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2005年7月19日 (火)

道路公団は民営化でも生ぬるい

ここでの批判は先の中途半端な道路公団民営化についてではない。仮に非常に厳密な民営化を成し遂げたとしても国民のためにはならないということを声を大にしていいたい。公益を考えるならば答えは「公団を解体して道路をタダにする」しかない。何でこんな当たり前のことを皆は叫ばないのか不思議でならない。

首都高速道路の相次ぐ値上げに激怒して「500円通行」をたった1人で始めた和合秀典さんを取材したのは1987年だから既に20年近く前である。彼は当時一介の毎日新聞浦和支局記者に過ぎなかった私に滔々と弁じ立てた。「道路は本来はタダなんだ」と。

彼の運動は翌年1月の夕刊社会面に紹介できた。すでにその頃から有料高速道路の無駄づかい体質や子会社・孫会社への天下りなどは明らかになっていた。有料であるために輸送コストが高くついて日本全体の高コスト体質につながっているのも明らかであった。しかも公団は償還期限、つまり無料にすると満天下に公言した刻限が来ても守らずにズルズルと有料化を続けて今日に至っている。
ある会社が社員の動機付けのために給料をはずむならばいい。有料道路料金は何のインセンティヴにもならず、民営化してもせいぜい有料道路会社が潤う(その可能性もゼロに近いが)程度であろう。無料開放して物流コストを下げればどれだけ経済活性化に効果があることか。

和合さんの戦いはしばしば「お上を恐れぬはぐれ者」のような扱いを受けて紹介した張本人の一人である私は憤激している。彼の話によるといつぞやテレビ出演した時に猪瀬直樹さんから「私が和合さんを(テレビ局に)紹介したんだよ」とささやかれたそうだ(なおこの点は猪瀬さんには確認を取っていないので間違いであったら猪瀬さんには深くお詫びする)。だが道路公団民営化の過程で猪瀬さんは大きな位置を占めていながら民主党の出した「無料化案」(これも完全無料化には実に不十分な内容だったが)を実現性に欠けるとみなしていた。確かにあの時点での猪瀬さんの立場ではその判断もやむを得ない。
しかし、である。そもそも道路を遮ってカネを取るという行為は法の名前で明らかなように「特別措置」のはずである。

で、最後に和合さんが主催しているHPのURLを紹介しようとしたら何故か開かない。何かあったのか。後で電話してみることにしよう

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