菅直人事務所のポストから郵便物はあふれ返っていたのだ。
小誌に取材を拒否した時点で「回りきれていない」のは明らかだった。松下政経塾では遅くてもいいのかも知れぬが政党はスピードも大切でしょう。「あの○○」と呼ばれていた武部勤幹事長でさえ刺客を何日でそろえたか数えてみた?
11月15日は「総選挙の大敗」から数えて2ヶ月を越えている。誰でもできる引き算だ。「一元化」なんて1日もあれば出来るでしょう。一元化しているものを分けるのは大変だろうけど。
しかもさらに1ヶ月後の「定期党大会」で「正式決定」するのそうだ。決定後もいろいろあるから正式に動き出すのは来年になる可能性が高い。それまで多元化でいくわけか。
だいたい「総選挙の大敗」という大事件を「踏まえた措置」を「定期」の「大会」まで先延ばしする神経がわからん。

といろいろ噛みついた。ただ9月12日の記事にも書いたが私は民主党に頑張ってもらいたい側にいる。何といったって自民はバツなのだ。それに対抗できる勢力は「大敗」したとはいえ民主党しかない。零細企業主の私からみると負けてなお鷹揚に構えているような気がしてならないのだ。公党にこうした書きようをするのは僭越かつ失礼だと感じる慎みぐらいはもっているつもりだけれども激しい言葉を吐かないとわかってもらえそうもない不安が拭えない。
取材を拒否されて怒っているのに応援している竹中直人の芸みたいな醜態をさらしてさえも私はこんな記事を書いている。頼むよ民主党。あなた方は今、大ピンチなんですよ。巨大化したライオンに襲われつつあるのですよ。いやすでに襲われているのですよ。

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