国旗・国歌論争最終解決案
国旗「日の丸」掲揚と国歌「君が代」斉唱を拒否した教職員が罰せられるとか「不当だ」と反論するとか児童・生徒にも強要するのはおかしいとか当然とか・・・・。もうそんな話は止めようよ。当の児童・生徒の教育や情操には何の役にも立たないんだから。
まず国旗・国家法が成立した以上は「日の丸」「君が代」がそうであるという点を争う余地は消えた。強要しないとの付帯決議など屁のようなものだ。条文に入れられなかった時点で敗北である。
私の考えは国旗掲揚と国歌斉唱は学校行事などにあってもいいが拒否する権利も認めるべきという朝日新聞あたりの意見と基本的には同じである。だが朝日と一緒というのは癪なので強引に別の独自の、多分いつものように誰も賛同者がいない持論を構築する。
日の丸はデザインが美しいので認めるが君が代はダサいので取り替える
どうだこれで。
日の丸がデザインとして優れているのは論争の余地さえあるまい。他の国のどれと比べてもひときわ目立つ。4色オフセットの世界で最も目立つ色は金だが次はキンアカである。Y100M100という指定になるが日の丸の赤はそれに近い。
地は金かキンアカを採らなければ墨(BK100)か紙の地色すなわち白が最も強い。キンアカでマルをデザインした時の地色にBK100を用いるのはナンセンスだから白がベストの組み合わせだ。最高のデザインである。どこの国かわからない三色旗か(私は創価学会の三色旗との区別さえできない)地域の旗をごちゃ混ぜにしたユニオンジャックよりずっといい。インパクトの強さで拮抗するのはリビアの国旗ぐらいであろう。
だから日の丸は国旗でいい。絵画やデザイン、アニメなどの分野で突出したセンスを持つ日本国民の精華である。日の丸に侵略に対する血塗られたイメージがあるだの、だったらユニオンジャックや星条旗はどうよなどといった属性の論議はどうでもよろしい。侵略の歴史も背負い込んだ上で美しいデザインを掲げるのだ。これもまた過去に対する責任の取り方であろう。
一方の国歌。こりゃダサいな。日本のデザイナーやアニメが世界に通じているのに対してポップスはまったく足下にも及ばない。あるロックギタリストを取材した時に「日本人はどうして開演から総立ちするのか。それも不思議だがもっと不気味なのは観客が一定の間隔でする手拍子である。あの音感は何か」と聞かれて実際に真似をされた。私はとっさに「それは南無阿弥陀仏でしょう」と答えた。音楽は日本人の苦手とする分野なのだ。
それでも君が代の曲の方はまあ許せる。間は抜けているがスポーツの国際試合の直前にあの曲を相手選手に聞かせれば相当のダメージ(ダウナーにする)を与えられよう。ただ歌詞は我慢がならない。言っておくが「君が代」の「君」が天皇制を意味するかどうかなどという高尚なことを指してはいない。歌詞全体の非科学性である。
いったいに日本は科学技術立国である。その国が砂がだんだん岩になるなどという歌詞を「苔のむすまで」などと歌い上げるは恥とは思わんか。右翼よ。この歌詞では天皇制は非科学の極致だという証明になるのだが、それでいいのか。
歌詞の問題は日本に限らずあるようだ。例えばドイツ国歌は以下のようである。
【1番】
ドイツ、ドイツ、すべてを超えたドイツ、
世界のすべてを超えたドイツ、
マース川からメーメル川まで
エッチ川からベルト海峡まで、
守りを固めて、つねに兄弟のようにひとつになれば――
ドイツ、ドイツ、すべてを超えたドイツ、
世界のすべてを超えたドイツ!
おいおいまずいぜ。何といっても今の版図と違っている
【2番】
ドイツの女、ドイツの誠、ドイツのワイン、ドイツの歌は、
昔のままの美しい響きを世界に伝え、
われら、生きるかぎり、
われらを気高い行為へと励ますだろう――
ドイツの女、ドイツの誠、ドイツのワイン、ドイツの歌!
意味不明の上にナンセンスである
【3番】
祖国ドイツのための
統一と権利と自由!
われらみな、それを求めて励もう、
兄弟のように、身も心もささげて!
統一と権利と自由は
幸せのいしずえ――
花ひらけ、この幸せの輝くなかで、
花ひらけ、祖国ドイツ
まあこれはいいでしょうね。
フランスのラ・マルセイエーズは広く知られているように革命歌である故の過激性が当のフランスで問題となっている
立て祖国の子らよ栄えある日は今来た
我らに向かって圧政の血なまぐさい旗が掲げられる
聞こえるだろう野に山に
敵兵どもの吠えわめく声が
彼らはすでに
我らの身に迫り我れと我が家族を狙っている
武器を取れ市民達よ
隊伍を組め
進め進め
汚れた血で
我らの田畑を潤せ
フランス語がわからなければ何を言っているかわからないからいいがフランス人は母国語だから痛いほどわかる(当たり前だが)。いくら革命歌とわかっていても子どもに教えるのは躊躇があって当然だ。
そこで結論である。
国旗「日の丸」はデザインが美しいから尊重する。掲揚もじっと見守る。侵略の歴史があったにせよ、それをも背負う。国歌「君が代」は歌詞がバカげているので曲は聞くが歌うのは止める。同様の問題はドイツやフランスも抱えているので問題はない。
ところで本心は国旗掲揚と国歌斉唱には反対の朝日人よ。お宅の社旗はいいのかね。
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 画廊誕生100周年記念大賞展開催(2010.08.14)
- マイケルジャクソンは早死にだったのか(2009.07.15)
- 初笑い洋楽おバカなプロモーションビデオ(2009.01.14)
- マスコミ総崩れ(2008.12.10)
- キャロルキングの「マイ・リビングルーム」コンサート(2008.12.03)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント
今現在あなたの記事(読める範囲で)を読ませてもらった。
詳しくは長くなるので言わないが、
あなたの考え方には共感できる部分が多い。
(もちろん、全部ではない)
これからも自分の考えを大切にして表明していって欲しい。
共感できるできないに関わらず、
自らを磨く上での参考にさせていただく。
頑張ってください。
投稿: Asta | 2005年11月13日 (日) 07時57分
いや、実際に、「さざれ石の巌と」なるそうですよ。
細かな石が炭酸カルシウムなどの塩類で固まって岩になったものを「さざれ石」と呼ぶそうで。
岩にさえなれば苔も生そうというもので。
投稿: zero | 2005年12月10日 (土) 06時56分