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2005年8月26日 (金)

小泉に勝つ方法

小泉首相を許せないのは彼がマインドコントロールを仕掛けてくるからだ。端的にいえば

問題 郵政民営化について以下の2つの選択肢から正解を選べ

  ①賛成 ②反対

で終わり。このテストは国権の最高機関を最長で4年間担うものでありながら問題を1問に絞り込む。
もっともそのこと自体は許してもいい。郵政民営化がそれだけの価値を持つと首相が考えているならばやむを得ない。がまんならないのは①が正解だと最初から教えておいた上で試験(投票)に誘う点だ。「①を選べば100点満点だよ」と。
大半の人は児童・生徒・学生時代を通して100点満点を取れたテストは数少ない。卒業して社会人になっても仕事の評価は100点満点に遠く及ばない。そこに行政府の長が100点満点のチャンスをくれた。

より深刻なのは①にマルをする行為自体は強制されていない点だ。選挙民は表面的には自発的に投票所に足を運び自分の判断で①にマルをして帰っていく。すべて自分の判断で選んだようにみせかけて実はイカサマが仕込んである。マインドコントロールでなくて何なの。

民主党の戦術は例によって拙劣だ。当初「もっと大事なことがある」と問題数を増やすと宣言した。受験生はブーイングである。そこで郵政にも触れ始めたが「選択肢から『③その他』を選べ」というもの。そんなテストはみたことないよと○×式に慣れ親しんでいる国民はピンとこない。

今回の選挙が郵政民営化法案の是非を問う解散に基づいているのは疑いない。それが通れば解散しない。否決されれば解散すると解散権を事実上掌握している首相が事前に明言してその通りにしたからだ。しかも反対に回った与党自民党の前議員を全員公認せず対抗馬を立てた。単に数合わせをしたければ絶対にやりっこない選択である。それを国民は知っている。だから問題が1問しかないのはやむを得ない。
まったく聞こえてこないのは「反対」の理由である。「その他」の理由でもいい。

ポイントになるのは「郵政民営化賛成」ならば改革が一歩でも進むという小泉側のアドバンテージである。「反対」「その他」の側は改革を鈍らせる抵抗勢力だという図式である。「非国民」時代から日本人が好む対決構図だ。だったら「反対」「その他」の方が改革につながり「賛成」する者こそ抵抗勢力だと訴えるわかりやすい根拠がほしい。「首相の土俵に乗らない」なんて言ってはいられない。売られたケンカも買えないようでは民主党に政権を取る資格はない。

それが難しければ1つだけ別の問題にすり替える方法がある。それは小泉政権の好き嫌いを問うという方法だ。具体的にはなぜ民主党は公明党批判や小泉首相の人格攻撃をしないのか不思議でならない。

自民党と連立を組む公明党は日本共産党とともに好き嫌いが明白に分かれる「拒否度」も高い政党だ。理屈抜きで好きな人と嫌いな人がいる。後者に訴えかけない理由がわからない。菅直人前代表がやり始めたが岡田体制になって沙汰やみになった。将来の連立相手としてアテにしているのか。だとしたら選挙をする前に負けである。だって自民の方は仲間でさえ切り捨てているのだから。「公明とも共産とも組まない」というのは大きなアドバンテージなのになあ。

人格攻撃をしない理由もわからない。うってつけの人物がいるではないか。「横須賀のアンちゃん」「一種のサーカス。帽子からハトを出し、口から火を噴いたりする大道芸人」と一人人格攻撃を行ってヤンヤの喝さいを浴びている田中真紀子前衆議院議員である。他のことはともかく小泉の口先とタイマン張れる口の持ち主は彼女しかあるまい。
ところが真紀子氏は無所属で民主党に所属していない。公職選挙法の規定によって選挙報道は各党が公正になるように時間が配分されるから公示以降は「民主党の時間」が必ずある。だから真紀子氏を副代表でも代表代行でも何でもいいから代表に次ぐ地位を用意して迎えればいい。岡田代表は戸別訪問などバックアップに回ってNO.2の位置に着いた真紀子氏に散々街頭演説してもらえば「民主党の時間」で必ず紹介される。
それで勝ったら真紀子氏を重要閣僚に処遇しなければなるまい。だからどうよと二の足を踏む向きもあるようだが民主党にはこの「逆杞憂」ともいうべき妙な取り越し苦労癖がある。ゴタゴタ言う前に実際に勝ってみろよ。

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